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無尽の鎖 第2話

無尽の鎖 第2話「ラルドの災難 ―Happening―」
作者 倉麻るみ子(PN&HN)

無事森から出る事が出来た、カインとラルド。
とりあえず、自分の家に入る。
・・・前に、カインのうちの隣りに住んでいる同い年と思われる女の子が、カインに話しかけて来た。

女の子「カイン!」
カイン「お、ミラルじゃないか!ただいま!」

彼女の名前はミラル・ドレイン。
先ほども言ったが、カインと同い年の女の子だ。
気が強いのだが、本当はとっても心配性なのだ。

女の子(ミラル)「『ただいま!』じゃないわよ!よくあの森から帰って来られたわね・・・。」
カイン「コイツが連れて来てくれたんだぜv」
ミラル「『コイツ』って・・・この子の事?」
カイン「そうだぜ」

ミラルはラルドを見つめる。

ミラル「可愛い~ヽ(≧∀≦)ノ」

そう言って、ラルドに抱き付く。
ラルドは少し迷惑そうな顔をする。

ミラル「この子女の子?」
ラルド「私は男だ・・・。(汗」
ミラル「え、でも、スカートっぽい服着ているじゃない♪」
ラルド「・・・カイン・・・このミラルとかいう女、お前と同じ事言っているぞ。」
カイン「・・・(汗)」
ミラル「って事は、男の子なの?」
ラルド「さっきからそう言っているだろう。」
ミラル「男の子に見えなぁい(≧∀≦)」
ラルド「・・・。」

ラルドはもう呆れていた。
やってられないと思ったのだろう。
すると、急にラルドの体がフワッと浮いた。
ミラルに持ち上げられたのだ。
そして、そのまま肩に乗せる。

ミラル「え~(≧∀≦) めっちゃ軽い~(≧∀≦) 何この子~(≧∀≦)」
ラルド「お、おろせ! おろさないと、ただでは済まさんぞ!?」

ラルドが必死に抵抗する。

ミラル「ねぇ、ねぇ!この子ちょっと借りるけど、いい?」
カイン「あぁ、いいぜ(笑)」
ラルド「カイン!貴様なんて事を!?」
カイン「付き合ってやれよ、な♪」
ミラル「さ、私の家に行きましょ♪」
ラルド「うわぁああ!カイン~~~!!」

ラルドがミラルの家に連れて行かれる。

カイン「面白そうだから、俺も行こっと♪」

その後を、カインがついていった。



―数分後―

ミラル「うわぁw 超→可愛い~♪」

ラルドはミラルによって服を着せられていた。
さっき着ていた服に少し似ていて、イメージカラーはやはり緑。
コートのようで、スカートのような服だ。襟と、袖の端と、裾は緑色。
ボタンは淡い黄色。
ポケットも二つついている。入り口付近はやはり緑色。
後は白色なのだが、灰色のチェック柄がついていた。
そして、茶色のブーツをはかされている。

ミラル「もう完璧ね♪今日からこれ着てなさい♪」
カイン「すっげぇ似合っているぜ♪」
ラルド「・・・。」
ミラル「ところで、この子の名前は?」
カイン「あぁ・・・コイツは、ラルド・ジェイクって名前なんだ!」
ミラル「うふふ・・・。可愛い名前。」
カイン「それにしても、すごかったなぁ、あの力。」
ミラル「あの力って?」
カイン「遺跡をふっ飛ばしたんだ。」
ミラル「え・・・。(汗」
カイン「・・・それにしても、何でお前があんなところにいたんだ?」
ラルド「・・・名前を思い出した後から、少しずつ、記憶が戻ってきた。」

カインが首をかしげる。

ラルド「私が封印されていた理由は分からない。でも、何かをやってしまったのは、少し覚えている。」
ミラル「例えば、どんなの?」

次の瞬間、ラルドはとんでもないことを言った。

ラルド「ダムを1つ吹き飛ばしてしまった。」

その一言で、ミラルは硬直してしまった。

カイン「凄いじゃんか、ラルド。」
ラルド「あぁ・・・。」
ミラル「凄いどころの話じゃないわよ!」

ミラルは急に声のトーンを上げた。

ミラル「カイン、2年前の事件覚えている?」
カイン「何?」
ミラル「ドナウ川のダムがいきなり吹き飛んだっていう事件よ!」
カイン「あぁ・・・、そういえば、そんな事件があったな・・・。・・・て、えぇっ!?」
ラルド「そうだ。その時に、確かにそのドナウ川のダムを吹き飛ばした。」
ミラル「やっぱり・・・。」
カイン「ラルド・・・。」

カインは少し硬直した。
だが、次の瞬間、予想外の言葉を言った。

カイン「・・・やっぱり、お前は凄い!」
ミラル「カーイーンーッ!?(怒」
カイン「ゲ・・・。」


カインの顔には赤く手形が残っていた。

ミラル「とにかく、早く、その子遺跡に戻してきなさい!」
カイン「無理。封印の仕方知らないし、それにミラルさ、ラルド可愛いって言ってたじゃねぇか!」
ミラル「それとこれとは話が別よ!早くしなさい!」
ラルド「少し思い出した。・・・私は、私が選んだ者に命令を下すと、どんな封印も解く事が出来るんだったなぁ・・・。」
カイン「すげぇなそれ!」
ミラル「凄いじゃないわよ!」
ラルド「焦らなくて大丈夫だ。・・・私は昔の事はほとんど覚えていない。
多分、私の力も抑えられていて、建物一つ吹き飛ばすぐらいに下がっている。」
ミラル「建物1つって、それも問題じゃない・・・( ̄□ ̄;)。」
ラルド「・・・人は襲ったりはしない。ただし善のみだ。」

善のみねぇ・・・と、腕を組むミラル。

ミラル「じゃあ、悪の場合は?」
ラルド「二度と悪さが出来ないようにする。」
ミラル&カイン「襲うのか・・・。」
ラルド「襲わないのは善のみと言っただろう?」
カイン「だったら、多少こらしめるってのは?」
ラルド「その程度で懲りてくれればいいのだが・・・。」

ラルドは多少の溜め息を付いた。
とりあえず、周りの人にはラルドの事は何も言わないと言う事にしたのだが、やはり遺跡での約束もあるので、結局街を案内するはめになった。
カインとミラルはラルドを街に連れて行く。
だが、ミラルはやはりラルドが可愛いと言い、また肩に乗せている。

これじゃ、ある意味逆だなと思うカインであった。
商店街らしきところで、うろつく三人。
ラルドは、あっちに行けだのこっちに行けだので、二人を振り回していた。

すると・・・、

目の前に、誰から財布を盗んでいった男がいたのだ。
ラルドはそれを見逃さなかった。

ラルドはミラルから、ひょいっとおり、その男に向かって行く。
それにすぐ気付く二人。

そして・・・、

ラルド「貴様・・・、今ポケットの中にしまった物を見せろ・・・。」
男「あぁ?何だてめぇ?」
ラルド「さっさと見せろ・・・!」
男「は?何いっていんだこのガキ?」
ラルド「しらけるつもりか!貴様!人の財布を今盗ったであろう!?」
男「知らねぇなぁ?オレはそんな事した覚えはないぜ~?ってかガキの癖して生意気なヤツだなぁ・・・てめぇ、一回死んで来い!!」

男は、ラルドに向かって刃物を向けて走って来た。

そして、ラルドは・・・、

第3話へ続く




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