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Ryu-chan6708

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2006.10.09
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カテゴリ: 社会問題

コラボレート 」が 偽装請負 で事業停止命令を厚生労働省大阪労働局から受けたね。

A氏 :偽装請負は一種の非正社員化の問題として、格差の原因として 君が問題 にしていたね。

私: 朝日新聞は8月末ごろ、 連日トップで派遣労働者や社内下請の非正社員の関連記事 をかかげていたが、ここで具体的な政府の動きが出たね。

A氏 :新聞ではあまり格差と関連づけていないようだったね。

:だから、「コラボレート」でも最近ではメーカーのコストダウンや同業者の競争で利益が大きく減少しているという。
これは従業員の賃金低下に影響するね

A氏 :格差拡大になるかもね。

:「コラボレート」の業務停止を報じた翌日、朝日新聞で「コラボレート」の偽装請負を内部告発した矢部さんのインタビュー記事が載っていたね。
声をあげ始めてから2年以上たっての行政の行動で遅いね
 矢部さんは「人を使う企業には最低限守るべきルールがある。労働者は『 人材 』でなく、『 人財 』、企業の財産として大切にすべきだ」と強調したとある。
 矢部さんは現在、トヨタ系部品メーカーに勤めているので、 トヨタ用語の『人財』 を遣っているが皮肉に聞こえるね。

A氏 :俺もその記事は読んだが、松下の工場の偽装請負を内部告発した吉岡さんのインタビュー記事もあるね。
処分された会社だけが悪者のようだが、問題は偽装請負を利用して利益を出しているメーカー側の責任が問われないと現場の労働者は救われないとしているね

私: 法規をかいくぐっても利益を出そうとする 唯金論」企業
 従来、日本の会社の95%は中小企業、労働者の85%は中小企業と言われていたが、それが、95%が中小タイプ、大企業の正社員タイプが5% とも言われているね。
 そうだとすると、それが格差の大きな背景ではないかね。

 たまたま、10月2日の日経ビジネスが「 人材沈没:育てず伸びずのデフレスパイラル 」という特集を組んでいるね。


A氏 :俺も読んだよ。
人への継続的な投資が好業績を生むという特集だね

:まさに「人材」でなく「 人財 」だね。
 バブル崩壊で、 非正社員の増大 成果主義の導入 自己責任によるキャリア開発 などが結局、長い目で見ると企業の継続的な成長を阻害することが分かってきたようだね。
唯金論」は続かないね
 同じ日経ビジネスで、 稲盛和夫氏 哲学なき起業は去る のみというのも同じ考えだね。

 明治の 渋沢栄一氏 は、『 論語と算盤 』を著し、「 道徳経済合一説 」という理念を打ち出した。  『論語』を拠り所に倫理と利益の両立を掲げ、経済を発展させ、利益を独占するのではなく、国全体を豊かにするために、富は全体で共有するものとして社会に還元することを説くと同時に自身にも心がけたというね。





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Last updated  2006.10.09 07:20:37 コメント(5) | コメントを書く


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