茉莉花*jasmineの「むぅ」な毎日。

茉莉花*jasmineの「むぅ」な毎日。

2~3歳


むすこ

2 ~ 3 歳 の 頃



 むすめが生まれてから、改めて保健福祉センターに行きました。児童相談所の方と担当の保健婦さんがいて、むすこにはいろいろな検査、私にはいろいろな質問をされたと思います。その結果、
「前回に比べて、全く成長が見られない訳ではないから、3ヶ月後に様子を見ましょう」
という話しになりました。赤ちゃん返りという言葉も知らず、私がむすめの世話していても、ヤキモチを焼くことも、私に甘えて来ることもありませんでした。

 この頃から、まわりの人達がうるさくなってきました。特に義父母。義父には、
「こんなに大きくなっても喋らないのはこの子が絶対難聴だからだ、さっさと病院に連れて行け」
と言われます。保健福祉センターで言われたことなどを話しても全く聞く耳を持ちませんでした。

 義母には耳鼻科に連れて行かれ、その耳鼻科の紹介で検査専門の病院(だったと思う…)に聴力の検査を受けに行きました。けど、子どもの扱いに慣れていない技師さんだったので、ちゃんとした検査が出来ず、(そりゃそうだ、あんな陰気な雰囲気の場所で子どもが落ち着いていられるわけがない、私だってあんな所にいたくなかった)その結果だけを見た耳鼻科の先生が「難聴です」なんて言い出すもんだからさぁ大変。担当の保健師さんに相談すると「総合療育センターに一度行かれてみるといいですよ」と言われて出向くことになりました。むすこは2歳6ヶ月でした。

 「総合療育センター」には実父に付き添ってもらいました。この頃おっとはうつ病になったばかりで入院していたので、私と子ども達は実家に帰っていました。むすめは実母に見てもらっていました。
 問診票の記入→内科の先生の診察→心理の先生との面会→言語の先生との面会。
 午後からは聴力の検査をすることになりました。「またか…」と嫌な記憶が蘇りましたが、さすが療育センター、皆さんが子どもの扱いには慣れてるし、検査する部屋には静かな音楽が流れていたりして、前回の病院とは大違いでした。
…でもむすこは睡眠薬を飲んでも寝る気配なし。大好きなおじいちゃんにだっこされ、ようやく寝てくれ、この時初めてちゃんとした検査が出来ました。

 検査の結果は「小さい音までしっかり聞こえていますよ」とのこと。診察の結果は「1歳半~2歳くらいの知能の遅れがあります。この先、この時点で発達が止まるのか、途中まで上がって止まってしまうのか、遅いながらも少しずつ成長していくのかは今の時点では分かりません」と言われました。
 その後、ケースワーカーの方から「総合通園」のことを言われますが、今の家の状況を話し、とりあえずは1ヶ月に1~2回、「心理の訓練に通う」ことになりました。



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