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27日から泊まりに来ているまさよ夫妻とやっと会えました。トラステヴェレのMARMIにピッツァを食べに行きました。わたしはまだ調子が戻っていなくて米サラダだったんですけどね。2人とも元気そうです。
2005年03月30日
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イースター休みだというのにまだベッドの上。おとといなんぞイースターその日、各家庭ではおいしい料理を食べていたでしょうに、わたしは何も食えずじまいでした。おかげでだいぶたまっていた本を読んだり、DVDを見たりできました。おとといの夜は時々訳も分からず何気なく付けっ放しにしているフランスのチャンネルで『ベスト・フレンズ・ウエディング』をやっていたので見ました。ルパート・エヴェレット、美しすぎて倒れちゃう。なで肩なのと女性を愛してくれないのはちょっと残念だけど。確かむちと渋公で生ルパ見ましたね!豆粒のようでした。『ベスト・フレンズ・ウエディング』はキャメロン・ディアスがかわいくって大好きな映画です。ルパート・エヴェレットが“I Say A Little Prayer”を歌い始めて、それにつられて家族みんなで歌うシーンが大好きです。朝(というか昼)起きるとTVで『ティン・カップ』というちょっと昔のケヴィン・コスナーのB級ゴルフ映画をやっていたのでボーッと見ていたら、こいついい男じゃんと思い始めて、ついついこの間買った『アンタッチャブル』のDVDを引っばりだしました。『アンタッチャブル』も何度見てもいいです。この映画はもちろんオスカーを取ったショーン・コネリーもいいのですが、何といってもアンディ・ガルシア。いやー濃い!基本的に濃いのはダメなわたしですが、アンディは許す!まだ若くてかわいいんですよ。イタリア移民の役。『オーシャンズ』シリーズではすっかり年寄り扱いになってしまいましたね。そうそう、アンディと言えば『男が女を愛する時』のメグ・ライアン演じるアル中の奥さんを更生させるパイロットの夫役。サイコーでした。『ゴッドファーザー3』も懐かしいです。マミ、アンディ・ガルシアの魅力を語る、でした。その他、『フォレスト・ガンプ』、『千と千尋の神隠し』、『着信アリ』を見ました。『フォレスト・ガンプ』と『千と千尋の神隠し』は映画史上に残る秀作です。
2005年03月29日
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まだ気分が優れなかったのですが、土曜朝は秘書チーム、わたし以外誰も出勤しないので仕方なく出勤しました。早く帰るつもりだったのにいつもの通り忙しくて結局2時過ぎまで仕事をしてあわてて帰りました。しばらく眠っていたら同居人とその彼氏にたたき起こされ、居間に連れて行かれました。なんとそこには「30」の数字のろうそくがささったケーキが!!!このまんま寝て終わっちゃうかと思いましたが、あーよかったー、さみしく終わらないで。汗びっしょりのパジャマ姿でしたが。ヌンツィア、アンドレアありがとう。昨日でこのサイトも誕生一周年を迎えました。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
2005年03月27日
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いつもなら少し残ってパソコンをさわっていくのですが、そんな気になれずすぐに帰りました。もう最悪。夜の9時ごろ床につくも背中は痛いし熱もあったようで、うなされながら寝ていたそうです。
2005年03月26日
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最近買った本です。英語屋さん~ソニー創業者・井深大に仕えた四年半(浦出善文・集英社文庫)ピストルとマヨネーズ(赤瀬川原平・中公文庫)知識人99人の死に方(荒俣宏監修・角川ソフィア文庫)檀(沢木耕太郎・新潮文庫)世に棲む日日・1~4(司馬遼太郎・文春文庫)余話として(司馬遼太郎・文春文庫)『檀』は2晩で読んじゃいました。作家檀一雄の妻ヨソ子さん(檀ふみのお母さん)の伝記小説。沢木耕太郎にヨソ子さんが乗り移ったかのようです。年末から檀ふみ氏のエッセイをいくつか読んでおり、とても興味がありました。『火宅の人』の恵子のモデル、檀一雄の不倫相手の女優入江杏子さんも手記を最近出版しています。この『檀一雄の光と影』(文藝春秋)も機会があったら読みたいです。『英語屋さん』。井深氏の通訳を青年時代に勤めた元ソニー社員のエッセイです。語学、英語に興味がある人にはおススメです。日本の中・高で教える英語は通用しない、ダメだ!と世間では言う傾向がありますけれど、この人はそれを否定しています。わたしも同感です。もちろん彼は大学受験で受験勉強をみっちりしましたし、大学時代にもサークル活動をしていて英語には人一倍触れているようですが、それでも高校までの日本の英語教育のおかげで通訳を勤め上げられた自分が存在していると述べています。わたしも中・高(特に中学)英語のおかげで今、こうして仕事で英語を使うことができています。高校では成績はよくありませんでしたが、中学で学んだことでも充分です。先生たちに感謝。『余話として』は、司馬遼太郎が小説を書く上で集めたけれど小説には書ききれなかったエピソードたちを本にしたものです。冒頭のアメリカ移民となった剣士の話からしてとてもおもしろいです。まさよ夫妻がイースター休みに来るそうです。根に持って言わせていただきますと、この夫婦の保証人はこのわたくしです。たまに電話してきて3日後にマミちゃんとこ行くからって突然言うのはやめましょう。まあ、この人の突然にはもう慣れましたが。先月のお客様、大阪の天野さんからリラグゼーション・セットを頂きました。本当に本当にありがとうございます。こんなに遠くにいるわたしをお気遣いいただいて…。しかもお客様なのだからこちらがお礼をしなければならない立場なのに…。最近頂き物をする機会が多いです。日本では「ホテルウーマンには贈り物をするべし条例」でも施行されたのでしょうか???とにもかくにもありがたく使わせて頂きます。かわいくて使うのがもったいないのですが…。この日のお弁当になんとおくらが入っていました。イタリアでも売っているのですが、みんなに聞いても存在すら知らないのです。ひとみちゃんは東洋の食品も売っているヴィットーリオ広場の市場で見付けたそうです。“OKRA”として売っていたそうです。在蘭某Sに話したところ、彼が昔住んでいたニューオリンズでは名物でオクラ・ライスにしてよく食べるんだそうです。もちろん英語でも“OKRA”。イタリア語では“ABELMOSCO”と辞書に載っていました。植物名でしょうが。
2005年03月25日
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何ヶ月も前から楽しみにしていた歌舞伎舞踊公演を観に行きました。日本文化会館などが主催し、今回はローマとラヴェンナでそれぞれ一回ずつの公演だそうです。ローマ北部の新しいコンサートホールAuditoriumのギャラリー席にひとみちゃんと座りました。はるばる日本から来た役者さんたちは日本舞踊の五條雅之助丈と歌舞伎の中村京蔵丈。はじめにおそらく歌舞伎を専門にしている大学教授と思われるイタリア人男性が歌舞伎とはなんぞやということを簡単に説明。チケットは無料ですが早くになくなったため、どうやって入手したのか知りませんが、観客のほとんどははっきり言って一見日本とは無縁そうに見えるイタリア人。もちろん日本について勉強している人たちもローマ在住日本人たちもいました。演目3つすべてが踊り、これは芝居よりはイタリア人には分かりやすいという配慮でしょう(あとで気付いたのですが、そもそも今回の催しの設定が「歌舞伎舞踊の紹介」だったのでした)。長唄「獅子の乱曲」、清元「豊後道成寺」、そして最後に舞踊「あなめ」です。立役、獅子の踊りにはユーモラスなステップやおなじみの毛をふるあのパフォーマンスがありましたし、道成寺の清姫のかわいらしい舞や衣装の引き抜きも見もの。ラストの「あなめ」は1986年初演の新しいもので在原業平が小野小町の髑髏を見付け彼女の亡霊と出会うというストーリー。わたしは日舞のことはまったく分かりませんが、音楽、照明、人物の動きなどの斬新な演出はとても興深いものでした。間には若柳吉優亮丈による実演を交えたユーモアな解説もあり、高校の時の歌舞伎鑑賞教室を思い起こさせました。音楽も録音で(歌舞伎にコレはかなりのハンデでしょう)、照明も歌舞伎座や国立劇場、南座なんかとは違うわけですし、客のノリも日本の馴染み客をそろえたそれとはまったく違うのでやりにくかったでしょうが、通路を花道に見立てて活用したり、カーテンコールを何度もやってくれたりして、ローマでも日本の役者魂は生きていました。名女形中村京蔵さんの日記にももうこの日のことがUPされています。こんなに美しい伝統芸能の生きている国が自分の国であって本当に幸せです。はからずも16、7から歌舞伎大好きなわたし。きっかけは1991年NHK大河ドラマ『太平記』で後醍醐天皇を演じた片岡孝夫(現仁左衛門)サマを見てからです。歌舞伎座通いからここ数年遠ざからざるを得ないわたしですが、勘三郎襲名や獅童人気で盛り上がっているのをちょっくら日本に帰って見てこようかなんて思っちゃいます。染五郎くんも『プライド』で見たっきりなんて邪道だし。
2005年03月22日
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土曜日、仕事を終えた昼過ぎから何かおかしいと思っていました。妙に背中が痛いのです。ただ一週間の終わりだし、パソコンをやり過ぎただけかなーと思ったのです。午後、同僚のアレックスにいつものように「カップッチーノいる?」(午後にカップッチーノを飲むイタリア人などまずいません。気持ち悪がられます。こんなのわたしだけです)と聞かれましたがどうも飲む気になれません。そのままウヅキんちへ行ってカレーを2杯、サラダと苺ティラミスまでたいらげ、みんなとしゃべりまくったのですが、まだ疲れている感じがします。いつもなら泊まっていくのですが、ちょっとおかしいのでテルミニ駅から170番の最終バスで帰りました。それでもうバタンキュー。朝11時くらいに目が覚めたものの、相変わらず体中が痛むわ頭は痛いわだるいわ、更にひどくなっているようなので、こりゃまずいわ、風邪だわと思って、『ダーリンは外国人』や『週刊文春』を読みながらベッドでウトウトしていました。週刊文春はこの間2冊ばかり、荒原さんが持ってきてくれたのです。わたしがゴシップ系女性週刊誌を好きだというのはけっこう知られている話ですが、文春もなかなかわたし好みです。日本にいては読まないものの筆頭ですが、ゴシップあり政治経済あり読み物ありで、おもしろいのです。海外在住日本人がよく読む雑誌のおそらくトップなのではないかと思うくらい何度も誰かから回ってきたりもらったりして読みました。記事は日本情勢が分かるのでもちろんおもしろいのですが、連載の中では山本一力の『にこにこ貧乏』というエッセイがダントツでよく、他にも中村うさぎ、辛酸なめ子、東海林さだおのコーナーもおもしろいし、アガワファンとしては『阿川佐和子のこの人に会いたい』での阿川氏のゲストとのやり取りはたまりません。わたしが読み終えた文春、どなたかのところへ回るだろうと思われます。そうして1時間おきにしばらく寝たり起きたりを繰り返し、3時くらいになって「薬飲まなきゃ」と思い、まず何かを食べることにしました。食べたいものとして浮かんだのが以前門叶さんに頂いた月山そば。そばは消化に悪いから風邪のときにはいけないって母が言ってたなーと思いつつも食べてしまい、パブロンを摂取しました。そしてわたしが唯一イタリアのTV番組の中で優れていると思うLicia Colo’の“Alle falde del Kilimangiaro"という毎週日曜この時間の旅行番組をつけっ放しにしながらまたウトウト。夜はたまごおじやを作って食べました。今日は仕事で、夜は数ヶ月前から楽しみにしていた歌舞伎公演、明日はヴィルナんちにお呼ばれなので早く治さなきゃなと思いつつこれを書いています。最近、日・月曜連続休みをとっていないし、ババシャツも着ずにパジャマ一枚で寝ていたから風邪をひいたのかなあと思っています。といっても季節の替わり目にいつも風邪をひく(年きっちり4回)わたしなので、先週から暖かくなってきたローマにいるのだから当然の報いなのかもしれません。
2005年03月21日
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ウヅキ家にお邪魔しました。メンバーはそらまま、そらちゃん、まちこ、クマガイくん、わたしです。献立はカレーライスでした。久々なのでとても嬉しいです。入院していたそらちゃんも元気そうで良かったです。ここんちの本棚で、先日から読みたくなっていた『ヴェニスの商人』(福田恒存訳)を発見し、頂いてきました。イースター休みの話をしていた時のクマガイくんの名言。マミ「パスクア(イースター)休みはどこ行くの?」クマ「モンテカルロ(カジノで有名なモナコ公国の都市)に行こうかなと思ってる」マミ「へえ…、就職活動?」(注*この人はシェフなのです)クマ「いいや、そういうわけじゃないけど。それか…」マミ「それか?」クマ「モンテサクロ…」モンテサクロとはウヅキ家のあるローマ北部の地名で、暗にここの家を指します。クマガイくん、入りびたってるからね…。モンテカルロの華々しさとモンテサクロ界隈のちょっと鄙びた感じの対比がなんとも言えず、かなりの名言でしょう。
2005年03月20日
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おとといに引き続いて昨日も調子に乗ってお金を使い過ぎてしまいました。まず消耗品のコンタクトレンズを買いに、バスで10分ほど離れた所にある眼鏡屋さんへ行きます。ここは他より安いので、まとめて買いたい時には多少億劫でもここまで来ます。それからホームセンターを2軒回ってリンスや生理用品などを購入。ところでイタリアってシャンプーの品揃えに比べるとリンスが全然売っていないのですが、何か理由があるのでしょうか。イタリア人はリンスをしないのかな。2週間に一遍くらいしかしないスーパーでの買い物もまとめてやっちゃいます。そうしなければ冷蔵庫の中身は水とキウィとチョコレートだけだったのです。お腹が空いている時にスーパーで買い物してはいけませんね。あれやこれや、特にお菓子類をカゴに入れてしまうのです。失態はプリングルスを買ってしまったこと。サワークリームオニオン味。おいしいのですが、一気に食べ過ぎて、食べた後に後悔します、いつも。あー体に悪いわ。昼ご飯を食べると眠くなってきたのですが、ここで昼寝をして一日を終えてはせっかくの休みがもったいないと思い、ヴィットーリオ広場にひとみちゃんと行ってみることにしました。安物の店や中華食材の店が揃うこの界隈でまたも買い物。偽ミッキーマウスのかわいいバッグを3ユーロで買いました。行きたかった「50セント・コーナー」(日本で言う「100円均一」)のある店が潰れていて、中国人の衣料品店になっていました。そういえばスペイン階段近くにあった日本人経営のセレクトショップROMA DOWNTOWNもこの前通ったら潰れてなくなっていました。なんてこったい。用はないけど。一方、繁盛しているジェラート屋さんへ。中華食材店でインスタントラーメンなどを買い込み、帰路に着きました。そういえば、昨日、サンシルヴェストロ広場のローマ中央郵便局にも行ったのですが、東京中央郵便局に来ちゃったかと思いました。まず入ると、番号札が出てくる機械のそばに係員の人が立っていて、「この手続きにはこの番号札を持ってあの窓口に行きなさい」と親切に説明してくれます。入口近くは病院にある薬の受け取り窓口のようになっており、ソファーがあって、電光掲示板に自分の番号が出るのを待つわけです。相変わらず40人待ちではありましたが。郵便振替や切手購入を郵便局のカードでできるコーナーもあります。数年前から工事をやっていたのは知っていたのですが、きれいになってから初めて来たのでもうびっくり。目を疑っちゃいました。建物自体も古いもので建築としても見る価値のあるところですので、サンシルヴェストロ広場まで来たならぜひこちらを訪れてみてください。口の字型の建物ですので右に進んでも左に進んでも一周して入り口に帰って来られます。
2005年03月18日
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給料が入ったので調子に乗ってまた外食をしてしまいました。土曜日に行ったばかりのトラステヴェレの中華です。昨日はかすみと一緒で、古巣の会社でまた働き始めた彼女と仕事の話などをし、よく食べました。もともと近所でしたが彼女は引越ししたので同じ方向に帰れることになりました。よかった。
2005年03月17日
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14時。弁当箱の到着です。2日目にしてHDS(Hitomi's Delivery Service)による配達の件はもう同僚たちに知れ渡っています。白いご飯、ふりかけ、プチトマト、芽キャベツ(イタリア語で“CAVOLI DI BRUXELLES”=ブリュッセルのキャベツと言います)、麻婆茄子、たこウインナー。めちゃおいしい!麻婆茄子は絶品!16時。郵便配達のいつも来る男の子が大きな箱を持って来ました。レセプションのフォステルが「マミー」。どうやらわたし宛てのようです。どれどれ差出人は?TAKAHASHI MARI、麻里さんだー!思いもかけないことで驚きました。スタッフ全員が見守る中、開けてびっくり。お煎餅やらポッキーやら雑誌やらお茶やら。数十点もの品々が鎮座しているのです。みんな興味津々。イローナなど興奮して社長夫人と娘のロベルタ(わたしの直属の上司)まで呼んできました。みんなの前でこの麻里さんがどんな人であるかを説明しました。麻里さんと妹の英里さん姉妹は2003年11月末に来て下さり、日本人にしては長めの8泊お泊り頂いたお客様で、ウチのスタッフともすっかり仲良くなり(ファビオは特に2人を気に入ってしまいました)、その後も何かにつけメール交換させて頂いている仲なのです。滞在中は一緒に中華料理も食べに行きました!ダンボールの中に手紙がないかどうか探してみましたが、ありません。今日お礼の電話をします。麻里さん、本当にどうもありがとうございました。重量5kg超。郵送料もうーんとかかったことでしょう。お気を遣わせてしまってごめんなさい。昨日の帰り道、このビッグな不意のプレゼントについて考えました。こんなに離れたローマにいるわたしを何らかの形で気にかけてくれる人が日本にいるんだということ。嬉しいです。そしてそれがお客様として出会った関係だということ。どんなに嫌なことがあっても麻里さん・英里さん姉妹をはじめとする皆さんとの出会いのおかげで頑張っていけます。本当に本当にありがとうございました。感動しました。昨日の夕食は送って頂いた物の中から日清の「ラーメン屋さん」というカップラーメンです。日清カップヌードルと同じ円柱型のカップラーメンですが生麺タイプなのです。ラ王のような。スープもおいしかったあ。食ネタに尽きる2つのびっくり箱の話でした。
2005年03月16日
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出勤してしまいました。月曜なのに。しかしこれからは嬉しいのです。お昼に職場までHitomi’s Delivery Service(HDS)が来てくれるのです。このHDSはひとみちゃんが始めたビジネスで、まだ会員はわたしだけ。日本風のお弁当宅配サービスです。ぜんっぜんっ料理をしないで毎日昼は外にパスタのテイクアウトを買いに行くわたしに、ひとみちゃんお手製のお弁当が彼女自らの手で届けられることになったのです。料金は今までパスタに費やしていたのと同額。これで日本食、野菜の入ったバランスのとれた食事が食べられるのですからありがたや。一方のひとみちゃんは暇つぶしとどうせ自分のご飯作んなきゃいけないんだからっつー動機によって動き出したものですから、都合がいいわけです。昨日のお弁当はハイ、こちら。HDSのお問い合わせはわたしまでどうぞ。
2005年03月15日
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昨日は怠惰な一日を過ごしました。2000年に放映されたTBSドラマ『QUIZ』というののビデオを日本人バザーで買ったので、それを11話全部一気に見てしまったのです。財前直見と内藤剛志、生瀬勝久の推理モノでとってもドキドキしたのですが、結末は「は?」というようなオチでした。浅野温子の『共犯者』を思い出させました。音楽はかっこいいギターがテーマを弾くどこかで聴いた曲。何の曲だっけ、シートベルツかな、バンドでやったことのある曲だったかな。散々考えてやっとひらめきました。映画『バッファロー'66』のサントラだ!ヴィンセント・ギャロだ!だからかっこいいのか。日本の新聞を読んでいると、Jリーグのメンバー表がありました。おっ、最年少監督、清水エスパルズに長谷川健太がいます。この人は『ちびまる子ちゃん』で読んだのですが、ちびまる子ちゃん(原作者のさくらももこでもある)の小学校のクラスメートなのです。彼の登場の回の『ちびまる子ちゃん』は泣けます。何巻だったか忘れてしまいましたが。われらが浦和レッズにはわたしが知っている選手、まったくいなくなってしまいました。って言ってもわたしは小野がいた時代までしか知りませんけど。田中マルクス闘莉王と三都主アレサンドロくらいは名前を聞いたことがあります。あ、岡野って昔有名だった人ですか?昨年の優勝、特にJ2アルディージャ大宮とのW埼玉優勝もあって、さぞ盛り上がっていると思います、わが街浦和。頑張っていただきたいものです。昨日の夕飯はわれながらすごかったです。ポテト・マカロニ・グラタン。じゃが芋は皮をむいて薄切りにしてオリーブ油と塩をかけてオーブンで焼き始めます。途中でその上に、茹でたマカロニとレトルトのグラタン・ソース(100円屋さんで買った「アリスのレストラン」とかいうシリーズのがうまい)をかけてさらに焼きます。最近じゃが芋のオーブン焼きをよくやりますが、じゃが芋とオリーブ油と塩だけなのにとてもおいしいんです。母が台所にイタリアみたいなオーブンを欲しがっていますが、あーやっぱり買ってやりたいもんです。あ、今日は親友むちむち子の誕生日。
2005年03月14日
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珍しいメンバーで映画を観に行きました。同僚のイローナとマリア・アデーレとわたし。まずイローナとプライベートで会うことがほとんどないわたし。そしてイローナとマリア・アデーレはほとんど面識がありません。わたしが午前中仕事だったので職場近くの映画館へ行きました。観るのは『ヴェニスの商人』です。文学少女(って年でもないけど)のイローナは最近シェイクスピアのこの傑作をオリジナル、つまり英語で読み終えていたのでした。しかもこれが二度目だったそうです。日本語訳ですら読んだことのないわたし。あらすじもまったく知らずに観た…のが間違いでした。まずセリフが難しいので内容がイマイチ分からないのです。例えば、日本語があまり分からない外国人が大河ドラマを見たとしたらきっと内容などチンプンカンプンでしょう。ほとんど映像だけで話を追っている状態でした。はー情けない。あとでイローナとマリア・アデーレに聞いて分かったのですが、最悪なことにわたしは話の基本が分かっていませんでした。バッサーニオがポーシャ(イタリア語ではポルツィア)に求婚するために金がなくて友人のアントーニオにお願いして高利貸しシャイロックから借金してもらう、という基本中の基本です。後半の裁判のくだりは基本が分かっていないわたしにも楽しめ、気持ちのよい終わり方でした。アル・パチーノはかわいそうでしたが。とてもよい映画だったと思います。日本ではまだやっていないようですね。まず日本語訳でも原作を読むことをおすすめします。ところでどうなんでしょう、イギリス人によって書かれたイタリアの話の、アメリカによる映画化をイタリア人が観る気分って。それをイタリアで観る日本人。夕飯はマリア・アデーレとひとみちゃんと三人でトラステヴェレの中華料理店へ。割とお洒落で繁盛しているのに値段はそこそこ安くてしかもおいしかったのです。また行こっと。 *昨日の映画 IL FILM CHE HO VISTO IERI* IL MERCANTE DI VENEZIA(2004年・アメリカ)監督*マイケル・ラドフォード出演*アル・パチーノ&ジョセフ・ファインズ *昨日の胃袋 QUELLO CHE HO MAGNATO IERI* 春巻、海老餃子、海老トースト、蟹とアスパラのスープ、海老チップス、いかとセロリの炒め物、肉の炒め物、焼きそば、白いご飯、レモン・シャーベット
2005年03月13日
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久々に仕事の話です。とあるスウェーデン人から数日前に電話があり、「父とその一行が11日から滞在する。父は12日に誕生日を迎えるので、その日にAuditoriumで催されるクラシックのコンサートのチケットを買っておいて欲しい」とのこと。サッカーやオペラのチケットの手配の仕事も時々引き受けるので、慣れたもの。手数料を含めた金額を提示してクレジットカードからその金額を引き、レジから相当額の現金を持ち出して、夜8時から1時間だけ開くというコンサート会場Auditoriumのチケット売り場に向かいました。Auditoriumはホテルから近いのですが、行ったのは初めて。新しくて広くてお洒落なコンサート・ホールです。窓口にはイタリアには珍しく誘導ロープが引かれており、男性係員が「今日のチケットですか?」と丁寧に聞いてきました。「いいえ、明日のです。」と答えると「こちらへどうぞ。」と開いている窓口に案内してくれました。「明日20時からのチケットを6枚下さい。」窓口嬢「申し訳ないのですが、オーケストラのストライキのため延期です。」「え?じゃあ、いつ?」「まだ分かりません。」「…。」へっ。何なのよ、この国。オーケストラのストライキ???なんじゃ、それ。もー、聞いたことないよー。何て客に説明するのよー。しかもお金、カードから引き落としちゃったし。帰ってきて拙HPを見ると、何か街中で嫌な目に遭ったんだろうな、ひとみちゃんのブチ切れ書き込み。何があったかは知らないけど、あー分かる分かる。その気持ち。手数料20ユーロ儲けて何買おうかとるんるん気分で考えていたバカなわたし。取らぬ狸の皮算用。
2005年03月12日
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また不規則に休みをとりました、昨日。遅くまで寝て、むっくり起きて、ビデオを見ました。悲しいことに最近ちょびちょび見続けていた『国盗り物語』がとうとう本能寺の変を迎え、そして山崎の戦いに至り、終わってしまいました。いつまでも終わらないで欲しかった…(ってムリだけど)。昔の大河ドラマ、緒方拳が秀吉をやった『太閤記』で、信長役の高橋幸治に助命嘆願が殺到し、本能寺の変の回の放送が延ばし延ばしになったと聞きました。気持ち、よく分かります。もっともっと『国盗り物語』を見ていたかったです。織田信長役の伊藤英明と濃姫役の菊川怜の演技はイマイチでしたが、それでも見ているうちに「ああ、信長ってこんな感じの人だったのかもしれないな」と思わせるに至りました。助命嘆願はしなかったけど。明智光秀役の渡部篤郎は大河ドラマ『琉球の風』でタダ者ではない、と思いましたが、やはりタダ者ではない上手い俳優です。NHKアーカイブスで大河ドラマ全部を借りたいものです。テレ東12時間(現10時間)ドラマもしかり。さてさて普段ゆっくりできない買い物をしたのですが、まとめてイタこまち6kg(1kg1.15ユーロ)を購入。洗濯もここのところ雨続きだったのでどさっとやっちゃいました。夕方のっそりひとみちゃんち方面に動き始めました。夕飯を食べに行くためです。あ、違う、もちろんひとみちゃんに会うためです。引っ越して遠くなってしまったのでひとみちゃんちに行くのは面倒ですが、たまには遠出も必要です。日本の映画『呪怨』のDVDを手に出かけました。『呪怨』を見ながらの夕食…。白塗りのトシオくん、こわい。どなたかに10ユーロで売ります、このDVD。もれなくイタリア語字幕も付いてきます。それにしても彼女の手料理はべらぼうにうまいです。どなたか嫁に。鯖の味噌煮がローマで食べられちゃうなんて。くーっ。 *昨日の胃袋 QUELLO CHE HO MAGNATO IERI* 鯖の味噌煮、ほうれん草のおひたし、白いご飯、キャベツとたまねぎの味噌汁
2005年03月11日
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昨日イタリアに来て初めて経験した仕事がありました。「ここに電話して」とフランチェスコに言われるまま電話、オペレーターが出たら紙に書いてあるとおりの文章を読み伝えるのです。電話の相手は電報局、同僚ロセッラのお父さんがSan Filippo Neriの病院で昨日亡くなったので、電報を頼んだのでした。ロセッラのお父さんの容体、悪いとは聞いていたのですが、昨年の夏、Canale Monteranoのお祭りで、わたしの両頬に両手を当てて“Sei bella.”(かわいこちゃんだねー)と言ってくれた、あのおじさんが死んでしまったなんて信じられず、ショックでした。ご冥福をお祈りします。天国からも来年の夏祭りが見られますように。
2005年03月09日
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日本のビジネスマンのお客様がいらっしゃいました。ウィーンから到着、ローマでもお仕事のようです。あらかじめ連絡をメールで取り合っていたこともあり、おみやげを持ってきてくださいました。なっ、なんと、ウィーンのザッハ・ホテルのチョコレート・ケーキ!最近チョコレートにやたらと縁があるのです。先月、このHPを読んで下さっているKyokoさんもローマにいらっしゃって、おみやげに神戸のチョコレートを下さいました。これもほっぺたが落ちるほどおいしかったのです。日本のチョコ特有のデリケートな味、まさに美しい味、美味であります。それはそれは大事に大事に食べました。先週は付き添いとは言えどGODIVAにも行っちゃったし。チョコレートづいているわたしです。夜は友人ヴィルナ宅へ夕食を食べに。家の模様替えをしているヴィルナ&旦那のアンドレアです。娘デニースはピアノを習い始め、弾いて見せてくれました。とにかくおしゃべりでおしゃまなこの子との会話はまったく気が抜けません。次の4月で7歳になるんだったかな?「ねえねえママ、マミってばねえ、DANZA DI PATTINAGGIO(ダンス・スケート)知らない、って言うんだよ」って誇らしげに言う彼女がとてもかわいらしいです。次のバカンスの行き先を日本と予定しているこの家族、東京での案内役はこのわたし、山梨・富士山方面の案内役はアサカちゃん。ハチャメチャ珍道中が目に浮かびます。しめくくりのデザートはアサカさんお持たせのデザート詰め合わせの中からチョコレートのかかったミニ・シュークリームでした。 *昨日の胃袋 QUELLO CHE HO MAGNATO IERI* ミラノ風カツレツ、じゃが芋のオーブン焼き、アーティチョーク、プチケーキいっぱい
2005年03月08日
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荒原さん、小川さん、越路さん、吉田さんの4人組、お帰りの日です。お昼頃ホテルに行くと、なんとプラダの大きな紙袋を持っていました。朝から歩いてスペイン広場まで行き、プラダで買い物をしてきたそうです。うーん、みんな元気。お腹が空いたとおっしゃるので、わたしお得意のVARRONEにお連れしました。日曜日だったのでウエイターのアルド、ピエーロ、ルイージ、ジュゼッペ全員揃っており、彼らと何枚もポラロイドで写真を撮りました。仕事を終えたメイドの同僚ロセッラも偶然おり、合流。不思議な会食になりました。それからスーパーマーケット、STANDAにご案内です。ちょうど荒原さんが持ってきてくれた漫画『美味しんぼ』で紹介されていた“CULATELLO” というお尻の肉を使った高級な生ハムがあったので、真空パックのそれを購入。値段は、イタリアですからバカ安いんですけどね。ちなみにイタリアから日本への生肉の持ち出しは禁じられています。コーヒーで一服して荷物を整理すると、シャトルバスの出発、17時です。空港へは運転手マッシミリアーノの最高時速150kmの超安全運転にてお届けします。この5日間、本当に楽しく過ごせ、おまけに普段できないような外食三昧、しかもすっかりご馳走になり、大変お世話になりました。寂しいなあ、とこの数日を思い返していると雨が…。チェックインをしてゲートに入ってお別れをするとふっと力が抜けてしまいました。魂がどこかへ飛んでいってしまったような、ボーッとした感じ。そして今日も、あの84号室と205号室には皆さんがいる気がしてならないのです。自分の住んでいる街の素晴らしさを日本人観光客に見て、分かってもらえるのは本当に嬉しいことです。案内したり、説明したりして満足感を得られるということは、ローマに住むわたしたちの特権です。荒原さん、小川さん、越路さん、吉田さん、またゆっくりおいで下さい。そしてこれを読んでいる皆さんも、ローマにいらしたらぜひお声をおかけ下さい。 *昨日の胃袋 QUELLO CHE HO MAGNATO IERI* 前菜の盛り合わせ、にんにくと唐辛子、オリーブ油のスパゲッティ、手長海老のリングイネ、ポルチーニ茸のフェットゥッチーネ、苺のジェラート添え
2005年03月07日
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昨日は例の4人組、フィレンツェの日帰りツアーを申し込みました。半ドンのわたしは事務室でこのようにパソコンで遊びながら帰りを待っていました。朝から晴れてよかったです。夕方ちょっと雨が降りましたが、時間を見れば、ローマに戻るバスに揺られている時間。ホッとしました。昨日の夕飯は4人組にとってローマ最後の晩餐ですので、なんとウチのホテルのレストランを予約したのでした。わたしは普段着ですが、皆さんお洒落してディナー。イルミネーションのきれいなサン・ピエトロ大聖堂を見ながら、コース料理をみんなで回しながら食べました。このレストランのメニューはエッセイ第17話をお読み頂ければ分かるとおり、日本語メニューはもちろん、イタリア語、英語、ドイツ語までもがわたしの手によるものです(打ち込みと訳だけだけど…)。その割に実際に料理を食べる機会のないわたしは(日本の旅行会社の人が来ると接待で食べられるのです!)料理の説明もうまくできず、面目丸つぶれです…。それにしてもよく食べました。デザートを食べ終えたのが夜11時半。皆さんエレベーターで下に降りて寝るだけですからね。お休みなさい。 *昨日の胃袋 QUELLO CHE HO MAGNATO IERI* Carciofi ripieni di con fonduta di formaggi(チーズの詰まったアーティチョークとペコリーノ・チーズ・フォンデュ)、 Capriccio vegetariano con gamberi in salsa fuxia(海老と野菜の気まぐれサラダ)、Antipasto all’Italiana(前菜の盛り合わせ)、 Gnocchi di magro alla antica(ニョッキ《小麦粉とチーズ、じゃがいもをつぶしてだんご状にしたもの》)、 Ravioli di ricotta e spinaci ai fiori di zucca(ズッキーニの花のラヴィオリ《中にリコッタ・チーズとほうれん草を詰めたパスタ》)、Pasta e fagioli alla veneta(豆のスープ・パスタ、ヴェネト風)、 Salmone alla veneziana(サーモンのヴァネツィア風《パセリの薄味ソース》)、 Filetto di tacchino alla valdaostana(七面鳥のヴァルダオスタ風)、 Fegato di vitella alla veneziana(牛肉レバーのヴァネツィア風)、Scaloppina di vitella ai funghi misti(牛肉ソテー、きのこ添え)、 Macedonia di frutta fresca(フレッシュ・フルーツ・ポンチ)、La pesca(桃のデザート)
2005年03月06日
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残念ながらこの日も雨です。父の同僚4人組の旅行、昨日は3日目。朝イチでヴァチカン博物館見学だったそうです。わたしは一日休んだだけでたまりにたまった仕事をひたすらこなします。夕飯は皆さんの提案で韓国料理店。何度か行ったことのあるBI-WONというテーブルに鉄板が入っていてじゅーじゅー焼肉が目の前でできる店です。荒原さんはただでさえ辛い豆腐チゲに激辛の注文を付けていました。越路さんもコチュジャンをつまみにそのまま食べていました。この日ばかりはお飲み物、ワインではなくてイタリアのビールNASTRO AZZURROです。わたしの教員時代のかわいい教え子、野球部のRが彼女たちと同じ職場なので彼の話で盛り上がります。タクシーでホテルとレストランを行き来、なんだかVIP気分でした。 *昨日の胃袋 QUELLO CHE HO MAGNATO IERI* チヂミ、キムチ、カクテキ、たくさんのお惣菜、わたしは石焼きビビンバ
2005年03月05日
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休みのはずの月曜に、今週は人数が足りなくて出勤していたので、昨日、木曜日に休みを取りました。こうして4人組と行動を共にできるわけです。ローマをご案内します。まずはホテル近くのリソルジメント広場から81番のバスに乗ります。ガイドにここで早速の質問。リソルジメント広場に立っているのは誰の銅像でしょう?…。答えられずにスミマセン。やっぱりダメなガイドでございます。バスはアウグストゥス廟、コルソ通りを通ってヴェネツィア広場を横切り、マルチェッロ劇場を右手に見ながら、真実の口のあるサンタ・マリア・イン・コスメディン教会へ。やっぱり口に手を突っ込んで記念写真といかねばなりません。ここ、もともと神殿だったところに建てられたとあって、地味で古い、味のある教会なのです。おみやげコーナーの中にある7世紀のモザイク画もぜひ見てください。真実の口でピースだけでして帰っちゃう人も多いんですけど。荒原さんからメールで以前に、『ベン・ハー』(アメリカ映画、1959年*ウィリアム・ワイラー監督)を観てローマに憧れた、と知らされていたので、『ベン・ハー』の舞台になったチルコ・マッシモを歩きました。今は何もないだだっ広い野原ですが、そのトラック状の形から分かるようにかつては戦車競技場だった所です。まさに『ベン・ハー』で見たような戦車競技が古代ローマ帝国時代にここで行われていたのです。今は犬の散歩場所として、そして草サッカーやバドミントンにも使われています。公園のような感じ。数年前セリエAのASローマがシーズン優勝した時には町が大騒ぎになって、ここで大イベントが催されました。まだローマに来たばかりだったのに友人とはぐれて、心細くも一人で家に帰った記憶があります。大きな松ぼっくりが落ちているのを越路さんが拾っておみやげにしました。日本では売っているという巨大松ぼっくり。ローマでは普通なので気に留めたこともありませんでしたが、確かに日本のものの3倍くらいの大きさです。デコレーションしてクリスマスやお正月の飾り付けにできますね。コンスタンティヌス帝の凱旋門の前で記念撮影をして、コロッセオを眺めます。『グラディエーター』(アメリカ映画、2002年*リドリー・スコット監督)の舞台はここです。中にも入ってかつて奴隷や猛獣が命がけで戦った場所を見学しました。コロッセオの西側はフォロ・ロマーノ。古代ローマ帝国の中心地だったところです。貴族の家などがあった高台、パラティーノの丘はコロッセオの入場券と一緒なのでそれで入ってみました。こんなふうににわかガイドをやるのももう何度目かになるのに、パラティーノの丘にあがるのは初めてでした。ティトー帝の凱旋門からフォロ・ロマーノに入り、ローマ市庁舎の裏手を上がっていきました。カピトリーノの丘に出ます。ミケランジェロが設計したという幾何学模様の広場と市庁舎の壁にズラリと並んだ婚姻通知をながめて一段一段の幅が広い階段を下りました。ここで昼食。ひとみちゃんとわたしお気に入りのスパゲッティ屋さんにしました。ひとみちゃんに携帯で連絡、お昼もやっているということを確認して、バスで移動しました。5種類のパスタを食べて、白ワインももちろん飲んで外に出ると、雨が降り始めました。ここからトレヴィの泉はすぐです。後ろ向きで肩越しにコインを噴水に投げ入れると再びローマに戻ってこられるという言い伝えがあります。トリトーネ通りを横切ってスペイン広場へ。ここにはわたしが来たかったのです、手袋を買いに。友人マリア・アデーレが働くセルモネータ・グローヴス。革手袋専門店です。普段事務で内勤の彼女を店舗に呼び出し、接客させてしまいました。手が大きめで日本ではピッタリのものが売っていないと言う小川さんと荒原さんはいい物を見付けたようです。暑がりの越路さんは買いませんでしたが、吉田さんはご主人の分も買いました。わたしは最近買ったオレンジのコートに合う手袋が欲しくて欲しくて、小川さんと同じ色合いのものにしようと心に決めたのですが、残念なことに小さいわたしの手にフィットする最小のサイズがちょうどなくて、入荷するまで待つことにしました。スペイン広場に来たらブランド物のショッピングです。ここでは通訳に徹します。Via del Babinoのエトロ、Via dei Condottiのプラダ、そして同じくCondottiの、友人アサカちゃんが勤めるBALLYにも顔を出してみました。BALLYは日本にも多いそうですが、スイスのブランドです。わたし好みのカジュアルなものからエレガントなものまでいろいろあります。って言っても購入不可能な金額、です。ここでは荒原さんが黒いバッグに一目惚れしてしまい、即決購入してしまいました。わたしは水色のバッグが気になります。アサカさん、キープお願いします。コルソ通りを歩いていると雨がひどくなったのでGalleria di Alberto Sordiでお茶休憩をしました。ここは大きなアーケード街になっており、スペインのZARAや大型書店FELTRINELLIなど何十軒かの店が入っています。傘が一つしかないこの5人組は、雨の様子を見ながら、GODIVAへチョコレートを買いに行くことにしました。このGODIVAがよく分からないんですけど。一粒何百円もする高いチョコレートだろうに、店員さん「ハイッ」ってわたしたち5人に味見をさせてくれるのです。それが一度だけではありません。その割に「負けて」と言うと「それはできないからコレあげる」とまた違うチョコを差し出すのです。最後には食べきれなくなった皆さんがわたしに回してくれ、ポケットには貴重なGODIVAチョコが4~5粒たくわえられました。さて地下鉄でホテルに向かいます。スリの多い地下鉄には乗りたくなかったのですが、あまりの雨とそのせいでタクシーがつかまらなかったので、仕方なく選んだのです。ホームに下りると案の定、ジプシーの若い女の子たちのグループ。あちゃーと思いました。ジプシーの中でも女の子と子供は一番タチが悪いのです。乗ったらやられるなーと思ったので、一台乗り過ごすと、彼女たちも乗り過ごすんです。困ったなと思っていると、次の電車が。比較的空いていたこともあって、ジプシーの隙をついて無事乗り込みました。日本人観光客はローマの地下鉄と40番、64番などの混んだバスではまずスラれると思って間違いありません。スリに慣れていない日本人たちはまず荷物防御体制が甘く、どれが危険人物か分からず(顔つきや身なりからの西欧人と東欧人、ジプシーなどの区別がつかない)、ボーッとしているか地図を見たり景色を見ることに気を取られている、といった具合です。仕事上、何度も被害に遭った人のアフターケアをしてきました。クレジットカードを止める電話をカード会社にかけたり、大使館や警察署の場所を教えたりしてきました。最も許せないのは盗みをするジプシーですが、スラれる日本人の存在に苛立つのも本音。金持ちの国から来たのはよく分かりますが、どうか一生懸命稼いだお金は大切にして下さい。ジプシーなんかにはどうかくれてやらないようにして下さい。地下鉄と混んだバスにはどうか乗らないで下さい。わたしがついている以上、この4人がジプシーの手にかかるなんてことはございません。無事オッタヴィアーノ駅で下車。カストローニ(食材店)で雨宿りをします。色や形の珍しいパスタをおみやげに買いました。ホテルまで徒歩でほんの数分なのに、雹と豪雨が降りだしてしまったため、一台のタクシーを呼んできて2回に分けてホテルにお送りしました。昼のスパゲッティがかなり腹持ちよく、大雨だったこともあり、夕食は外に食べに行かず、小川さんと越路さんの部屋205号室でお茶会を催しました。なんとこの4人、抹茶とお茶碗、茶筅まで持ってきていたのです。お茶を点ててくれ、京都のお茶菓子と共に味わいました。わたしもやってみました。マリア・アデーレも呼んでお茶やフルーツでのディナー!ローマでまさかこんなお茶会ができるなんて!とてもおいしかったです。
2005年03月04日
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前から楽しみにしていたのですが、ウチの父の同僚2人と、退職してしまった元同僚2人の計4人の女性グループがローマに到着しました。もちろんウチのホテルに泊まるということを前提に問い合わせをもらっていたのですが、航空券も買わなければならない個人旅行ということで、まとめて手配できるTUTTA ITALIA(ワールドエアサービス)という旅行会社を紹介しました。イタリアとフランスを専門に扱っている旅行会社で、見積もりからかなり親切に相談にのってくれるのでオススメです。わたしが仕事を始めたばかりで初めて大阪に営業に行った時、ここの大阪事務所の女性所長、堀川さんとお話をし、店内を見てとてもいい会社だなと感じました。その後、東京青山の事務所とも仕事をする機会があり、その一度の仕事でたいそうな迷惑をかけてしまったので、このたびは前回の汚名返上とばかりにアラハラPARTY4名様をお願いすることにしました。夕方、空港にアリタリアの直行便で着く皆さんをホテルのバスでお迎えに。プラカードを持って少し待っていると、既に何度かメールのやり取りをしていてこの拙ブログも読んでいてくれた荒原さんが、すぐにわたしを認識してくれたのでした。なんと日記に書いたことがあるオレンジのコートで分かってくれたんです。この荒原さんとグループ最年少の吉田さんが父と同じ職場。そして小川さんと越路さんも父と働いたことがあるそうです。直行便とはいえ12時間の長旅を終えたばかりなのに、ローマの道では災難なことに渋滞にハマってしまい、そして車道での殴り合いの喧嘩も見てしまい(そのせいもあって渋滞していました)やっとこさっとこホテルに着きました。わたしはこの日、7時過ぎまで仕事だったのですが、その間皆さんはお茶を飲みに出かけられました。そしてホテル近くの小洒落たレストラン“ZI' GAETANA”に夕食を取りに行きました。お疲れでしょうに、荒原さんと吉田さんはワイン(カステッリ・ロマーニの白)を空けていました。おまけに食後にグラッパとリモンチェッロ(ともに度数が30度を超える強いお酒)を頼みました。スゴイ!おみやげにいろいろ頂いてしまいました。嬉しかったのが、陶器のミニチュアお雛様でした。そう、今日は雛祭りなのです。まだ家に飾ってあります。来週も来月も、毎日飾っておくつもりです。しまうのなんて勿体ないもの。嫁げなくたっていいもの。 *昨日の胃袋 QUELLO CHE HO MAGNATO IERI* 生ハム、モッツァレラチーズの前菜、サラダ、ピッツァ・カプリッチョーザ、いのしし肉のミートソース・パスタ、海老のリゾット、かじきマグロのソテー、などなど
2005年03月03日
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今、テレビ東京で1月2日に放映された10時間ドラマ『国盗り物語』を毎晩ちょっとずつ見ています。密かな楽しみってことで。ちょっとばばくさいけど。これがおもしろいのなんのって。司馬『国盗り物語』が原作なのですが、斎藤道三、明智光秀、織田信長の3人が主人公。戦国ってやっぱり勉強しがいがあります。見ていてドキドキしちゃいます。わたしから時代モノのドラマを取ったらきっと倒れちゃうわ。そういえば道三の正室、小見の方(濃姫の母)を演じたのは遠野凪子。大河ドラマ『吉宗』のエンディング、「さればでござる」とか言う江守徹の隣でパネルを持っていたあの子役です!!!すげー!!!思わず目を疑って巻き戻しまでしちゃいました。すっかり色っぽくなっちゃってます。菊川怜のおかーさん役ですよ!!!菊川怜より若いんじゃないかしら???もっちー先生もびっくりよ、きっと!!!
2005年03月01日
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