①リー・モーガン / ザ・サイドワインダー Lee Morgan / The Sidewinder(1964) ②ハンク・モブレー / ディッピン Hank Mobley / Dippin'(1966) ③ホレス・シルヴァー / ソング・フォー・マイ・ファーザー The Horace Silver Quintet / Song For My Father(1964) ④ハービー・ハンコック / 処女航海 Herbie Hancock / Maiden Voyage(1965) ⑤エリック・ドルフィー / アウト・トゥ・ランチ Eric Dolphy / Out To Lunch!(1964)
【商品詳細】 ①リー・モーガン / ザ・サイドワインダー Lee Morgan / The Sidewinder(1964) ブルーノート・レーベルに数多くのリーダー作を残した名トランペッター、リー・モーガンの代表的名盤で、ビルボードHOT100で25位まで上昇した大ヒット作。ジャズ・ロック・ビートが最高にごキゲンなタイトル曲“ザ・サイドワインダー”はシングル・カットされ、レーベルきっての大ヒット曲のひとつ。楽曲はすべてリー・モーガンのオリジナル曲で、メンバーはテナー・サックスのジョー・ヘンダーソンやピアノのバリー・ハリスら名手ぞろい。
③ホレス・シルヴァー / ソング・フォー・マイ・ファーザー The Horace Silver Quintet / Song For My Father(1964) ブルーノート・レーベルきってのファンキー・ピアニスト、ホレス・シルヴァーが、ポルトガルにルーツを持つ父(ジャケット写真の)への思いを綴ったオリジナル“ソング・フォー・マイ・ファーザー”が傑出した代表盤。イントロの低音のフレーズはスティーリー・ダンを始め、ロックやソウルの多ジャンルのアーティストも多く引用したことでも知られている。正攻法なハードバップ・サウンドの中にどことなく感じられるエキゾチックな雰囲気がいい。
④ハービー・ハンコック / 処女航海 Herbie Hancock / Maiden Voyage(1965) 多様なスタイルの音楽性を持つ名ピアニスト、ハービー・ハンコックのブルーノート・レーベルでの代表作。作編曲に長けた非凡な才能を存分に発揮した内容で、海をコンセプトに描き出した新主流派ジャズの極み。1曲目タイトル曲は夜明けの海を漕ぎだしていくかのような雰囲気が漂い、この他アグレッシヴな展開を見せる“ジ・アイ・オブ・ザ・ハリケーン”、穏やかな“ドルフィン・ダンス”など捨て曲は一曲も無し。
⑤エリック・ドルフィー / アウト・トゥ・ランチ Eric Dolphy / Out To Lunch!(1964) マルチ・インストゥルメンタル奏者としてバス・クラリネット、フルート、アルト・サックスを駆使し、独自の世界を作り上げるエリック・ドルフィーが最晩年に吹き込んだ超個性的な怪作。調性を超越した音の中を各プレイヤーが自由自在=フリーに動き回る。人によってはこれをアヴァンギャルドとみる向きもありながら、究極のクリエイティヴなジャズの姿ととらえる向きもある。アルバム・タイトルやジャケットの奇妙な時計がシュール。