駄目人間は箱の中

駄目人間は箱の中

For you

柔らかに触れた
きみの肩がそっと
離れてゆくよ
地下鉄の窓に
小さく手を振って
ぼくは見送った

人波に急かされて
階段を上がるけれど

少しくらい遠いのが
うまくいく秘訣だって
きみは笑ったけれど
心まで離れそうで

ビル風を受けて
来た時とは違う通りを歩く
東京の空は
街の灯に消されて
星が見えない

きみもぼくと同じように
寂しさを感じてるの

伝えきれない言葉を
きみの前に集めたい
きみのために歌でも
作れたらいいのに

本当は きみをもっと
つかまえていたいんだ

少しくらい遠いのが
うまくいく秘訣だって
きみは笑ったけれど
心まで離れそうで

伝えきれない言葉を
きみの前に集めたい
きみのために歌でも
作れたらいいのに


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: