NOVELS ROOM

第六話

* 第六話~お絵描き~ *
「コバルト…今から熱斗とヒグレ屋に行くんだけど…って…何やってんだ?」

健人がふとパソコンをみると、コバルトは何かポーズをとっていた。
その先には、地面にペタリと座り込み、鉛筆片手に、膝に置いた画版の上にある紙に何かを描いている、ルトの姿が。
様子から見れば、コバルトを描いているのだろう。

そして…

「できたぁ!」

と、声を上げ、画版さらコバルトの方へ持って行った。

「兄ちゃん、兄ちゃん!どう?うまくできてる?」

満面な笑みで、自分の描いた絵をコバルトに見せつける。
コバルトはルトが描いた絵を見て驚いた。

だいたい、子供の描く絵は、本当に上手いとは言えないぐらいなのだが、ルトの絵は、姿形がしっかりとしていて特徴も上手く描かれていた。その上、立体感があるのだ。とても、ルトが描いたとは思えないほどの上手さだった。

「凄い…」

コバルトはそれしか言えなかった。上手すぎて言葉が出なかったのだ。

「え~それだけ~?」

不満そうにルトが言った。

「あ…いや…その…何て言うか…上手すぎるとしか…」

少々戸惑いながら、コバルトはそう答えた。
ルトは嬉しそうにコバルトに飛び付いた。

そして、その絵を健人にも見せた。

健人も、コバルトと同様の驚き方をした。

そして、もっと驚くような事が起こった。

何と、ルトが描いた絵が実体化したのだ。
これは描いた本人もかなりの驚きであった。

だが、消し方が分らず、ルトはおどおどしていた。

「とりあえず、デリートしか他ないだろう……健人、チップを転送してくれ…」
「OK!…バトルチップ・ソード、スロットイン!」

コバルトの右手がソードに変わる。
そして、実体化した絵に向かって突っ込む。

「まって!」

と、突然ルトが両手を広げて前に立ち塞がった。

「ルト…そこをどいてくれないか…」
「まってよ…ぼくがかいたんだから…ぼくにやらせて…」

真剣な顔をして、ルトはそう言った。

そして、自分の目の前に、頭身大近くのある筆を出した。
その筆を両手でしっかりと握り、

「ホワイトパレット!」

そう叫び、白色のパレットが現れた。

「ルト…それは何なんだ?」
「いいから、黙って見てて!」

ルトはそう言い、白色のパレットに筆をつけ、実体化した絵に向かって白い円を描いた。

「まっしろきれいになくなぁれ♪」

そう言い、円に斜線を一本描いた。
するとどうだろう。実体化した絵は、瞬く間に消えていったのだ。

それを、唖然と見る、健人とコバルト。
もう何が何だかさっぱり判らないという感じだ。

「えへっ♪」

ルトは満面の笑みを見せた。

「る、ルト…その能力は一体…?」
「え?何だろうね?」

―え~~~~~~~!?―

話しかける言葉も出なかった。

――――

結局、ルトの能力を調べるため、科学省に向かう事になった。
もちろん、熱斗がいないと、入れなさそうだったので、強制的に連れて来た。

そして、科学省に到着。

「こんにちは~」
「健人君!それに熱斗!突然来てどうしたんだい?」

健人は、ルトの事についての詳細を詳しく話した。
そして、

「それはピクチャーコピーと言うものだよ」

と、祐一朗はそう言った。

「『ピクチャーコピー』?」
「そう。文字通り、絵を描いてそのものをコピーする事が出来るという能力だ」

祐一朗は、試しにメットールを描いてごらんといい、モニターのスイッチを押した。
そして、健人はコバルトと共にルトをプラグインした。

「それじゃ、描いてごらん」
「うん♪」

ルトはキャンバスとキャンバス立て、カラーパレットと筆を出した。
そして、目の前に現れたメットールを数秒で描き上げてしまった。
やはり、カラーだけあって、本物と変わらないほど立体感がある。

ルトが描いたメットールはキャンバスから飛び出した。飛び出したメットールをキャッチして、縫いぐるみを持つようにして、抱き上げた。

「それで、どうするんですか?」

ルトは祐一朗に質問した。

「そのメットールに、攻撃してみてくれないかな?」

ルトは、メットールを地面に置き、

「いっけぇ!ショックウェーブ♪」

と、メットールに命令した。
ルトのメットールは命令に従い、ショックウェーブを放ち、本物のメットールはデリートされた。

「これでいいですか?」

ルトはそのメットールをまた抱き上げそう言った。

「うん、いいよ。この調子なら、他の物も描けるよね?」
「みほんがあればね…(汗)」
「見本?」
「うん…ぼく…みほんがないとかけないんだ…でも、いまのメットールならおぼえてるから、たくさんかけるよ♪」
「いや、いいよ(汗)」

後で大変になるからと、祐一朗は顔を掻いた。
そして、祐一朗はそうだと手をたたき、ルトに頼みごとをした。

「こいつをコピーしてくれないか?」

それは、ラビリーだった。

「どうしてですか?」
「たまに、外からこいつがやって来てね、毎回電気を少しずつ吸い取って行くんだよ…だから反対に電気を供給するラビリーを置けば、外から来たラビリーもそうしてくれるかもって思ってね♪」
「それなら、おやすいごようだよ♪」

すぐにルトはラビリーを描いた。そしてすぐに実体化した。

「いいかいラビッチ、そとからくるラビリーたちがきたら、でんきをすいとらないようにってつたえるんだよ♪むりだったら、こうげきしちゃえばOKだからね♪」
「ラビィ~!」

ルトによって『ラビッチ』と名付けられたラビリーはぴょんぴょん跳ねて、少しずつ電気の供給に取り掛かった。
すると、さっそく外からラビリー達がやってきた。しかも、かなり大量に…

「ラビッチ、お願い♪」
「ラビィ!」

ラビッチは大量のラビリー達に話をしようとした…が…

「ラビィ~(泣)」

やはり、一体だけでは話が出来ず、ラビッチは泣きべそかいてルトに飛び付いた。
ルトはラビッチを慰めた。

「ルト…慰めている場合ではないぞ…」

何故か冷静に話しかけるコバルト。

「あっ!そうだった!」

ルトは即座に、大量のメットールを描いた。

「いっけぇ!メットール!」

大量のメットールVS大量のラビリー。
もちろん相打ち。

残ったのは、ルトの描いたラビッチ、そしてルトの描いたメットール。

「…兄ちゃん…こんなんでいいの?」
「まぁ、いいんじゃないのか?」

結局、ラビリーで電気の供給は取りやめになった。何故なら、ラビリーを一体置けば大量にくる事が判明したし、退治も大変になるし、管理ナビに任せた方がましだと言う事になったからだ。




そして、それぞれ家に変える二人。

「で…その二匹、消さないのか?」

コバルトがルトにそう言った。

「うん♪ぼくのペットにするの♪」

だとよ…と言うように、コバルトは健人の方を向いた。

「…まぁ、いいんじゃねぇの?」

おいおい、いいのかよ…と言わん許りの顔をしたコバルトであった…


(続く…)


コメント
うわぁ…わけわかめだぁ!!
何かもう複雑や!
ホント意味不ですみませんlliorz

タグは こちら のタグを使っています。


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: