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7usagiさんComments

いつも一人ぼっちでした。
大好きだった人参掘りの仕事も
最近忙しすぎて、体はヘトヘト…
親分うさぎにもガミガミとお尻を叩かれる毎日。
おまけに、一番の理解者だった
うさぎの『シロ』は、美味しい人参を求めて
別の森へと旅立ってしまいました。
誰にも相談できずに寂しい毎日を送っていたモモ。
そんなある日、いつものように人参を掘っていると、なにやら光るものを発見しました。
人参…?
たくさんのボタンと、テレビのような画面が見えます。
急いで土をはらって、恐る恐るボタンを押してみました。
すると…鳥や、リスや、クマたち。
いろいろな動物たちと話ができるではありませんか!!
彼らはとてもあたたかく、
モモの話をいつも聞いてくれました。
モモも、彼らの話を聞きたいと思うようになりました。
いつも、人参掘りの仕事が終わると
その不思議な機械と一緒にいることが日課になりました。
一人ぼっちだったモモにとっては、
その機械の中にいる彼らが
家族であり、友達でもあったのです。
その中で一際目を惹いたのが、同じうさぎの『クロ』でした。
クロはいつもモモの話を親身なって聞いてくれました。
楽しいときも、辛いときも、その機械を通じてではありますが、
いつもそばで見守ってくれていました。
やがて…モモはクロに恋をしました。
この森を抜け出し、
クロが住んでいる森へ行きたいと思うようになりました。
クロもそのことを望んでいました。
そんなある日。
モモはその機械のボタンの操作を間違ってしまいました。
いつもとは違うボタンを押すと、
そこには今まで見たことのない動物たちの集まり。
でも、見慣れた名前がありました。
クロの名前でした。
いつも優しかったクロ。モモを一番に思ってくれていたクロ。
そのクロが、
モモにしていたのと同じように
他のうさぎにも接していました。
そのことを知ってしまったモモの耳は、疲れたように折れ曲がってしまいました。
赤く澄んだ瞳も、白く濁ってしまいました。
そして…自分の小屋にこもってしまったのです。
3日間、エサも食べず、水も飲まず、モモはずっと眠り続けていました。
でも、その後、狂ったように人参を掘り続けていたんです。
親分うさぎにも負けず、
折れ曲がった耳も、
白く濁った瞳も気にせずに、
人参を掘り続けていたんです。
モモが生きていくためには、人参を掘ることしかできなかったのです。
シロも、クロも、失ってしまったモモ。でも、もう一人ではありません。
この森には、モモを応援してくれる
たくさんの住人がいます。
その住人を『仲間』と言うのだそうです。
後から分かったことなのですが…
その機械は、
『パソコン』という名のものだったそうです。