バットを振る音
グラブに入ったボール
グランドに響く高い声
「三振。」
ねじれた体を
立て直して
ベンチにさがる。
汗が日の光とまじって
まぶしく見えた。
バットを振る音
スタンドに入ったボール
グランドを速足で回る。
微笑んだ白い歯の向こうから
勝利が見えた。
次は中二の時に書いた詩。
当時国語で習い始めた古語を入れてみたり、五七調にしたりしているけれど、
今読むと文法的に間違っている箇所もあって恥ずかしいです。
題材は赤穂浪士。
この年にテレビ東京の『大忠臣蔵』というドラマを見て、
大石主税が自分と同じ年齢だったことを知りショックを受けて書きました。
本当は数えだから年下なんだけどね。
主税の母(大石内蔵助の妻)の立場で書いた作品で、気に入っています。
これも学校の詩集に載せたもの。
夜を告げる鐘が響いて主税は刀を握りました
師走中旬 積雪の晩
それは仇討ちなるものでしたかたきの頸(くび)は流れる鮮血
見とる主税は十四でした
赤穂の義士は四十七
翌年割腹なりました何故十五の若くして
主税は逝かねばならぬのですか
たくましき武士に育てしや
母御理玖は申しました泉池庭園そぞろ歩いた
夫(せ)に吾子(あこ)はいつのお帰りに
最期のはかなき鐘が響いて主税はもういないのです