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連載随筆「仕事のできないホテルウーマン」


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12 憧れの日本航路


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2005年01月19日
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カテゴリ: ホテルのお仕事
朝食は2階のレストランでビュッフェです。
案内された席はアメリカ人ビジネスマンと
アメリカ人カップルにはさまれ、
しまいにはわたしを越えての会話が始まり、
どうしようかと思ってしまいました。

朝食は中華も洋風も一通りあり、質はまあまあです。
種類は少なかったけれど
バルセロナのアリマラ・ホテルの方が良かったです。

夕方の会合まで時間があるので、
北京散策 へと出かけました。
寒い寒いとは言いますが、日本も充分寒いですから、
歩いている分にはさほど感じません。
まずは 天安門広場 を見てみることにしました。
地図で見ると地下鉄の駅にして1コ分ですから歩きました。
確かに王府井からそれほど遠くないところに
天安門広場はあります。
西を目指して歩いてふと気付くと
右側に城壁が現れます。
これがあの 毛沢東 の肖像画のかかる天安門につながるのです。

TENANMON

ホテルにあんなにいた西洋人たち、どこへやら?と思うほど
ここには中国人しかおらず、しかもみんな
田舎から来た観光客 のようなんです。
わたしも紛れてぞろぞろ門をくぐり、
故宮に向かって歩きました。
残念ながら他のところも行ってみたかったので、
故宮 の中には入りませんでした。
大きな建物や何千年もの歴史を持つ中国人たち、
見ていてとても楽しいです。

王府井には地下鉄で戻り(地下鉄の切符は 30元 !約40円!)、
ホテルの真裏の道を何気なく歩いていると、
地元の中国人っぽい人たちで混んでいる
レストランを横切りました。
まだ先にも食べるところはあるだろう、と
一旦は通り過ぎたのですが、
先に行ってもあまり良さそうなところがなかったので、
ここ 「東方人家」 に戻ってきました。

「ニーハオ」。やっぱり中国語。
人差し指を1本立ててわたしは「一人です」のジェスチャー。
案内されて座ります。
見た目は庶民的な食堂ですが、
客の層は良さそうだし、
コートに匂いがつかないようにカバーをかけてくれるしで、
けっこう高級なレストランだというのが分かりました。
ウエイターさんたちが何か 中国語 で話しかけてくるのですが、
もちろん分かりません。
わたしが分からないってアチラにも伝わっているのに
まだ話しかけてきます。
どうにもならないとはこのことでしょう。
誰も英語ができやしないのですから。
とりあえずメニューが欲しいということを
ジェスチャーと指差しで伝え、
持ってきてもらいました。
しばらくすると、異国人に困ったのか、
ウエイターたちがマネージャーみたいな人を呼んできて、
オーダーを取ってくれました。
ちなみにせっかく出てきてくれたこの人も、
英語一切話せません。
飲み物を聞かれたらしいので、
紙に 「茶」 と書きました。
これはOK。

メニューを開けてみるのですが、
まったく分かりません。
北京のど真ん中なのに 英訳メニューなし
こんな時、日本人でよかったと思います。
意外なことに9割方理解できないものの、
残り1割くらいは 漢字から意味を察する ことができました。
まず「面」(麺のことでしょう)が食べたかったのでソレ。
「海鮮面」 。よし、これで行こう。
あとは餃子っぽいものを頼みました
(忘れましたが「餃子」とは書いていなかった)。
麺は緑のラーメンで、
薄味スープに海老や ちんげん菜
しいたけなどの具が入っています。
餃子は蒸してあり、ラー油と醤油を混ぜた
究極に濃厚なスープ につかっています。 激辛 です。
辛いのでお茶を一口飲むと、
飲むたんびにウエイターの若い男の子が
ちょびちょびお茶を湯飲みに注いでくれました。
そこまでしなくても…。
「シェイシェイ」を何度言ったことか、わたし…。

清給我一張収据 (領収証を下さい)」という中国語も
既に紙に書いておいたので、
それを見せて会計を済ませました。
偉そうに「領収証を下さい」って言っても、わたしの飲み食いした金額、
たったの100元 (約130円)なんですけどね。

王府井周辺にはデパート、衣料品店が多く、
雑然とした店並びは大型の竹下通り、といった感じです。
わたしはCD屋さんを見るのが好きなので、
見つけた一軒に入ってみました。
れっきとした店に 海賊版DVD が並んでいて、
値段は激安です。
150元(約200円)で母の好きな
宮崎駿の映画 『おもひでぽろぽろ』 を買いました。
中国も外国映画はたいてい字幕付きと聞いていたので、
オリジナルに切り替えが可能だと思ったのです。
どうせダメでも安いのだから
中国人の友達におみやげとしてプレゼントできますし
(後日談。やはり日本語オリジナルで見ることができました。
しかし翌日書店で買った 『赤い月』 という常盤貴子の映画は
北京語吹き替えのみでした。残念です)。

その後、ガイドブックを見て、
王府井の他にもう一つ北京に中心街があると知り、
その 西単 へ地下鉄で行ってみることにしました。
王府井から天安門東駅、天安門西駅と2駅を乗り過ごして
西単で下車します。
ここもデパート、衣料品店が立ち並ぶところ、
王府井より少し若者向きっぽい気もします。

しばらくフラフラ散歩して、夕方になったのでホテルに戻り、
翌日のワークショップの 事前説明会 会場に行くことにしました。
前日何も載っていなかったホテルの掲示板に
「ENIT( イタリア政府観光局 )」の文字があり、
会場もすぐに見付かりました。
ホテルの地下、会議場へ行くと、イタリア人がたくさん。
受付を済ませてカタログや資料を受け取り、
会場へ入りました。
ちなみに説明会の前には
中国マスコミへの記者会見が行われていたそうです。

周りはみな仕事上どこかで顔を合わせた人同士なのでしょうが、
わたしには知り合いが一人もいず、さみしくポツンと座りました。
知らない人でもイタリア人同士ですから声を掛け合ったり、
誰かの仲立ちで自己紹介をし合ったり、
世間話をし合ったりしている人が多かったのですが、
わたしはまだそこまではできず、さみしい思いをしました。

説明会では中国の旅行業界情報、 旅行者の動向
今後の受け入れ(イタリア)側の課題などを観光局の人たちが話して、
それに対する 質疑応答 が行われました。
説明会の途中で、昨年の日本の旅行博で仲良くなったシルヴィオが
中国人の女の子と現れ、
知っている人が一人でもいると知って心強くなりました。
シルヴィオと一緒にいた女の子は
彼のホテル(3つ星、トレヴィの泉近く)と彼の旅行会社で
アシスタントとして働くヴァレンティーナで、
中国での仕事にはもってこいの人材です。
わたしなんて 東洋顔 だけはもってこいだけど…。

夕食は政府観光局主催のビュッフェが付いており、
クーポンをもらっていました。
ホテル内のレストランですから、
落ち着いて食べられるなーと思っていたのですが、
周りはみんなみんなイタリア人で、またわたし一人ポツンで、
しかもビュッフェですから立ったり座ったり慌しく、
追加で注文した ミネラル・ウォーターの値段 も気になって、
ゆっくりできませんでした。
ビュッフェには中華、洋食、
そしてなんと 刺身 もありました。
イタリア人のシェフもいて、パスタを作っていました。
わたしは英語で話しかけられてしまいました。

まだ早い時間だったので夕食を切り上げて、
ホテルの地下とつながっている商店街を見てみることにしました。
北京の商店は 21時30分 頃まで営業しているところがほとんどです。
この地下商店街にはブランド・ショップが数店、
映画館 (シネコンっぽい)、スーパー、パン屋さんなどが入っていて、
地下鉄の王府井駅、そして
グランデ・ハイアット・ホテルと 直結 しているのです。
見知らぬ街を歩くのは、本当に本当に楽しいものです。
来たがっていた母も連れて来たかったと思ったのでした。






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最終更新日  2011年02月26日 10時11分59秒
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