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私 :こないだ、 西部邁ゼミナール を見ていたら、ジャーナリストの 東谷暁 氏が、 送配電分離 に反対の主張を述べていた。
A氏 :米国は エンロン事件 でケチをつけているね。
私
:ところが、 東谷氏
は 福島第1原発事故
で東電がバッシングされているのはおかしいという 東電バッシング擁護論者
だね。
事故の原因は 東電
でなく、 千年に一度という地震と津浪
だという。
A氏
:「 原子力村
」の「 安全神話
」で 地震・津波対策
に弱点があったのではないのかね。
福島第1原発は、地震・津浪が来たとき、 自動停止
まではうまくいった。
しかし、原発は冷却水の供給まで継続していないと 安全停止
でない。
そんなことはシロートでも分かっているのに、 冷却水電源の全喪失。
対策が甘かったね。
だから、天災でなく「 人災
」だよ。
私
: 東谷
氏は、世間では、学者が 貞観津浪
があったことを東電に警告したのに 東電
はこれを無視したというが、 東電
は 貞観地震
の警告を受け、自ら、 地質調査
もして、津浪の想定高さを 5メートル
としたのだという。
だから、東電はきちんとやることがしていたんで、 地震と津浪が原発事故の原因
だという理屈だね。
A氏
:「 想定外
」論理だね。
自然現象だから、 5メートル
を超えることもある。
そのときでも 非常用電源の喪失
のないようにすべきだったのがしていなかったのだよ。
だから、水素爆発までいった。
これだけの被害を出して、まだ「 想定外」 で逃げようとするのは分からないね。 千年に1度であろうと、 放射能被害 は、歴史上の地震・津浪の被害とは同列ではない。
私
: 東電の貞観地震の地質調査
は、 専門家のチェック
をうけたのかね。
疑問だね。
岩手県宮古市田老
の高さ 10メートル
の巨大防潮堤(全長約2・5キロ)は、住民らから信頼感を込めて「 万里の長城
」と呼ばれていたが、津波はそれを乗り越え、集落をのみこみ大きな泥沼を作っていたという。
ここでは津浪の「 想定高さ
」は 10メートル
だ。
東電の 5メートル
と違う。
A氏
:同じ津浪を受けた 東北電力
の 女川原発
の津浪の「 想定高さ
」は、 9メートル
だね。
この原発は 冷却電源を確保
できたので、 冷却停止
で問題なかったし、逆に津浪に襲われた住民の避難場所に一時なっている。
とにかく、東電の 5メートル
はおかしいね。
私
: そして、 東谷
氏は、 関東大震災がくる確率
が高いのに皆、のんびりとしているという。
これは、 東電の原発擁護論
と無関係だね。
もし、関東に原発があれば、事故を津浪や地震のせいにできないから専門家のチェックを受けるまで、 稼働停止
だよ。
だから、 菅直人
元首相
は、 東海地震の確率
が高いので、 御前崎原発
を地震・津浪が来ない前に停止した。
A氏
:今、稼働しているのは 大飯原発
の2基だが、活断層かどうかで、専門家の地質調査でもめている。
もし、活断層ならこれも地震・津浪が起こる確率が低くくても停止だね。
私
: 原発停止は地震の確率
の問題ではないよ。
地震が起きても、最低、冷却停止し放射能を出さないことだよ。
放射能のこわさを、 3.11
で分かっていないのだね。
こういうジャーナリストが、事故からそろそろ 2年 たつというのに、まだハバをきかしているとはね。