PR
Keyword Search
Calendar
Comments
Freepage List
私
:これは図書館に予約するとかなり入手が遅れるので、新書版なので購入したよ。
読み始めたばかりだ。
A氏 :君は 浜矩子 氏ファン だね。
私 :同じく 水野和夫 氏ファンでもあるがね。
この本の「はじめに」では、 グローバル経済の状況 が、世界の国々の 政策形成と政策運営 を難しくしていると説明しているね。
A氏
: ヒト・モノ・カネ
は グローバル化
する。
しかし、 国々とその政策
は グローバル化
できない。
この矛盾のせいだね。
私
:だから、国々の 政策
は何をやってもうまくいかない。
浜氏
は、「はじめに」の終わりの方で
「 そのことに業を煮やした政治家たちが、中央銀行に国債を買わせたり、無理矢理にインフレの火を燃え上がらせようとする 。 自国通貨が安くなることを、あたかも最大の勝利であるかのごとく喜ぶ 」
A氏 : アベノミクス への 痛烈な批判だね。
私
: 日銀
が 安倍晋三
内閣
の要請に応じて、 2%
の「物価目標」で金融緩和をする見込みということで、 金利が下がる
と予想される。
だから、 円
が売られ、 円安
が促進される。
これで円安で有利な輸出関連株が買われて値上がりする。
A氏
: 円安
は、 経常収支の赤字
も関係しているね。
海外への支払いに円を売って外貨に替えるためだね。
私
: 経常赤字
は海外から日本に入ってくるお金より、日本より出ていくお金の方がより多いことになる。
だから、今まで、 日本国債
を買い支えてきた 国内資金
が減ってくるということになる。
アベノミクス
でさらに日本国債を売るとなると、国債を買い支えるお金がもっと必要になるのに、一方では 経常赤字
で、その資金が不足することになるかもしれない。
A氏
:そうなると外資が入り 国債が値下がり
することにもなりかねないね。
国際収支に注意していないと危ないね。
私
: 安倍総理
は、経済成長は GDP
で、 2%
上昇目標だと言っている。
水野和夫
氏は、以前、「 成長神話の崩壊
」で、経済指標として、 GDPの成長率
は意味が無いとしているね。
アップダウンを繰り返し、一喜一憂だが、 トレンドは下降
しているだけだから、その方の対策を急ぐべきだという。
必要な経済指標としては 雇用関係の指標
と 国際収支
の 2つ
だけをあげていた。
A氏
:その2つのうちの 国際収支
が 赤字に転換
しだしたのは心配だね。
私 :いずれにせよ、今日入手した「 新・国富論 」を集中的に読んでいきたい。