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A氏
:昨日の 朝日新聞
のオピニオン欄の「 クルーグマン・コラム」
では、筆者の ポール・クルーグマン
教授
が、「 通説打破、良い兆候に注目
」と題して アベノミクス
を高く評価しているね。
そして、偶然か、隣の頁の「 社説余滴」
欄で 経済社説担当
の 駒野剛
氏が「 安倍さん、やってみなはれ
」とアベノミクスに励ましの言葉を述べているね。
私
:教授は、日本が 1990年代後
半の デフレ脱却
のために、多額の公共投資をしたが、債務を心配して、効果が出る前に引き返してしまったとコメントしているね。
円キャリートレード
で有名な 2000年代初頭
の デフレ対策
としてとられた 日銀の金融緩和
も、改善の兆しが見えた時点で、引き返してしまったため、デフレは解消しなかったとコメントしている。
A氏 :このことから、中途半端な政策でなく、 大胆な政策 が重要だという教訓を日本は残しているという。。
私
:その 大胆な政策
を 安倍晋三
首相
が打ち出したことを教授は高く評価しているね。
緩やかなインフレも好感している。
すでに始まった 円安
の兆候も高く評価している。
そして、 アベノミクス
が成功すれば、同じ悩みを持っている他の国々のよい参考になるだろうとしている。
A氏
:一方、「 安倍さん、やってみなはれ
」と題して、 駒野剛
氏は、 アベノミクス
にエールを送っている。
大体、 朝日新聞の社説
は アベノミクス批判論
だが、氏は意見を異にするという。
安倍首相
が言う「 10年以上にわたるデフレからの脱却は人類史上、劇的な取り組みであろう
」という使命感を評価しているようだ。
何もやらず、 ジリ貧
を待つよりも、大胆な政治的決断が必要だと 駒野
氏はみているようだ。
私
:その点、 クルーグマン教授
と似た評価だね。
駒野
氏は、劇薬には 副作用
がつきものだから、 副作用
に対する対処方法も、予め用意しておくべきだとしているね。
そして明治の 伊藤博文
の例をあげている。
1904年
、 日露戦争
開戦のとき、 伊藤博文
は米大統領に 和平交渉を仲介
するように大統領と親しい 金子堅太郎
に水面下で動くよう指示したという。
始まりに終わり方を考える
というのも、 政治の要諦
だという。
A氏 :ところで、 今朝の朝日新聞 は、小さな記事だが、「 アベノミクス 海外から批判 」とあるね。
私
: ドイツ財務大臣
は世界で「 カネ余り
」がさらに進むと懸念しているという。
ロシア中銀副総裁
は アベノミクス
の 円安
で、各国がこぞって 自国通貨安
を競う「 通貨戦争
」の引き金を引きかねないとの懸念を示したと報じている。
先は分からないね。
来年夏の参院選までの動きが第1の関門だね。