UNDER THE ROSE

UNDER THE ROSE

2004.11.29
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この物語は、一般庶民の「私」が何かのはずみに超ブルジョア幼稚園に子どもを入園させてしまった苦悩と驚きの毎日を綴ったものです。
お受験キッズやお金持ちの実態とは????
驚愕を笑い飛ばす余裕を身に着けるほど成長した、庶民派母親の記録物語。

登場人物
主人公 私(32)サラリーマンの夫と3人娘との5人家族。大学卒後、しばし銀行員をつとめる。現在専業主婦。

夫(36)某電機メーカー勤務。

「すべては転勤から始まった」
夫の仕事の都合で、ある地方都市F市に住んでいた私たち。夫婦の実家から数百キロはなれたこの地で、子どもを生み育て、それなりの充実した毎日を送っていた。
都心から少し離れた緑の多い土地柄、転勤族が多く、同じ境遇同士、家族ぐるみで付き合っていた。それぞれのダンナ衆の帰りが遅い日は、みんなで夕飯を作り、子どもを一緒にお風呂にいれて、まるで「新米ママ合宿」のように、それはのんびり楽しい日々を送っていた。

そんななか、いつかはわれわれの宿命である「転勤」がやってくる。親しくなった友人家族と涙の別れ。引越しが決まると、お別れ会だの、引越しの手伝いだのいいながら、また集まる。お引越しの当日は、たいてい主人公の家族は手持ち無沙汰でボサっとしていることが多い。業者のお任せパックを利用する人が多く、ベビーをつれたママは戦場のようになった自宅には居られない。そんなときもお引越しの監督はダンナに任せて友人家で、食事をし、思いで話に花を咲かせる。
そんなこんなで日本各地にちらばった合宿メンバーであるが、いまだに年に一回はF市に集まり、子どもを交えて交流を楽しんでいる。

こんな悠々自適(ババくさい?)な生活を捨てたくもないが、そろそろ「お別れ会」の主役にもなってみたい。他の地もいいかな?なんて考え出した矢先のこと。
とうとう私にも「お別れ会の主役」の座が回ってきた。寂しい気持ちもあるが、本心は、カナリうれしい。
しかも、念願の実家のあるA県に戻れる!わーい。地元地元。
地元だと、昔からの友人もいる。頼れる実家もある。
いろんな楽しい空想が私の頭をかけめぐり、人生ばら色、と思っていた。

はっ!そうだ、子どもの幼稚園はどうしよう、とやっとわれに返った私は、カナリあせった。
そう、時は11月。世間一般の幼稚園は9月1日に願書配布、10月1日に願書受付、この時点で
入園できるかどうかが決定する。人気のある幼稚園であれば、願書配布の何日も前から並ぶことになる。
現在年少の娘は3月に引っ越して4月から年中で入園(編入)しようと考えた。

しか~し、予想通り、どの園も定員いっぱいです、とのお答え。4月ごろになれば、入園辞退や引越しなどで
空がでるかもしれない、となんとも頼りないお返事ばかり。
第一希望の幼稚園などは、なんと15人待ち!7月ごろには入れるかもしれません。。。
お引越ししたら、早く友達もつくってあげたいし、私自身も新しいお友達をつくりたい。
というよりも、園に行ってくれないと困るのよね~、正直。下にちっちゃい娘があと2人もいると、一人でも

なんとしても4月から入園させたいと思った私は、幼稚園探しのエリアを隣市に広げることにした。
ちょうど市の境界線のあたりに住む予定なので市内よりも、隣市の近いところに園があることを発見。
「なになに?りんご女子大学付属幼稚園?」ああ、りんご大ね。そういえばそんな大学あったよね。聞いたことはあるけど、そんなにレベルは高くなかったはず。でも付属だからそんなに極端な教育方針でもなさそうだし、とにかくだめもとで電話みよう。

てなわけで、電話をしてみると、園長らしき女性が。「あら、F県からお引越しされるのですね。来年の年中さんでしたら空きがありますよ。どうぞ。」となんともうれしいお返事。とても感じのいい先生で、年末に帰省したときに
見学をさせてもらうアポをとり、電話を切った。

つづく








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Last updated  2004.12.01 10:49:09
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