NOVELS ROOM

バレンタインは女のイベント

バレンタインは女のイベント!? ―from 無尽の鎖―
製作者:倉麻るみ子

シルビィー「はぁ・・・。」

今日はバレンタイン当日。
シルビィーは、ベランダでため息をついていた。

シルビィー「どうしよう・・・今日バレンタインだわ・・・・・・。でも、材料ないし・・・・・・。」

そんなシルビィーに、ミラルがやってきた。

ミラル「あら、シルビィーさんが悩むなんて、珍しいわね。」
シルビィー「そうよね、普通、ミラルさんとかリリスとかセラとか悩むのにね。」
ミラル「まぁ、それもそうね。で、まさかバレンタインで悩んでるとか?」
シルビィー「まぁ、そうなんだけどね。」
ミラル「やっぱりね。じゃ、女の子全員私の家に集合させなきゃ。」

ミラルは、手をポンッと叩いてそういった。

シルビィー「え?」
ミラル「みんなでチョコを作って、あげたい人にあげるの。」
シルビィー「で、でも・・・・・・。」
ミラル「作り方は、私が教えるわ。材料も私が用意するから、みんなを連れて来てくれる?」
シルビィー「わかったわ。」

ミラルはチョコ作りの準備を始め、シルビィーは他の皆を呼びにいった。

暫くすると、ミラルの家に女性キャラが全員集合した。
・・・ということは・・・・・・。

ニィナ「こ、こんにちは・・・。」

気まずそうに挨拶するニィナと、

ユーリィ「きてあげたわ。」

と、生意気に言うユーリィもやってきた。

シルビィー「ちょっと、何であんた達がここにいるのよ!」
ユーリィ「いいじゃない。本編は無事完結したんだから。敵味方なんて関係ないわ。そうでしょ、ニィナ?」
ニィナ「え、ぁ、うん・・・。」

明らかにまだ気まずそうに答えるニィナ。

ミラル「まぁ、そうね。今は同じ女だから皆で楽しく作りましょ!」

ミラルのこの一言で、一同は「オー!」と声を合わせる。

―ガタガタ・・・

ミラル「ん?誰かそこにいるの?」

ミラルがそういうと、物影からウランが現れた。

リリス「う、ウラン君!?」
ウラン「えへへ・・・。」
シルビィー「何でここにいるのよ。」

疑問符を付けずに、ウランに問う。

ウラン「ボクもチョコ作りに参加させてくれないかなぁって思ってさ。」

頭を掻いてそういうウランに、一同は揃ってこう思った。

そうか、ラルドにあげるのか。

ウラン「ねぇ、いいでしょ?」
ミラル「仕方ないわね。」
ウラン「やったぁ~!」

そういうことで、ウランも参加することに。
皆は持参のエプロンを着て、チョコ作り開始。

まず始めに、板チョコを包丁で細かく切る。
何故かって?
チョコが溶けやすいようにしておくためだ。
チョコを切っている間に、鍋に水を入れて沸騰させておこう。
火加減は中火。

ん?ウランの包丁の進みが・・・ってか、全然進んでないぞ?

ウラン「包丁使うなんて久し振りだから、怖くて進まないんだよ。」

さいですか・・・じゃない!
何女みたいな事を言っているんだこやつは!!
と、キャラに問い掛けている場合ではないか・・・。
描写をせねば・・・。

どうやら、ウランはミラルにチョコを切ってもらったようだ。

切ったチョコをボウルにいれ、先程火にかけた水(温まっているから、お湯だが)にひたし、チョコを溶かす。
一肌ぐらいの温度がベストだ。

溶かしたチョコを、かたに流し込む。

おやおや?
これは、掌サイズのハートのかただ・・・。
しかも、「LOVE」って書いてある。
これを使ってるのは、もはや言うまでもないだろう。
だからあえて省く。

他の皆は手捌きが良いことこの上ない。

かたに流し込んだチョコを冷蔵庫で冷やし、固まるまで待つ。
それまで皆は雑談タイム。

ミラル「皆は誰にあげるの?」
シルビィー「私は当然イディンによ。」
リリス「ラザロに・・・。」
セラ「師匠(せんせい)に・・・・・・。」
ニィナ「私はライディスに。」
ウラン「ボクはら・・・。」
ユーリィ「私はプラノズによ。あの人に、手作りのチョコをプレゼントして喜ばせたいの~☆」

ユーリィ、ウランのセリフを遮ったにも関わらず、めちゃめちゃノリノリです。
セリフを遮られたウランは、ふて腐れている。

ミラル「ウラン君、言わなくても、皆わかってるみたいだから。」
ウラン「でも、ボクのセリフを遮るなんて酷いよ~。」
ユーリィ「あら、ごめんなさいね。」

ユーリィは、クスクス笑いながら答えた。
何だか、ユーリィの存在が、水銀燈っぽいような・・・気のせいか。

リリス「ミラルさんは、カインにあげるんですよね?」
ミラル「そうよ。本命をプレゼントしてるつもりなんだけど、恥ずかしくなっちゃって毎年「義理」っていっちゃうのよ・・・。」
シルビィー「それこそ、ミラルさんだわ。」
ミラル「シルビィーさんは積極的だから、羨ましいわ・・・。」
シルビィー「何言ってるの、私はチョコあげるの、これが初めてよ?」

シルビィーがこう言い出すと、他の皆も初めてだと言う。

ウラン「もしかして、本命だったけど、ずっと義理で通してきたわけ?」
ミラル「え、えぇ・・・。」

いつも一緒にいるけど、いざバレンタインの時になると、自分の気持ちに正直になれずにいたのだ。

セラ「じゃ、今年こそ、カインに気持ちを伝えなければいけませんね。」
ミラル「そ、そうね・・・。」

とまぁ、こんな会話が、何時間か続いたわけで・・・。
やっぱ凄いな。女が集まると。
あ、1人は男か。見た目は女だが、全然会話に介入できてるところが凄い。

そろそろチョコが固まるころだろうか?
女子メンバー+男1名は未だ会話に夢中。
誰か、ストップをかけてくれないものだろうか。
作者がストップをかけたいのだが、私は描写をしないといけないので無理だ。

セラ「あ、ミラルさん、そろそろチョコ固まったんじゃないんですか?」

お、さすがセラ!真面目の子がいるとホントに助かる。
セラは、ミラルに問う。

ミラル「あ、そういえばそうね。会話に夢中になってて忘れてたわ。」
ウラン「やれやれ。」
ユーリィ「やれやれとかいいながら、あなたも楽しんでいたじゃない。男のくせに。」
ウラン「ボクは可愛さを追求してるからいいの!」
ユーリィ「はぁ・・・この子の思考回路は一生理解できないわね。」
ウラン「何だよそれ!!」
ユーリィ「私は本当の事をいっただけよ?」
ウラン「もう怒った!絞め殺す!!」
ユーリィ「いいわよ。でもその前に、私のベルで魂抜き取るから。」
ウラン「~~~~~~!!!」
ミラル「ほらほら、喧嘩しないの・・・。」
ウラン「フン!」

ユーリィは、クスクスと笑う。

ユーリィ「そういうところが可愛いのよ、あなたは。」
ウラン「//////!!」

ユーリィがウランのあごに手を添えてそういうと、ウランの顔が赤くなった。
正直、女の子とまともに付き合ったことのないウランには、こういう体験は始めてであった。

ユーリィ「でも勘違いしないで。私はプラノズ一筋。あなたの事なんて、微塵にも思ってないから。」

そういって、ウランの顔から手を離す。そして、「さ、仕上げを始めるわよ。」といい、冷蔵庫から、チョコを取り出してきた。
ウラン以外の女性陣は、ユーリィに対して「カッコイイ」と「クール」の言葉が、頭に浮かんでいた。

ウラン「(な、何だよ・・・ユーリィのやつ・・・。)」

これで、本当の恋が始まろうとは、本人も思わないだろう。

さて、仕上げだ。
出してきたチョコにトッピングを加えていく。
まぁ、トッピングを加えるとしたら、また数分冷やさなければならないのだが。

トッピングも終わり、いいチョコが出来上がった。
それを、可愛く包んでいく。

ニィナ「あれ?ミラルさんは何でこんなにたくさんあるんですか?」
ミラル「ひとつは、カインの分なんだけど、後はチョコに恵まれない子達に・・・。」
リリス「なんか、言い方が・・・。」
ミラル「えっと、これはシルビィーさんから絶対にもらえないだろうマイケル君の分で、これは誰ともつながりなくて、唯一影が薄いブラウン君の分で、最後はライディス君のお兄さんのユリウス君の分ね。」
ユーリィ「そうすると、1人分足りないんじゃないの?」
ミラル「え?後誰がいたっけ?」
リリス「確か、イグニスって人・・・。」
ミラル「あの人どこにいるか分からないじゃない。」
ウラン「だから作らなかったの?」

正直、ミラルはそれが理由で作らなかったわけではなく、イグニスを忘れていたという理由で作らなかったのだという。

セラ「そういえば、イグニスさんはブラウンより登場が少なかったような・・・。」


イグニス「はっくしゅっ!・・・誰か、私の噂をしてるのか・・・?」


ミラル「と、とにかく、皆にあげなきゃね。・・・あれ?」

と、ウランを見る。
「あれ?」と思ったのは、ミラルだけではない。他の皆もそう思っている。
何故ならば、ウランの所にチョコが2つ。
ひとつはラルドのものだと確定できるが、もうひとつは一体・・・?
と、突然、ウランはチョコを持ってユーリィの前に来る。

ウラン「・・・・・・。」
ユーリィ「何?」

ウランは無言で、ユーリィにチョコを渡す。
全員は、呆然とその光景を見る。

ユーリィ「これを私にくれるの?」

ウランは小さく頷く。

ユーリィ「フフ・・・ありがとう。」
ウラン「か、勘違いしないでよ!余ったからあげたんだからね!き、キミなんか、眼中にないんだから・・・。」
ユーリィ「分かってるわよ・・・。」

ウランは、もうひとつのチョコを持って、飛び出していってしまった。

ユーリィ「フフ・・・なんてツンデレで可愛いのかしら、あの子・・・。」

皆は呆然と見ていたが、ようやく我に返る。

リリス「わ、私、ラザロにあげに行かなくちゃ!」
ニィナ「ライディスぅ~!」
セラ「・・・。」
シルビィー「い、イディンにあげてこようっと・・・。」
ユーリィ「じゃ、私もプラノズにあげてくるわ。ミラルさん、頑張ってね。」
ミラル「え、えぇ・・・。」


ウラン「ラルド~♪はいこれ♪」
ラルド「バレンタインチョコか・・・お前が作ったのか?」
ウラン「うん!義理じゃなくて、本命だからね♪」
ラルド「全く・・・そういうのはやめろ・・・。」
ウラン「いいから食べてみて♪」

ラルドは、包みから開けて見る。
手のひらサイズのハートのチョコレートには「LOVE」とかかれていて、裏には「ラルド、大好きだよ」と書かれている。
食べ辛いが、食べないと何言われるか分かったもんじゃないので、食べてみる。

・・・・・・。

ラルド「・・・おいしい・・・。」
ウラン「ホントに!?」
ラルド「あ、あぁ・・・。お前にしてはよくやったな。」
ウラン「わ~い!ありがとう~!」


ミラル「か、カイン・・・。」
カイン「お、今年もチョコくれるのか~!ありがとな!」
ミラル「そ、そうじゃなくて・・・その・・・。」
カイン「何だ?」
ミラル「こ、これ・・・。」
カイン「いつもの通り、義理じゃねぇのか?」
ミラル「わ、私・・・カインの事が好き!!」
カイン「・・・・・・。」

一瞬呆然としていたカインだが、カインはミラルに優しい顔をして、ミラルを抱いた。

ミラル「!!?」
カイン「俺もだぜ・・・ミラル・・・。」

2人はしばらく抱き合っていた。


リリス「ラザロ・・・これ・・・。」
ラザロ「これは・・・?」
リリス「バレンタインチョコ・・・ラザロのために作ったの・・・。」
ラザロ「ありがとう・・・リリス・・・。」


セラ「せ、師匠・・・。」
ファラス「そういえば、今日はバレンタインだったな・・・。」
セラ「師匠!こ、これ!」
ファラス「お前が作ったのか・・・ありがたく貰っておくよ・・・。」
セラ「・・・・//////」


ニィナ「ライディスぅ~♪」
ライディス「ニィナ!」
ニィナ「ライディス、このチョコあげるぅ~♪」
ライディス「僕に?ありがとう、ニィナ♪」
ニィナ「えへ♪」


シルビィー「イディン。」
イディン「何、シルビィー。」
シルビィー「今日はバレンタインでしょ?だから、これ・・・。」
イディン「バレンタインチョコ・・・買ったもの?」
シルビィー「・・・む。」

―ずがーん!

イディンに、雷が落ちる。

イディン「ひ、酷いよ・・・シルビィー・・・。」

―バタ・・・。


ユーリィ「プ~ラ~ノ~ズ~♪」
プラノズ「ん?何だね、ユーリィ?」
ユーリィ「貴方のために、バレンタインチョコを作ったの・・・。食べてくれるわよね?」
プラノズ「当たり前だとも、ユーリィ・・・。」

プラノズはユーリィからチョコを貰い、包みを開けてチョコを食べる。

ユーリィ「どうかしら?」
プラノズ「おいしいよ。ありがとう、ユーリィ・・・。」
ユーリィ「喜んでもらえて、嬉しいわ・・・。」

と、ユーリィは何かを感じる。
当然プラノズも感じるはずなのだが、ユーリィにメロメロでたぶん感じていないと思う。

プラノズ「どうしたんだい、ユーリィ?」
ユーリィ「別に。でも、ちょっとここで待っててくれるかしら?」
プラノズ「どこへ行くんだ?」
ユーリィ「ひ・み・つ。ついてきたら、貴方の事嫌いになっちゃうから♪」

プラノズはユーリィの言葉に従い、そこで待つことにした。

ユーリィが外に出ると、そこにはウランがたっていた。

ユーリィ「やっぱりあなただったのね。」
ウラン「・・・・・・。」
ユーリィ「判ってるわよね。私はあなたの事、これっぽちも思ってないってこと。」
ウラン「判ってるからここに来たんだ。文句ある?」
ユーリィ「あらそう・・・。じゃ、言いたいことを言って頂戴。」

ウランはひとつ深呼吸して、少し間をおいてからこう言い出した。

ウラン「ボクは・・・キミが・・・、」
ユーリィ「「好き」なのね。」
ウラン「!!!!!!」

セリフを取られたウランは、顔が赤くなる。

ユーリィ「あなたがはっきり言わないから、私が言ってあげたのよ。感謝しなさい。」
ウラン「判ってるなら、ボクもう帰る。」
ユーリィ「待って。」

後ろを振り向いて歩き出したウランに、ユーリィがウランに近付き後ろから抱きついた。
ウランは、顔が真っ赤になる。

ユーリィ「別にあなたに恋愛感情はないけれど、その性格、私、好きよ。」
ウラン「・・・//////」
ユーリィ「少しは考えてあげる。プラノズと別れる気はないけれどね。」

そう言ってから、ウランから離れる。
ウランは、ユーリィのほうを向く。

ウラン「・・・・・・。」
ユーリィ「・・・・・・。」

二人は近づいて、軽くキスを交わした。

ウラン「・・・。」
ユーリィ「これで気が済んだかしら?」

ウランは、その答えに返答はせずに、走りながら前方にワープホールを出現させ、カインの家に帰っていった。

ユーリィ「あの子、どこでキスの仕方を知ったのかしら。まぁいいわ。」

ユーリィはそう言ってから、中に向かって歩いていくが、途中で足を止め、誰もいない場所に向かって、最後にこういったのだった。

ユーリィ「恋愛感情がないなんて、ホントは嘘かもね。」


Fin......
コメント
ごめんなさい!変な展開でごめんなさい!!
あせりすぎて、文章がぐちゃぐちゃです!!!!
でも、修正する気はないかもしれない。
でも、修正させたほうがいいと思ったならば、意見なり、反感なりぶちか増してください。


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