路上にて…

路上にて…

2006/04/19
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カテゴリ: 浜田省吾
過去18回の浜省LIVEに行っていますが、本編またはアンコールの最後の2曲でお気に
入りがあります。

ON THE ROAD 91 “詩人の鐘” → “僕と彼女と週末に”
この年は当時イラクの大統領だったフセインとアメリカの大統領パパブッシュ主導で
多国籍軍と湾岸戦争がありまた。
“詩人の鐘”も“僕と彼女と週末に”も『反戦』が込められていて、実にタイムリー
な選曲だと思いました。

“詩人の鐘”は“誰がために鐘は鳴る”に収録された1990年代前半の世相を反映して
か、将来に不安を感じさせる曲です。

「何もかなった。」
訳で日本中を不安のどん底に陥れる原因となった、ホラ吹き五島勉氏は今、どこで何
をしているのでしょうかねぇ…。
詞だけを読むとブルーになりますが楽曲自体テンポが良いので作品的には好きな曲で
す。
“僕と彼女と週末に”は“詩人の鐘”よりも個人的な内容を歌っているのですが、こ
の曲の間奏は好きです。
ON THE ROAD 91ではこの間奏の時に、地球のホログラムが映ってスケールの大きさに
圧倒されたのを今でも憶えています。
この2曲を俯瞰で撮影しているのならDVD化して貰いたいです。

ON THE ROAD 96“A place in the sun” → “青空のゆくえ”

“A place in the sun”はスティービー・ワンダー初期の頃の名曲です。
福岡の海の中道、横浜の横浜スタジアムや、静岡の渚園の野外LIVEのテーマ曲になっ
ている曲ですが、LD(発売当時)を観ると“路地裏の少年”の前にアカペラのスロー
テンポで歌っていた物ではなく、オリジナルの曲調で歌われているものです。
いい感じで盛り上がったLIVEをクール・ダウンしながら最終曲前の曲としては素晴ら

“青空のゆくえ”は大人の恋についてですが、その曲の中にうっすら見え隠れする強
い意志の様な物を感じて、当時おつきあいしている彼女もいなくて慰められた気がし
ます。
演奏終了後、スクリーンに“青空の扉”のジャケットが映った時はジ~ンと感動しな
がら会場をあとしにました。
このツアーでは東京と横浜の2回ずつ行きましたがこのラストは何度観ても感動した
のを憶えています。

ON THE ROAD 2005“家路” → “日はまた昇る”
これはつい最近のツアーでの本編ラストで演奏されました。
“家路”は1999年の立川市の昭和記念公園で行われた野外LIVE
“LET SUMMER NIGHT ROCK 99”で演奏された曲です。
学生時代に聴きまくった曲で、落ち込んだ時に聴くと何とか頑張れる曲です。
LIVEではこの立川野外がはじめてで、LIVEもクライマックスで演奏され、ウルウルし
ちゃいました。
どんな苦境になっても目的地に向かって辿り着きたいと言う意志を示し、その次の曲
である“日はまた昇る”で遮二無二歩んだ道を振り返り、その後の歩む意志を示す事
でこの2曲は歌の主人公が同じ気がして、今昔的に互いの之作品を補完し合う形に感
じられ、現在浜省の作品で一番のお気に入りの組合せです。


僕にとって長渕は『心の傷薬』と言う言葉がピッタリ来て、浜省は『心の風邪薬』が
ピッタリ来る気がします。
その違いを聴かれると、歌詞の内容が外用薬向けなのか、内服薬向けなのか極めて個
人的な主観で決めてるので論理的な根拠はありません…。
まぁ、僕にとっての神々である事には変わりありません。





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Last updated  2006/04/19 09:57:17 PM
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