放浪の達人ブログ

ステイホーム



以前は旅に出掛ける際には小説本を1冊持って行っていた。
タイの安宿でのんびりと読書をしつつ昼寝をしたり
日本の山に行く時も木陰でまどろみながら読書をしたりした。
避難小屋に独りで泊まってロウソクの灯りの下で読書した時は
ロウソクの火がゆらゆら揺れてさすがに読むことは出来なかったが。
スマホを持たない俺は電子書籍とは無縁なせいもあって
やっぱり読書は紙媒体の方が「読んでる感」があるなと思ったのである。

このところのコロナウィルス感染によって自粛要請が出され、
休み中もお気に入りの避難小屋泊まりを自粛して家で過ごしていたのだが、
1週間ほどのGWの前半は庭木の剪定などの雑事をこなした後はヒマになった。
じゃあ本でも読もうかと思ったが家には既に読み終えた本しかない。
ということでパソコンで「青空文庫」を検索してかねてから読もうとしていた
三島由紀夫のある作品を検索すると著作権なにやらの問題で
彼の作品はあと18年後まで公開出来ないと書かれていた。

じゃあ太宰治はどうなのだろう?の流れで彼の作品を検索した。
太宰の場合は死亡時期の違いがあって公開OKのようである。
夏目漱石と太宰治の作品は全て読了したはずだったのだが、
ネットの「青空文庫」には全集の中に載っていた作品も公開されていて
俺が読んだこともない太宰作品が少々含まれていた。
それからはもう片っ端から太宰読破に向けて一直線である。
電子書籍に抵抗があった頭の古い俺だがこれは便利だ。

本は「所有したい派」だった俺も50歳を過ぎ、人世を逆算して考えると
そろそろというわけでもないが自分の所有物を少なくしていこうというか、
身軽になった方が何だか楽という考えになって来るお年頃である。
いっそのこと自宅にある文庫本もヤフオクに百円で出品しちゃって
本棚を整理するのもいいかなという考えになった。

いや、本もそうだが膨大なCDも整理しようかなあ。
俺は家族から呆れられるほどのローリング・ストーンズのファンである。
ミック・ジャガーとキース・リチャーズの2人に直接触れたことがあるのは
岡崎市民でも俺だけではないだろうかと思うのだが、
とにかくストーンズのブートが溢れかえっているのだ。
これらをUSBに移しておけば本棚のスペースはガラガラになるし
売ればかなりの臨時収入にもなるはずである。

ということで早速ヤフオクで落札相場をリサーチ。
おお、これはこんなに高いのか、これは価値ナシか、と調べていると
うわあ、1969年11月のストーンズのライヴCDが3枚リリースされとるじゃねえか。
これは買って聴かねば!と即落札。
あ、またCD増えちゃった・・・。

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