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Rosa Rossa

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2011年06月14日
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カテゴリ: 日々徒然
アパートの火災保険(2年契約)の更新期限が今年9月なので


だけど今新しい物件を探す気力も引っ越しのための片付けや荷造りをする気力もわかない。
「引っ越したいけど今はまだそのためのアクションを起こす気分になれない」と
主人に言ったら彼も同じ気持ちだったようです。

本当なら3月~4月あたりから不動産屋巡りをするつもりでいたんですよ。
もっと言えばあの震災の翌週あたりから。
今頃はもう物件も絞り込んで、あるいはもう決めて荷造りに忙しいはずだったんです。

私たちは直接大きな被災をしたわけではありませんが


今だってスーパーに行けば本来出回っているはずの県産野菜がほとんどありません。
並んでいるのは茨城産や栃木産のものばかり。
例年なら「地産地消祭り」みたいな謳い文句で地物野菜のセールが連日あるはずなのに。
秋田の野菜はどこに行ってしまったんでしょう。
こんな時に子供がいないことが幸いするなんて皮肉ですね。
虐待をしてない健全な親御さんたちはわが子に安全な地物野菜を食べさせたいでしょうに。

精神的な影響は計り知れません。
仙台は私が生まれ変わった場所です。
進学して多様な価値観を持つ人たちと触れ合う機会をたくさん持てたことは
今の私の大部分を形成しているといっても過言ではありません。
地元に残ったまま閉じた世界の中にいたら大袈裟でなく発狂していたでしょう。

仙台に行って自分よりはるかにぶっ飛んだ考えを持った人たちと接して初めて
「ああ、私はキチガイじゃない。いろんな考え方があっていいんだ」と思えました。
(私の地元で「常識」とされていることの方がよほどキチガイじみています)
その仙台があんなことになってしまったのはある意味親を失った時より
精神的なダメージが大きいのです。

幼少の頃仙台を旅したことがありそのときすでに
「この街いいなあ。ここで大学生活を送りたい」と思ったそうです。
私たち夫婦にとって仙台は本当にかけがえのない場所です。
そう簡単に日常に戻れるものではありません。

転勤などどうしても引っ越さなければならない事情があるわけではないし
ついこの間アパート自体のリフォームも終わったので(震災もこの時期でした)
大家が「アパート取り壊すから出て行ってくれ」と今すぐ言うことはないでしょう。
(多分。変わった大家なのでいつ何を言い出すかわからないのは不安ですが)
むしろ「長く住んでもらってありがとう。物件探してる知り合いがいたら紹介してね」と
言われたりしてますからね。(階下が長いこと空き物件です。病死者出たからかな)
主人とも話し合っていつでも引っ越せるように荷物の整理は自分たちのペースで進めて
気力が回復したら物件探しと本格的な荷造りをすればいいんじゃないかということになりました。

よく考えなくても荷物を常日頃から整理しておくことは大事なことですよね。
人間いつ何があるかわからないから散らかったままでは恥ずかしいし周りも困るでしょう。
このところ「もう物件探ししなくちゃ。でもそんな心境じゃないし…」と悩んでいましたが
主人も同じような気持ちでいることがわかって今後の方向性も決めたので
少し気分的に落ち着きました。





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Last updated  2011年06月14日 16時07分01秒
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