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無尽の鎖 第20話

無尽の鎖 第20話「風と雷と影 ―Cyclone&Thunder―」
作者:J・ラコタ

―スペインのどこかにある草原―(オィ
少女「来たわ・・・!」
少年「あぁ・・・、またか・・・。」
少女「しつこいわね。行くわよ!」
少年「OK!」

少女は片手を挙げ、そして、その追ってくる物に人差し指を向けた・・・、

―ズドンッ!

晴天だったはずの空から、突然、雷が落ちてきた。

ライディス「うわっ、」
ユリウス「ライディス、ニィナ、大丈夫か?」
ライディス「一応・・・、」
ニィナ「大丈夫・・・、」

だが、さらに少年は手をユリウスたちに向け・・・、

―ビュウゥゥッ!

手から竜巻を出した!

ニィナ「あぁっ!」

ニィナが竜巻に巻き込まれてしまった。

ライディス「ニィナ!」

ニィナを助け出そうとライディスも竜巻の中に飛び込む。

ライディス「わぁぁぁ!!」

しかし、竜巻の風圧に耐え切れず、ライディスも吹き飛ばされた。

ユリウス「チッ・・・う、うわぁぁぁ!」

ユリウスまでもが竜巻に巻き込まれて、他の2人と同じく舞い上げられ、遠くへ吹き飛ばされた。
では、この3人が追っている相手は・・・、

少女「さすがねイディン。でも、私の「ライトニング」には敵わないけれど。」
イディン(=少年)「(それは、この前の雷は不意打ちだったからだろ・・・?)」←小声
少女「イディン?何か言った?(^^#」
イディン「い、いや、別に・・・、」

しかし、少女は不意にイディンの掛けていたメガネを掠め取った。

イディン「あ、あぁっ!返してよ、シルビィー!!」
シルビィー(=少女)「フフッ、やっぱり、メガネなしがかわいいかも。(^o^」
イディン「返してよーっ!!(×o×;」
シルビィー「やーなこった。」

イディンがシルビィーから自分のメガネを取り返そうと、シルビィーに走る。
しかし、シルビィーはイディンよりも足が速いため、イディンは追いつけない。

イディン「(こうなったら・・・、)やあぁぁぁっ!」
シルビィー「え・・・!?」

イディンが、なんと、シルビィーの後ろから飛び掛った。
シルビィーが倒れている間に、イディンはメガネを取り返した。

イディン「ふぅ・・・、やっと取り返せた。」
シルビィー「イディン・・・。」
イディン「え・・・わ、悪かったよ!でも、君だっていけないんだぞ!!」

でも、次の瞬間、驚くべきことが。なんと・・・、

イディン「・・・!?」

シルビィーはイディンに抱きつき、・・・押し倒した。

シルビィー「・・・イディン。」
イディン「な、な、何!?/////」
シルビィー「・・・やっぱり、あなたって、か・わ・い・い。」

と言い、シルビィーはイディンのメガネを外す。

イディン「あっ・・・、」
シルビィー「フフフッ・・・。やっぱり、私達って、最高のコンビよね。」
イディン「・・・うん・・・。」
シルビィー「だから、その・・・、」
???「やっと見つけた。」
イディン&シルビィー「!!?」

何処からかする声に驚き、すぐさま立ち上がり、辺りを見回す2人。

???「こっちだよ。」

と、その声のする方向から現れたのは・・・、

マイケル「バァ。」

マイケルだった。
・・・え、えぇぇぇ!?(何

イディン「マイ・・・ケル?」
マイケル「よ、しばらく。」
シルビィー「ちょ、ちょっと!どうしてこんなところに?」
マイケル「退屈しのぎにバルセロナの外に出て来たら、なんか派手に遣り合っていたからねぇ。あいつら誰なんだ?」
イディン「あいつらって・・・?」
マイケル「なんか・・・、あの獣みたいな3人組の。」
シルビィー「プラノズの手下。」
マイケル「プラノズって、あの時、君らを連れて行った男の人?」
イディン「そうだけど・・・、逃げてきたって言った。・・・ほうがいいのかな?」
マイケル「何故に疑問系なんだ?」
シルビィー「それより、さっきの私達のアレ。まさか・・・、」
マイケル「間近から見t」

―バチンッ!

なんと、シルビィーがマイケルの顔にビンタ!

イディン「あ、あわわわ・・・、」
マイケル「イテェな・・・、いきなりなんだy」
シルビィー「いきなり現れて、私達のあのやり取りを見ていたの!?
おまけに、いいところで声なんか掛けて・・・、よくもまぁ、せっかくのムードをぶち壊したわね!!(`Д´#」
イディン「ちょ、ちょっt」
マイケル「ちょ、悪かったって・・・。腹減ってないか?」
シルビィー「全然よ。でも、この近くに町があるなら、案内してよ。さっきムードをぶち壊した分ね・・・!」
マイケル「わ、分かったよ・・・。な、なぁ・・・、どこか安い宿にでも泊まるか・・・?
(´Д`;」


―スペイン バルセロナ―
シルビィー「ここがちょうど良いわね。」
マイケル「ちょ、ちょ、ちょっと待てーっ!!ここって、高級ホテルじゃないか!!一泊100ユーロも取られるって!!!」
(100ユーロ=日本円で約13500円前後)
シルビィー「心配不要。」
マイケル「大丈夫じゃないって!」
イディン「マイケル・・・、」
マイケル「・・・何だ?イディン。」
イディン「・・・絶対に、誰にも言わないでよ?」
マイケル「あぁ。」
イディン「(実は、シルビィーはクレジットカードの磁気情報を細工して・・・、それで一度使い切っても、すぐさま自分の持っている能力で磁気情報を書き換えて、また使う。
というわけ・・・。)」←小声
マイケル「・・・今のは、絶対言わないことにしとくよ・・・。」
イディン「でも、それをやっているのは、シルビィーが持っているクレジットカードの内、たった1枚だから・・・。」
マイケル「一体、何枚持っているんだ?」
イディン「・・・8枚。」
マイケル「8枚!?」
イディン「シーッ、静かに。声大きいよ。」
マイケル「ゴ、ゴメン・・・。・・・とにかく、中に入ろうか。」
イディン「そうだね。」

というわけで、シルビィーに続いて、2人も高級ホテルの中へ・・・。
しかし・・・、今の話を立ち聞きしていた奴がいた・・・。

???2「・・・クレジットカードが8枚か・・・。・・・相手はガキが3人で、クレジットカードを持っている子供は大金持ちの家の娘か・・・。
楽勝だぜ。クーックックッ・・・、」

・・・幸い、「違法行為」の方は聞かれてなかったようだ。(^^;
(クレジットカードの磁気を細工して使うというのは、絶対にマネしないでください。
それと、絶対にクレジットカードは磁石やスピーカーなど、磁気の強い物の近くには置かないこと。)

イディン「3人部屋を・・・」
シルビィー「2人部屋と1人部屋を一室ずつ。」
イディン&マイケル「(えぇぇっ!?(゜д゜;))」
イディン「ちょ、どういうこと!?」
マイケル「何故に2人部屋と1人部屋!?」
シルビィー「何か悪い?(^^#」
イディン&マイケル「・・・いえ、別に・・・。(恐えぇ!(×д×;」
シルビィー「じゃ、マイケルは1人部屋ね。」
マイケル「やっぱりか。・・・イディン、ちょっと話がある。」
イディン「何?」
マイケル「(いいか、食い殺されるなよ?)」←小声
イディン「(な、何不吉な事を言っているのさ!?)」←小声
シルビィー「ちょっと!小声で話しているつもりだろうけど、まる聞こえだけど・・・?(゜Д゜#」
マイケル&イディン「ヒィィィィ!」

―ドッカンッ!

マイケル「(な、何で俺だけ、んな、ゲンコツを食らわにゃなら・・・無い・・・?)」

―バタッ

イディン「あわわわわ・・・。」
シルビィー「ついでだから、あのバカもトランスポーターと一緒に部屋に運んでくださいな。」
ベルボーイ「は、はぁ・・・。」


―1403号室―
ここがマイケルの泊まる部屋・・・。

マイケル「・・・思ったより広いな。・・・何しよう・・・?」

お悩みの様子。


―1402号室―
で、ここがイディンとシルビィーの泊まる2人部屋である。

シルビィー「ふぅ。お疲れ様。」
イディン「あぁ・・・、疲れた・・・。」

イディンはベッドへダイブする。

シルビィー「ちょっと!」
イディン「何・・・?」
シルビィー「風呂は行ってきてよね!・・・と言いたいけれど、私が先。出たら教えるから。」
イディン「う、うん・・・。(・・・珍しいな。シルビィーが先に入るなんて・・・。)」
シルビィー「(さっきは、あのお邪魔虫のせいで、いいところ逃したけれど、これで勝負よ!)」

マイケル「ヘックシッ、・・・風邪かな・・・?ちょっと様子でも・・・。」

マイケルはドアに手を掛けた。
だが・・・、

マイケル「(あ、あれ!?ドアが開かない!!ちょ、どうなっているんだよ、オイ!!?)」

マイケルは必死にドアを引っ張る。
しかし、彼は気付いていなかった。
自分が罠にハマったことに。
当然、これはシルビィーが仕掛けた罠だった。

シルビィー「風呂・・・空いたわよ?」
イディン「あ、分かったよ。」
シルビィー「・・・/////」

シルビィー赤面。
これからやることを考えると、赤面するのは、無理も無い。
だが、イディンはそれに気付かず、風呂に入った。

しかし・・・、

???2「・・・ここだな。」

ある男がシルビィーたちの部屋の前に立っている。
拳銃とナイフを隠し持って・・・。
その上、ドアを開けるコードを割り出す装置を持っている。
どう考えても、ホテルのベルボーイには見えない。

その装置を部屋のオートロックのプラグに差込んだ。
そして、コードが出てきた。

「213594843」

静かにドアが開いた。
シルビィーはまるで気付いておらず、強盗はそのまま部屋の中へ侵入した。

シルビィー「(・・・さすがに、この格好はマズイかしら・・・。・・・いやいやいや、シルビィー、このままやらないでどうするの!
チャンスは掴む物なのよ!!)」

とシルビィーが心の中で言い聞かせている時に、

シルビィー「!!?」

強盗犯がシルビィーの口の辺りに、強力麻酔薬をしみこませたハンカチを押し付けた。
シルビィーは気を失う。

強盗犯「ヒヒヒ、さてと、あとはクレジットカードのデータを全部もらうだけ・・・。・・・ついでに、この娘も奴隷市に売り払っちまうか・・・。」

強盗犯はシルビィーの手足を縛り、口にガムテープを張る。
だが、その様子をバスルームのドアの隙間から見ていたイディン・・・。

イディン「(大変だ・・・、このままだとクレジットカードを奪われて、シルビィーの命も危うい。裏へ流されたら、何処へ飛ばされるか分かったもんじゃない・・・。
よーし・・・、)」

イディンは、手でコブシを作り、犯人に向けた。

イディン「(ちょっと荒っぽい技だけど、ほとんど何の損害も出さずに済ませるには、コレしかない!)」

そして、イディンは、コブシをその強盗犯に向けて振った。
「パンチの範囲は届かないのに、イディンは何をやっている?」と思うかもしれないが、実は、これが作戦だった。

―ドガッ、

強盗犯「どぉっ!?」

なんと、ただコブシを振っただけなのに、強盗犯の背中に何かが当たった。
だが、実体が何も無い。・・・そう、空気圧を放った攻撃だ。
強盗犯がひるんだところで、イディンが一気に強盗犯の後ろに回りこみ、

イディン「おりゃっ!」

―ズドッ、

強盗犯「ぐおぉぉぉ・・・、」

―バタッ、

イディンのかかと落としが強盗犯の頭に炸裂した。

イディン「ハァ~、危なかった・・・。」

イディンはそう一息つくと、シルビィーの手足に結ばれた縄を解き、口のガムテープを外した。
シルビィーはちょうど、意識を取り戻した。

シルビィー「ううぅぅん・・・、イディン・・・。どうしたの?何があったの・・・?
私、後ろから誰かに襲われて・・・。」
イディン「心配ないよ。強盗犯なら、この通りやっつけたから。」

と、イディンが立った瞬間・・・。

―ハラリララ・・・。

なんと!
イディンの下半身を覆っていたタオルが落ちてしまったのだ!
見せてはならないものがモロ出しに・・・、

イディン「あ・・・ああぁっ!!」

イディン、焦る。
その様子を見たシルビィーも・・・、

シルビィー「・・・きゃぁぁぁっ!!!」

絶叫した。

シルビィー「い、イディン、何やっているのよ!!早く服着てよ!!!」
イディン「わ、分かっているって!!分かっているから!!(×д×」

―ドカッ、

イディン「ガァッ!」
シルビィー「バカ、バカ、バカッ!イディンのバカーッ!!」

枕を投げつける事態に発展。


その頃、マイケルは・・・、

マイケル「(何か騒がしいな・・・。てか、なんでドアが開かない・・・!?)」

未だにドアを開けられない状態でいた。


第21話に続く

※この話はフィクションです。実際の、国名、団体、都市などには関係ありません。



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