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せっちゃんに借りたビデオの中に、日本のドキュメンタリー番組、『オードリーはアンネ・フランクを心に、生きた』があり、見ました。『ティファニーで朝食を』を見たばかりだったし、11月にアンネ・フランクの家に行って来たばかりだったので驚きました。オードリー・ヘプバーンのお母さんがオランダ人だということは知りませんでした。オードリーは幼少時代のほとんどをオランダで過ごし、戦後はアムステルダムでバレエを習いながら暮らしていましたが、その教室が亡きアンネの家の近くだったそうです。アウシュヴィッツを生き延びたアンネの父オットー・フランクが、作家になりたかった亡き娘の日記を出版しようと考えたのは有名な話です。それを後押ししようとまず始めに出版のきっかけとなる新聞記事を書いた新聞記者の奥さんが、オードリーのバレエの先生の知り合いで、その関係でオードリーはアンネの日記の実物を読んだことがあったのだそうです。オードリーはアンネと同じ年で、ユダヤ人ではありませんでしたが、ナチス占領下のオランダ(南部のライン川沿いのアーネムという都市)にオランダ人の母と暮らし、さらに悪いことに、ドイツの敵であるイギリスの国籍(オードリーの別れた父はイギリス人)を持っていました。彼女自身もレジスタンス運動に身を投じていたそうです。家には地下室もあり、そこに隠れたこともありました。だからオードリーはアンネの日記を読んで、これは自分そのものだ、と感じたと言います。その経験があって女優となってからは、戦争体験とは遠くかけ離れた、平和のもとで生きる明るい女の子の役柄を選んだのだそうです。女優を引退してからはユニセフの親善大使として活躍し、死の2年前まで数回、『アンネの日記』の朗読コンサートを行いました。わたしの頭の中でまったく違う所に存在していた『アンネの日記』と『ティファニーで朝食を』とが思いがけずも結び付きました。アンネの家で買った文庫本『アンネの日記』をもう一度読んでみようと思います。
2007年03月31日
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カラー心理診断をやってみました。「あっ、当たってる」とすぐ思い込んでしまう、こういう診断モノに最近弱いわたしです。だって本当に当たっている気がするのよ…。本来のあなた、人生の目的と可能性例えば教師としての能力を秘めています。えっ?やっぱり?でも他にもアーティスト、セラピストとも書いてあるから、どれか一つくらい当たるってやつかな?とにかくホテルウーマンには向いてないのかね。あなたの人生の課題やチャレンジあなたは理想が高く、あまりにも完璧なパートナーシップを求めている…はい。両親ごめんなさい。「己を知れ」って言葉もあるよな。過去、何度かの恋愛で落胆させられたり、失望を味わったかも知れません。あるいは、罪の意識から解放されていない部分があるのかも…。なるほど。でも誰にでもこんなこと多かれ少なかれあるだろうからね。あなたの未来の可能性あなたの自立した生き方や考え方は影響力があり、他の人が真実に気づいてその生き方を選択するきっかけを与えるでしょう。わたしは自分の生き方や考え方が自立しているとは思わないし、影響力があるとも考えていません。むしろそういう人がわたしのまわりにたくさんいるんです。しかしながら常にそうありたいと思っているのは事実で、まさに他人に何らかの形で影響を与える人間になりたいと思っています。ヴェネツィアのF氏が教えてくれたオーラソーマ・カラー心理診断はこちらです。皆さんもぜひお試し下さい。
2007年03月30日
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近所の友人カップルがお夕飯に誘ってくれました。手巻き寿司だというのです。前菜に鮭と甘海老のお刺身が出てきて、これが並の量じゃありません。手巻き寿司の具は、鮭と甘海老のお刺身はもちろん、錦糸卵、ツナマヨ、アボカド、きゅうり、納豆がありました。甘海老いくつ食べたことでしょう。一度にこんなに食べたのは生まれて初めてです。そして海老の頭は味噌汁のダシにするととてもおいしいのです!ニコリーナどうもありがとうございました。
2007年03月29日
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この週末、本当はヴェネツィア(友達がいる)かロンドン(友達がいる)かミラノ(友達がいる)かロッテルダム(友達がいる)にでも行きたかったのですが、やはり2泊3日(とはいっても土曜午後の飛行機で移動したら土曜の夜は寝るだけだからほぼ1泊2日)というのは勿体ないなあと思い、一番安かった航空運賃ヴェネツィア便往復114ユーロを買い物でパーッと使って、ヴェネツィアに行ったつもりになろうじゃないかと思ったのです。それで電車に一人で乗って、空港の近くにあるショッピングセンターへ行きました。お気に入りの洋服屋さんたちをくまなく見たのですが、いまいち納得ゆくものに出会えず、だいいち日本に比べたらどれもこれも高くて、しかもダサいし、6月に日本に帰る身としては、日本で買った方がいいや、と思うに至りました。つまり洋服は何も買わなかったのでした。しかしながらDVDは買いました。『ティファニーで朝食を』、『赤いアモーレ』、『恋愛マニュアル』、“CANTANDO DIETRO I PARAVENTI”(日本未公開)の4本です。それからこのショッピングセンター、パルコ・レオナルドに来る時は必ずかすみと買うチョコがけベルギーワッフルを彼女へのおみやげに買いました。それだけ。夕方はせっちゃんがトラステヴェレに呼び出してくれたので、いつものようにかすみと3人で「幸せって何だろうねー」ってダベって、夜はフラスケッタのピッツァを買って、姉妹と家で食べました。そして4ちゃんが好きな歌ムーン・リバーをオードリー・ヘプバーンが歌う『ティファニーで朝食を』を観賞しました。友人宅で食べる持ち帰りピッツァのうまい、落ち着いた幸せな、こんな誕生日。昨日。
2007年03月27日
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昼間までぐーたらしていました。夜、4ちゃんがカプリでの仕事から帰って来るというので、のっそりと彼女の家へ出かけました。4ちゃんは酔って疲れていたので、人の家なのにわたしはわかめうどんを勝手に作って食べました。そしたらそのうち姉が帰ってきたので、2人でひとみちゃんがおみやげに持ってきてくれた、らぽっぽのさつまいもチップスを食べながら、いい男の条件などについてダベっていました。こんな日曜日。
2007年03月26日
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仕事でローマにいらしていたSASA姉さんがお忙しい中ホテルに立ち寄ってくださいました。この方は2年前ローマでの旅行業界イベントで知り合ったいわば職場のお得意様ですが、失礼ながらもっと近しい、業界の先輩という感じです。SASA姉さんは以前に2度ほどご自身のブログにウチのホテルのレストランの記事を載せてくださいました。それを印刷して見せたらシェフがいたく感動して、わたしたちに特別メニューを作ってくれました。SASA姉さんは舌が肥えている方なので緊張しましたがいかがでしたでしょうか?しかしこの方と話していると実に勉強になることばかりです。そしてわたしも彼女のように頑張りたいと漠然と思うのですが、相変わらずどの方向へ行ったらいいかは分かりません。SASA姉さんありがとうございました。彼女の元気なブログをハイ!紹介!昨日のウチのシェフ特別メニューも載ってる世界たべあるき日記わたしのイチオシはこちら空ごはん日記イタリア旅行に便利イタリアへ!
2007年03月25日
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これまたせっちゃんが貸してくれたビデオの中にあった映画『陽はまた昇る』を見てしまいました。わたしが生まれる少し前に世に出始めて主流になろうとしていたビデオのタイプ「ベータ」。確かにわたしが小学生の頃までありました。それより軽いデッキで長時間録画を実現した「VHS」の誕生秘話がこの映画です。日本ビクターの開発事業部の奮闘ぶりには泣けてきました。実話ですもの。わたしが今ローマで日本のドラマが見られるのもVHSのおかげ。西田敏行が演じた部長さんの努力やビクターの社長さんの辛抱、ナショナルの松下幸之助氏の理解などのおかげです。NHKの『プロジェクトX』が流行った理由が分かります。それから『いい旅夢気分』を見ました。みちのくの旅、案内人は柴俊夫、松崎しげる、田中健の3人組です。田中健、二枚目だったのに、年取ったらちょっとモサくなってしまったのが残念です。『翔ぶが如く』の木戸孝允はよかったなあ。もう15年くらい前になってしまうかなあ。
2007年03月24日
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マイミクあさちんにお呼ばれ。「頂き物の大きなモッツァレッラチーズ、一人じゃ食べきれないから来て」とまあ、泣けるお誘いではありませんか。参ります!あさちん手作りのモッツァレッラ、トマト、バジルのスパゲッティおいしかったです。MIMOさんとお友達&マイミクになりました。仕事上で電話で話したことがあったということが判明しました。やはりローマは狭い。
2007年03月22日
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コロッセオを出発してローマ市内を一周、そしてコロッセオがゴールという、年に一度のローママラソンが昨日ありました。ウチの前の道も通ります。さて今週末のドラマは『曲がり角の彼女』全11回。またもや一気に見ちゃいました。だって親友むち子のドラマセレクション、素晴らしすぎるんですもの。いつもありがとうございます。主演稲森いずみ。主人公の設定は33歳独身ホテルウーマン。近い…近すぎる…(いえまだ来年です)。不倫してるところは違うけどね。それにしても稲森いずみはモテない系ではありません。美しすぎます細すぎます。しかし日本のキャリアウーマンってとってもかっこいいです。残業しててもサマになってます。わたしが残業していれば、ウチの職場では彼氏も友達もいないさみしい奴扱いされ、自分の時間を自分で楽しく使えない要領の悪いオタク扱い。ホテルウーマンがキャリアウーマンになる日はいつのことやら。ところで年下のイケメン上司(要ちゃん、まぶしすぎる)はホテルの御曹司。こんなのどこにいるのでしょうか。どなたかわたしのために探してきて欲しいです。うちの会社の社長の息子は残念ながら洟垂れ小僧で、三高(古い?)の要ちゃんからは程遠いです。設定的にはこの間ハマっていた『おいしいプロポーズ』に極似ですが、こんなドラマいくつあってもよろしいのです。どんどん作ってちょうだいな。しかし要ちゃん、『動物のお医者さん』と『夜王』しか見てないけど、いい役者です。いろんな役ができるなあと思います。今クールの連ドラは続々と終わっている頃ですね。『ハケンの品格』、『花より男子2』、『ヒミツの花園』、どうなったのかなあ?1回目しか見ていないので気になります。あ、『ヒミツの花園』にも要ちゃん出てたんだっけ!
2007年03月19日
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同僚のアレクサンドラがかわいらしい白と黒の縞のバレリーナ靴を履いていて、かわいいねーと言ったら「あ、これ、昨日買ったの。すぐそこの店でちょー安かったんだよ」と言うので、午後一緒に買いに行くことにしました。忙しかったのですが土曜だったので午前中で2人で仕事を終わらせ、商店街コーラ・ディ・リエンツォ通りへ。その靴屋でアレクサンドラと色違い、赤と白の縞のバレリーナ靴を12ユーロで買いました。それからMANGOでふらふらしてBARでボーッとお茶をしていたら、なんとわたしの携帯に職場の番号から着信が…。「ホテルだよ…」とアレクサンドラに言いながら電話に出ると「ホテルだよ~ん」と同僚マッシモの声。ピンチなので戻ってこいとのこと。座っちゃったし(イタリアの喫茶店では座ると金額が高い)、今さら嫌だなーと30分くらいモタモタしていたらまたかかってきたので、仕方ないので職場に戻りました。そしたらレセプションのアレックスは踊って歌っているし、もう何なんでしょうこの職場は!どこがピンチなんじゃ。お前らで乗り切れよ!夕飯は近所に住む2カップルとともに日本料理屋雅へ。めちゃ混みでした。ファブリッイオ&クラウディアは日本料理初体験!雅はいつもネタが新鮮で料理もおいしいので、喜んでもらえたようです。先週食べたレストランは比べ物にならないほどおいしい!その分も値段高いけれど、そうは言っても誰かさんのお陰でお得意様割引き適用1人30ユーロ。たらふく食べてこれは安いです。また行きたくなっちゃう。懐と相談しなきゃだけど。19日月曜日が聖ジュゼッペの日ですので、帰り道、トリオンファーレ通りにまるでクリスマスのように電飾が付いているのが見えました。これはこの近くにサン・ジュゼッペ教会があるからなのです。ファブリッツイオは「マミの教区もサン・ジュゼッペ教会だよ」と言ってくれますが、わたしはクリスチャンではないわい。こんなに近くに立派な教会があることも知りませんでした。そういえばウチの前の通りに夜通しライトアップされている像がありますが、あれがサン・ジュゼッペさんなのですね。そうそう、イタリア語のジュゼッペさんというのはヨセフのことで、イエス・キリストのお父さんです。サン・ジュゼッペの日のあたりにはBIGNÈ(ビニェ)というシュークリームを食べるのが習慣となっています。あまりおいしいお菓子のないイタリアにおいて、おいしい牛乳で作る新鮮生クリームの詰まったビニェはわたしの好物で、サン・ジュゼッペ教会がどこにあるかは知らなくても、この日にビニェを食べることは来伊一年目から知っていました。ビニェには2種類あって、揚げたのと焼いたのとがあります。おいしい店を見つけるととても嬉しくなります。サン・ジュゼッペ教会近くのLA FIORENTINAというお菓子屋さんには、きっと月曜日は長蛇の列ができるのでしょう。
2007年03月18日
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待ちに待った船便が着きました。正月に日本に帰省した際、引っ越しのために実家を整理していて出てきたものなのですが、捨てられなくて、思いきって段ボール箱に詰めて送ってしまったのです。武蔵浦和駅前の中央郵便局の窓口にお願いしたのは1月13日午前11時35分。当初、SAL便(航空便ではあるが、普通の航空便より値段が安くて時間もかかる)にしようと思っていたのですが、それが12,000円くらいだったのに対し、船便は6,200円と半額だったので、すぐに必要な物もないし、もちろん船便にしました。記念すべき到着日は昨日、3月15日です。ちょうど2ヶ月かかりました。この段ボール箱が着いた時は、思わずこの配達人さんに抱きつきそうになったくらい嬉しくなってしまいました。イタリアだと郵便物は着かないことがよくあるので、なおさらです。宛先はいつも職場にしておきます。ホテルなので24時間いつでも誰かしら居るからです。実は税関で止まったらどうしようかと思っていました。内容物を正確に書かなかったからです。あー本当に良かった。同僚のアレクサンドラに「いくらかかったの?」と聞かれて、ユーロで考えてみるとなんと40ユーロです。ものすごく安い感じがします。6,200円と言うと安くもないのだけど。ちなみに重さは8.95kgでした。みんなに「中身何なの?」と言われて開けました。なんせ捨てるに捨てられなかった物ばかりですので、アレクサンドラは呆れていました。競馬の馬(第107回天皇賞優勝ライスシャワー)のぬいぐるみ。これは多分UFOキャッチャーですが、わたしは大学時代に競馬が好きだったことがあって、その時に弟か誰かに取ってもらった物だと思います。中学校の時の歌集。さっそくアレックスにロシア民謡『一週間』を、ルーシーにポーランド民謡『踊ろう楽しいポーレチケ』を日本語で歌ってあげました。この間親友むとタワーレコードに行った時に特価980円で買ったDVD、アントニオー二監督の『欲望』。こちらもイタリア映画、マストロヤンニとトロイージ主演の『スプレンドール』の中古ビデオ。マイミクあさちんに触発されてもう一度読みたくなったマストロヤンニの伝記『運命のままに』。卒論や教員時代の資料の入ったワープロのフロッピーたち。里中満智子の漫画『クレオパトラ』。マフラーにくるまれて出てきたのは小さな坂本龍馬のブロンズ像。これはマッテオの息子で空手を習っている6歳のガブリエレにあげました。最近サムライを意識しているので。弟が野球部時代に使っていた魔法瓶。お正月にさちこおばちゃんに頂いたフェリシモの便箋と封筒のセット。カーペット。高校の世界史の資料集。受けるつもりまったくないけど通訳ガイド検定試験の過去問題集。その他ドラマをちょこちょこ録画したビデオやわたしの好きな『旅の指さし会話帳』シリーズの本たちなどなど。ローマでこの子たちに再び出会えて良かった!文字通りここまで来たからには、大事にします。
2007年03月16日
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またもやオバハン、いかってもいいですか?このEメールはどうなの?日本語でメールをすると文字化けするかもと思って、頑張って英語でメールしましたが、日本語オッケーであって何よりです。「するかも」って何?「オッケー」って何?あなたはお客様であってお友達ではありません。世のお父さんお母さん、お願いですから言葉遣いと礼儀を子供たちに教えましょうや。わたし普段はクチ悪くておばあちゃんによく叱られますが、仕事の時や面識のない人とのやり取りには気を付けているよ。皆さんはどう思われますか?今の日本ではこの程度なら「オッケー」なのか???この内容に関連したわたしの過去の日記はこちらとこちら
2007年03月15日
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昨日はお友達Pさんご家族と韓国料理店BI-WONへ行ってきました。焼肉いっぱい食べてきましたよ。おかげで今日は会社にリステリンを持っていく羽目に…。でもおいしかったもんねー。4歳になった娘のえなちゃんに折り紙のチューリップをもらって、思わず泣きそうになっちゃいました。大きくなってもローマとまみちゃんのことを忘れないでね。そらちゃんを思い出しました。
2007年03月13日
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親友むが録画しておいてくれたドラマ『トップキャスター』、見終わりました!むはどうしていつもわたし好みのドラマばかり選んでくれるのか謎。わたしとむの好みがばっちり合っているというからというべきなのか、とにかくわたしのイタリア生活に潤いを与えてくれます。というかおひとり様の週末生活に。あさってはそんなわたしの恩人むち子のバースデー!12日先にあちらの世界で待っててね。このドラマは本当におもしろかった!矢田亜希子なんか今までどうかなあこの人と思っていたけど、キャラがすごく合っていてかわいかったし、天海祐希をはじめキャストみんな個性的で、ドラマ自体の設定もおもしろくてよかったです。このドラマにもいい男たち出ていましたが、いい男過ぎてあんまりそそられないのはなぜでしょう。玉木宏くんも谷原章介もいい男なのですが、『おいしいプロポーズ』の小出恵介くんのようにはノックアウトされなかったなあ。いかん。完全にモテない系の日記になっている。
2007年03月12日
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昨日はかすみと“Diario di uno scandalo”(Notes on a scandal)という映画を観に行きました。『父親たちの星条旗』を再び観に行こうと思っていたのですが、時間が合わなかったので、何にしよう?ということになって、この間観た『バベル』に出ていたケイト・ブランシェットのこの作品を選んだわけです。すご~くこわかったです。日本ではまだ上映されていないようですのでネタバレになっちゃうから書けないけれど。かすみもわたしも身につまされるところあり?いえいえそんなことはまったくございません。舞台は学校です。ケイト・ブランシェットとジュディ・デンチ演じる主人公は高校教師です。昨日の今日とはよく言ったもので、も~にゃん♪さんの復職について日記を書いたその日に高校が舞台のこの映画を観てしまいました。とにかく次から次へと起こる出来事に目が離せない、おもしろい娯楽映画でした。ジュディ・デンチはこの作品でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされました。あげてもよかったよ。こわいもん。ケイト・ブランシェットも今まであまりに印象薄いので気付きませんでしたが、演技のうまい女優さんでは?何を演じてもその役にハマって見えます。『バベル』のかけらも思い出さなかったよ。助演女優賞残念でした。前にキャサリン・ヘプバーンの役をやった時もよかったらしいし、今は『バベル』と“Diario di uno scandalo”の他に、“Intrigo a Berlino”(The Good German)も上映中。薄いのに人気女優だなあ。『ロード・オブ・ザ・リング』を観ていないわたしは、『エリザベス』、『リプリー』、『狂っちゃいないぜ!』、『理想の結婚』くらいでしか観たことありませんでした。しかしマイミクゴルちゃんとSがおもしろいと言っていた映画『ドリームガールズ』、観たかったな。ローマではあっという間に終わってしまいました。しかも助演女優賞とったの、この作品でしょ。このあと、何を食べたいか2人で考えて、先週に引き続きお寿司にしました。昨日行ったのはオスティエンセの美食工房。ネタはTAKE寿司より劣るんだけど、なんせ安いのがいいです。予算はお寿司と飲み物とデザートで1人20ユーロってとこかな。 *昨日の映画 IL FILM CHE HO VISTO IERI*DIARIO DI UNO SCANDALO(2006年・イギリス)邦題『あるスキャンダルの覚え書き』(日本公開未定)監督*リチャード・アール出演*ケイト・ブランシェット&ジュディ・デンチ
2007年03月11日
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マイミクも~にゃん♪さんが前職に復帰するとブログに書いていらしたので、ものすごくうらやましくなりました。そして昨日電話で話した友人Sは、長いこと送ってきた欧州生活をそろそろ終えて、日本で地に足を付けようとしているところ。わたしは将来(こんな言葉この年で使うのも何ですけど)何をしたいのかまだよく分かっていません。かといって何か新しいことに挑戦しようという気も語学以外には起きなくて、そのやらなくてはならないドイツ語も疲れたから、時間がないからと一年以上もおろそかにしています。大学卒業直後の三年間就いた仕事は今思えば好きな仕事でした。も~にゃん♪さんからはこの仕事をとても愛している様子が伝わってきて、一緒に働いている当時も生徒たちと一緒に楽しんで学校生活を送っている姿が印象的でした。だから数年のブランクがあっても大丈夫ですよ!頑張ってね。同じく元同僚のもち氏も、こんな先生に教わりたかったなと思わせる、爆笑授業を展開しちゃうまるでマジシャンのような人だし、生徒と涙の卒業式を送ったらしいマイミク選手なんかのブログを読むと、かっこいいなあと思ってしまいます。同じ教員だったらこっちで日本語教師でもやるかという話になりそうですが、わたしはイタリア語が得意ではないので、説明できないセンセーになっちまいます。これはいけません。だからあさちんやひとみちゃんがうらやましい。いつかまた日本の高校生に世界史や日本史を教えられるといいのだけれど。
2007年03月10日
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昨日3月8日午後6時何分だか。産まれましたよ!娘っ子が!嬉しいです。今朝、弟が携帯で写メを送ってきました。うちの両親が「ひがむからあいつにも知らせてやれ」ということでやっと送ってきたのです。おそいっつーの!しかしこれでわたしも正真正銘のおばちゃんです。さとちゃんごくろうさまでした。
2007年03月09日
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昨日はかすみから「今晩仕事ないけどどうする~?」と携帯メールがあったので、水曜で映画館5ユーロの日だし(日本も1000円の日だよねえ)、『父親たちの星条旗』を観に行くことにしました。『硫黄島からの手紙』の興奮さめやらぬうちに観たいと思ったのです。結論から言うと、わたしたちにはこの映画のすべてを理解する語学力が足りなかったです。6年もイタリアにいるのに…。しかも外国人の顔と名前が覚えられず、登場人物の区別が付きませんでした…。興味深い映画だっただけに残念でした。もう一度観ようと思っています。もしくは日本にて日本語字幕で。ものすごくアメリカを感じさせるアメリカ映画で、英雄とは何かがテーマとなっています。最後のシーンなどはいかにもアメリカ映画!これは日本人には分かりづらいところで、だから『硫黄島の手紙』が外国人には理解されないだろうな、と思ったことと一致するわけです。日本人が「天皇陛下の御為」とか言って万歳三唱をして出征を祝っている時に、アメリカの船の上ではラジオからジャズが流れ、それに合わせてギターをつまびく兵隊がいる…。硫黄島で星条旗を揚げた6人の兵士のうちの一人であった主人公の衛生兵が、讃えられて仲間2人とともに母国で凱旋させられるのですが、厳しかった戦闘がしばしば頭の中でよみがえります。実際の話をもとに映画化したそうです。硫黄島の戦闘の様子は、実際に簡単に落ちると思われたもののかなり手こずったという事実に基づき、アメリカ軍がかなり押されているように描かれていました。逆に『硫黄島からの手紙』は日本軍が徹底的にやられている様子が描かれているから、辻褄が合わないような気がしました。クリント・イーストウッドのこの2作品を見れば何か彼の言いたいことが分かるかな、と思いましたが、正直あまりよく分かりませんでした。『父親たちの星条旗』だけを観て「ああ、戦争はよくない。戦争なんてやめよう」ということがアメリカ人に伝わるのかと考えると、そうでもない気がします。『硫黄島からの手紙』が従来の戦争映画と違うのは、ハリウッド映画という名目のお陰で敗戦国日本の苦しみがアメリカにもしかしたら少しだけ伝えられるかもしれないということ。やっぱり重みがあったのは『硫黄島からの手紙』でした。イタリア語がもうちょっと分かったら違ったのかもしれない?そんなことないわな。わたし日本人だから。
2007年03月08日
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親友むが録画してくれたTBS日曜劇場『おいしいプロポーズ』を見終わりました。これで終わりなんて残念無念。ちょーおもしろかった。しかしわたしは当てます。10回しかなかったので、視聴率低くて打ち切りになっちゃったんでしょう、ズバリ。このインパクトのないキャスティングがやっぱりねえ。でもわたしに言わせればすごくおもしろかったんですよ。この年下の白馬の王子様設定、楽しみました。『愛の流刑地』で散々の評価の長谷川京子ちゃんですが、こちらはいいですよお。そして小出恵介くん、テレパルでは見ています。『のだめ』にも『白夜行』にも出ていた彼ですよね。初めて見ましたが、イタリア語を話すセレブもサマになってます。ステキ。いくつかしら?(あとで検索)そしてインパクトのないキャスティングと書いてしまいましたが、いえいえそうでもない、小池栄子ちゃんにキャイーンの天野くん、西村雅彦、橋爪功、小澤征悦と、脇も個性的で実によかった。わたしは大好きなドラマです。誰か見た人いませんか?いないだろうな。
2007年03月07日
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“BABEL”を観ようとトラステヴェレの映画館に5時半の回に行ったらもう売り切れで、そこで「ぴあ」の映画館情報みたいな薄い雑誌をもらって「じゃー他にどこでやってる?」と探したらサン・パオロで6時からだったので、車を飛ばして行きました。幸運にも駐車スペースも早く見付かり、6時の回に間に合いました。3つの全く異なる話が実は全部つながっていた、という設定で、しかも3つともドキドキハラハラする筋書きでした。誰も言わないけどブラピの演技がけっこう良かった!ガエルくんのキレ具合も良かったし、りんこちゃんもオスカーノミネートのさすがの演技でした。けれどやっぱりオスカーは取れませんね…。そして「りんこ」という芸名はいかがなものかと…。この名前でイタリア進出は決してしてはなりません。磯野カツオも同様です。砂漠を車やバスで走るシーンやディスコのシーンがあって、乗り物に弱いわたしは酔ってしまいました。それに加えて画面が近すぎたのかもしれません。このあとひとみちゃんに会えるかと思ったのに、気持ち悪くなって家に帰ってしまいました。遊べなかった皆さんごめんなさい。 *昨日の映画 IL FILM CHE HO VISTO IERI*BABEL(2006年・アメリカ)邦題『バベル』監督*アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ出演*ブラッド・ピット&ケイト・ブランシェット
2007年03月05日
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日本ではかなり話題作になっているであろう『硫黄島からの手紙』を遅ればせながら見てきました。イタリアでは外国映画は吹き替えされてしまうので、わざわざ「オリジナル+字幕」と書いてある映画館まで行ったのに、あとでかすみに聞いたら彼女の見た映画館もオリジナルの日本語だったので、おそらくこの映画に関しては特別にイタリア人にも字幕で見させるようにしているのだろうと思いました。確証はないのだけれど。見終わって映画館を出て、しばらくは心の中に重い物が残ったままでした。戦争映画についての感想は何を書いてもありきたりで陳腐になるのであまり書きたくないのですが、ここに描かれたような出来事が本当にあった(こういった死に方をした人が本当にいた)ということを改めて理解するとともに、この重みは外国人には分かりづらいだろうなと思いました。例えばわたしが今住んでいるのは第二次大戦で同じ枢軸国だった(とわたしは今まで仲間意識で見ていた)イタリアですが、イタリアはこれより2年前に降伏しているから敗戦国という意識は持っていないのです。このあとドイツに宣戦布告してるしね。確かに土曜の午後だというのに観に来ている人は少なかったし、話題性もイタリアのマスコミでは乏しいです。わたしたちのじいちゃんばあちゃんは実際に戦火をまぬがれて生きてきて、とうちゃんかあちゃんは戦争直後に子供時代を過ごしている、割と身近に戦争を感じてきた身内のお陰でこの映画の意味が分かるのじゃないかと思いました。そうでないと、単なる映画で終わってしまうと思います。それでも観ないよりはいい、「二宮くんラブ」という不純な動機でもいいから、たくさんの人に観て欲しいです。また、この映画の監督がクリント・イーストウッドという点ですが、ここがいまいち分かりません。これはきっと日本での宣伝やインタビューを読めば分かるのでしょうが。今時の日本の若手監督の作品と言われても気付かないような気がします。戦争を知っている世代のアメリカ人の有名な俳優さんがさっぱり分からない外国語で撮っているのだから、敢えてもっともっと描いて欲しいものがありました。期待をしすぎたのでしょうか。残念ですが、この不満は “FLAG OF OUR FATHERS”(邦題『父親たちの星条旗』)を観れば解消されるのかもしれません。今週か来週観に行くつもりです。ハリウッドでも評判の高かったという嵐の二宮くん、とても頑張っていたと思います。しかし表情がどうも現代っぽすぎる気がしました。これはわたしの感覚なのですが、昭和20年の青年があんな表情を見せるだろうか?と思ったところが何ヶ所かありました。あとは裕木奈江ちゃんが良かったです。あとで彼女だったと知りました。税金でギリシャに留学していたとバッシングを受けていましたが、見事なカムバックだと思います。石原真理子のカムバックよりはるかに素晴らしかったと思うのです。あとで『文藝春秋』2月特別号に掲載されていたノンフィクション作家梯久美子氏のルポ、『硫黄島 栗林中将衝撃の最期』を読んでみました。おもしろいことが取り沙汰されていたもんだと思いますが、本人と遺族にしてみたらこれほど迷惑なことはないでしょう。梯氏のこの結論でひとまず収まって、これでもういいんじゃないかと思います。しかし本当にこの映画は重かった。映画館を出て同じ敷地内のショッピングセンターでこんなに暗い気持ちでいたのはわたしだけだったでしょう。これほど引きずる映画はありません。あまり食欲はなかったけれど、お寿司は食べられる気分だったので、みんなでトラステヴェレの「TAKE」でお寿司を食べました。それから飲み屋に行ったら、通りでみんなが上を見ているので何かなあ、と思ったら月食だったのでした。 *昨日の映画 IL FILM CHE HO VISTO IERI*LETTERE DA IWO JIMA(2006年・アメリカ)邦題『硫黄島からの手紙』監督*クリント・イーストウッド出演*渡辺謙&二宮和也&伊原剛志
2007年03月04日
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イタリアに来たばかりの頃はよく見ていたサンレモ音楽祭、ここ数年見ていなかったのですが、昨日のゲストは大物揃いということもあって、9時過ぎにはテレビの前にいるようにしました。イタリア人のタレント、知らない人には説明しづらいのですが、とにかくアホっぽくてむかつく人が多いのです。でも今年の司会者ピッポ・バウドとミシェル・フンツィケルはわたしにとってはとても好感が持てるタレントさんでした。それで見る気になったというのもあります。メインゲストになんと今やハリウッドスターとなってしまったペネロペ・クルスがいました。15分間くらいの短いインタビューでしたが、堂々とイタリアで受け答えをして、それはそれは立派なものでした。イタリア語はイタリア映画“Non ti muovere”(邦題『赤いアモーレ』)撮影の際に特訓したのだそうです。いくらスペイン語とイタリア語は似ているとはいっても、本当に上手でした。質問されたことに真剣に答えている様子がうかがえました。イタリアのこと、“Non ti muovere”で演じた役「イタリア」のこと、アカデミー賞会場のこと、女優という職業のことなど…。話す時にクルクル表情が変わるのもとてもかわいらしく、さすがだなあと思いました。そんな彼女がオスカーを逃したのはとても残念だと思います。 “Volver”のペネロペは素晴らしい演技でした。トム様と別れて本当によかったと思います。『バニラスカイ』のことは早く忘れた方がいいと思います。実はわたしと同じ年です、彼女。それにしては魅力と色気に差が…ありすぎる…。
2007年03月03日
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休みの日を除く毎日、お昼を食べに行くファブリッツィオの店MANGIOSARDOでは、顔なじみの常連客同士の交流があるのでわたしはとても好きです。特に毎日来ている外国人だと言うことですぐに覚えてもらえるわたしは得です。そんな常連客の中の一人、政治家のアントーニオと一緒のテーブルで食べました。アントーニオはマイ唐辛子を店に置いていて、いつでも何にでもかけて食べます。昨日は戦後すぐにアルゼンチン移民となり亡くなってしまったお兄さんに会いに行った時の話をしてくれました。このように近くで働く人か、向かいの大学の学生が客の大半なのですが、時々小道にまぎれこんできた観光客たちもやってきます。フランス人の家族がいてピッツァを食べていました。店主のファブリッツィオと立ち話をしているアントーニオを置いて、わたしが店を出て職場の方に歩き出すと、「マダーム、マダーム」と後ろの方から声がします。はじめのうちはわたしのことだと思わなかったので、無視してスタスタ歩いてしまいました。わたしを呼んでいるのだと気付き、何事かしら?と振り向くと、隣のテーブルにいたフランス人家族のうちの下の男の子が一生懸命に走ってきて、何かをしきりに訴えているのです。「???」…。すると彼はジェスチャーでわたしが眼鏡を店に忘れてきたことを教えてくれました(でも持ってきてはくれなかった…)。しかしながらわたしは眼鏡などかけていないので、それはまったくもってわたしのものではなく、まぎれもなくアントーニオのものだったのです。8歳くらいのくるくるパーマのかわいらしいフランス人の男の子。でもきっと養子なのだろうな、アラブ系かアフリカ系の血が入っているような褐色の肌でした。彼、骨折り損のくたびれもうけ…。申し訳なくも「あのシニョーレの物なのよ」と説明しました。もちろんイタリア語で。急だったので「メルシー」すらわたしの脳からは発信されず、「グラーツィエ」と彼に手を振りました。小さな出来事でしたがわたしは感動しました。旅先で見ず知らずの外国人の眼鏡(結局わたしのじゃなかったけど)を心配してくれ、しかもそれを走って知らせに来てくれた観光客の小さな男の子がいたことにです。オフィスに帰ってじーんときたので、フランス語のローマのガイドブックを手にして、再びファブリッツィオの店に戻りました。あの子にプレゼントしようと思ったのです(会社のだけど)。ファブリッツィオ、クラウディア、アントーニオに、わたしが感動した旨を伝え、彼に本を渡しました。照れくさそうにしてピッツァを食べ続けていました。わたしはフランス語ができないので何も話せませんでしたが、お母さんはしきりに「いい人ねアナタ、メルシーメルシー」みたいなことを言ってくれました。わたしにとってはとても心が温まる忘れられない出来事となりました。この間この店で撮った写真を、数日前にkyokoさんに送って頂きました。kyokoさん、どうもありがとう。
2007年03月02日
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くすぶるわよ!モテない系。あのね、本当にこの能町みね子氏の書くこと、当を得てます。趣味の話。音楽、読書、映画。聞かれると困るんです。特にわたしをあまり知らない人に。答えられないんです。だからモテない。以下、能町氏の文章。言ったって相手が知るわけないし、マニアックな人だと思われて引かれるのも心外。内容を知りもしない人にオタクというレッテルを貼られるのは屈辱的です。そんな時の究極の方法。「うーん…まあ、いろいろです…」これだよね。こんな答えで壁を作れば相手としてはとりつくシマがありません。こういうどうにも広げようがない答えで、さっさとこの話題を終わらすに尽きます。わたしの場合、深く説明するのが面倒ということもあり、お茶を濁すことが多いのですが、とどのつまりは相手に分かるわけないだろうというあきらめなのかもしれません。特に自分の過去(たいそうなものでもないけど、あ、ってまたはぐらかしちゃった)とか趣味とか。だから逆に、ちょっと知り合った人と、話しているうちにお互い割とマニアックな話ができることが判明すると、急激に仲良くなったりするのです。もっともわたしの場合、この相手が女性という場合が非常に多くて、だからモテない系なわけなのですな…。ちなみにわたしは岡田あーみんの『お父さんは心配性』好きでした…。でも王道も好きよ。キティちゃんとか冬ソナとか東野圭吾とか日本航空とか。
2007年03月01日
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