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私
:あけましておめでとう。
年末、米国の議会では「 財政の崖
」で最後の最後まで、 富裕層の課税
で民主党、共和党のせめぎあいの攻防が続いたね。
しかし、米国の 99%
の貧しい人の格差対策は、議会ではあまり大きな問題になっていないようだね。
A氏
:ところで、昨日の朝日新聞の「 ニュースがわからん!」
コーナーで、米国の 銃規制の問題
で、 全米ライフル協会
(NRA)の行動が分かりやすくまとめられていたね。
俺は「 世界の99%を貧困にする経済
」にあった米国の「 レントシーキング
」がらみで気になって読んだね。
私
:昨年の 12月14日
、米国コネチカット州の サンディフック小学校
で発生した 銃乱射事件
で、小学校の児童20人を含む 26人が死亡
、1人が負傷、事件当時20歳だった アダム・ランザ容疑者
も自殺したという事件が起きた。
これで、 銃規制
が問題になったね。
A氏
:ところが、 全米ライフル協会
は 銃規制
で解決するのでなく、「 米国のすべての学校に武装した警官を配置
」という提案をしているという。
問題の認識が全く違うね。
銃規制の方にいかないね。
逆に自衛のための 銃増加
だね。
私: オバマ大統領
は一部の 銃規制
を考えているようだが、議会でまたもめるだろうね。
全米ライフル協
会は 銃所持の権限擁護
が一番の目的で会員が約 400万人
。
銃メーカー
からも献金を受け、資金は潤沢。
今の議会で 共和党議員の 88%
、 民主党も 11%
が 全米ライフル協会
から献金を受けているという。
典型的な「 レントシーキング
」だね。
A氏 : 最新の世論調査 では銃によっては規制すべきだという賛成が多いという。
私 :しかし、 憲法 にも銃所持の規定があり、全体的に銃保持を認める 国民の認識 が歴史的にあるようだね。
A氏 :経済で言うと、市場主義、新自由主義が信じられているのと同じだね。
私 :それと同じで、銃保持の認識は国民の思想の根底にあるだろうし、それに乗じて、 全米ライフル協会 も、 献金をもらっている議員 も銃規制に反対するだろうね。
特に共和党は強く反対するね。 富裕層の増税に反対するようにね。
これによって、 26人の死者
が出ても、「 レントシーキング
」で、 銃規制
はなく、銃メーカーはますます、儲かる。
銃社会
は変わらないね。
また、銃乱射による国民の犠牲は出るだろうね。
同様に 1% の富裕者と 99% の貧者という、「富者はますます富み、貧者はますます貧する」という 米国の経済格差構造 も、「レントシーキング」で今年も変わらないようだね。
日本の方は、今年はどう変わって行くかね。
政治は、 悪しき過去の自民党時代
にもどるのかね。
デフレも相変わらず続くだろうね。