路上にて…

路上にて…

2008/01/11
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衆議院での再議決が行使されました。

憲法第58条の規定に基づく国会運営のルールを行使しただけだから、与党の主張
通り『ノープロブレム』ですが、あそこまで焦って(強行)再議決しなくても良
い気がします。
※「国際貢献のため一刻の猶予もならない!」って事情も解る気がしますが、多
 くの国民は僕も含め完璧に理解している訳ではありません。

参議院否決直後に衆議院再議決は、いくらねじれ国会でも参議院の立場がない気
がします。

これでは両院制の根幹を揺るがしかねない気がします。


議院の方が『民意』に近いって事で、あらゆる事で優越が認められていますが参
議院だって公選により選ばれた人が国会議員なんだから、今回の再議決は最終的
にやむを得ないとしても段取り的には間違っていた気がします。

この国会の直近の選挙(民意)は参議院だから、参議院に対しての『仁義』を通
さなければ、
「参議院を蔑ろにした!!!」
と思われても仕方がないと思います。

自民vs民主で互いに憎み合っている構図は明かですが、両院独立の原則により参
議院否決(意志)を尊重して、まどろっこしいですが形の上でも両院協議会を開
催して参議院を立てつつ、翌日辺りに衆議院再議決の手続きに進むべきだったの
ではないかと思います。


になる前に与党が乱発した、『強行採決』の最悪版と言えるのではと思います。

新テロ法案是非に付いては言及しませんが、手続きを端折り過ぎると与党にとっ
て命取りになるかも知れません…。
※政権交代と言う緊張感でよりよい政治を進めて欲しいだけで、別に与党支持派
 ではありませんし、民主党支持派でもありません。


揚げ足取り大会ではなく、内容本位の真なる審議を尽くして欲しかっただけなの
に、法案に付いての議論がまるで見えてきません。

ニュースは各局の都合の良いところを端折るし、国会中継なんかは勤め人に見る
のは物理的に不可能です。

新聞で掲載される内容にも限界あるし、それを読むのも物理的に不可能なので国
民にその負担を強いるのは、国会議員の怠慢と言わざるを得ない気がします。

国会議員の方々は地元では『先生』(先生と呼ばれるほどの資格があるかは甚だ
疑問あり!!)などと呼ばれているんだから、堅っ苦しく面白くない国会を、解り
易く引きつけられる様な『魅せる』国会にする努力をして欲しいものです。

この国の行く末に関する大事な事だからこそ、発信する側(政府や国会)が知ら
なければならない側(国民)に知らせる『責任』があると思います。

現状の衆議院の勢力でかつ、参議院で野党過半数のねじれ状況では、これからも
(任期満了なら最大2009年9月まで)衆議院の再議決はあるかも知れません。

与党は主権者たる国民の反感を買わない手続きをする努力が必要だし、野党は与
党の横暴を国民に知らしめる努力が必要だと思います。

そろそろお互いに揚げ足の取り合いなんて、時間をムダに浪費する子供の喧嘩の
様な国会運営は改めて欲しいものです。





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Last updated  2008/01/13 09:39:50 PM
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