町のワン公

町のワン公

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

りゅう1623

りゅう1623

フリーページ

2005.10.07
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類



僕に「白い犬」の話は忙しいと言いながら、話している、忙しいなら、止めとけば、いいのにと思うけど、止める気配なし。

何で僕に「白い犬」の話をするのか、パパの真意がわからない。
今日もパパは「白い犬」の続きを僕に話した。

「白い犬」とパパはやっとの思いで故郷にたどり着いた、道に迷いながら
亡き妻への、約束を果たさんが為の執念でもあった。「白い犬」と50年ぶりに妻と共に学んだ母校に行くことが出来たのである。

妻と始めてあった、母校を前にして、何事にも譬えようのない、感激であった。

「白い犬」もまたパパの顔を見つめながら、寄り添うように尾を振っていた。
あたりの景色は、かなり変わっていた、パパと「白い犬」はしばらくの間
動こうとは、しなかった。

あたりは、薄暗くなりかけたとき、パパは初めて言葉を発した。
ママそろそろ帰ろうか、と「白い犬」に向かって尋ねた。

「白い犬」はさも満足したかのように、うなずいた。
来るときは、必死で来せいか、帰りの道は暗くなったこともあり、
道筋が解らなくなっていた、古い地図を出して見たが、皆目検討がつかなかった。

感を頼りに、車を走らせた、行くとこ、行くとこ、見知らぬ道であった。
やがて山林に入り、険しい山道を走り続けた。

横に乗っている「白い犬」も不安そうな目つきであった。

眼前に左右2本の道があり、左右どちらにするか、迷ったが、意を決して
左へとハンドルを切った。

あたりはすっかり、暗くなっていた。数10メートル走った瞬間車は、沼の
中へと入っていたのである。

すでに車のエンジンは止まり、少しづつ、沈みかけていたのである。
そのとき「白い犬」はとっさに窓から飛び出し、沼に飛び込んだのである。

かなり深い沼であり、水も冷たかった、「白い犬」は必死に泳いだ。
夫を助けるために、全身全霊を打ち込んで、泳いだ。

やがて「白い犬」はやっとの思いで岸にたどり着くことが出来た。
体はすでに冷え切っていたのである、自分の身を案づることなく
「白い犬」はひたすら車の通る道を目指して、険しい山林を駆け下りて
いったのである。

必ず息子たちが、夫を探しに来てくれる事を信じて、「白い犬」は
走りに走った。











お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005.10.07 16:45:29
コメント(6) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

お気に入りブログ

パン大好き ぜろなおさん
貴GENERATIONMAP tattun2135さん
rarapo★ rarapo★さん
チワワだもん!チョ… チョコピーのおかあちゃんさん

コメント新着

どぴゅ@ みんなホントにオナ鑑だけなの? 相互オナって約束だったけど、いざとなる…
お猿@ やっちまったなぁ! http://feti.findeath.net/8kr5tgq/ ちょ…
もじゃもじゃ君@ 短小ち○こに興奮しすぎ(ワラ 優子ちゃんたら急に人気無い所で車を停め…
通な俺@ 愛 液ごちそうたまでしたw http://hiru.kamerock.net/n9xguhe/ フ○…
バーサーカー@ ヌォォオオ!!!!!! http://bite.bnpnstore.com/d6864oz/ お…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: