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私
:夏休み前に孫のいる学校の授業参観に行ってきたよ。
小学校5年生
の数学の授業を見た。
少数のついた割り算をやっていたが、3人の何かの比較をして、AさんがBさんの 1.75倍
だという計算問題をしていた。
一体、 1.75倍
というのはどういう意味があるのか、若い教師はしていなかった。
日常生活では 大体2倍
で終わる話だがね。
どうも教師の問題意識の不足を感じたね。
A氏
:ところで、君が取り上げたこの フィンランド教育
にふれた「記者有論」は俺も読んだが、フィンランドでは PISA
のランクでいつも1位、2位を占めているので有名になったね。
このブログでも5年ほど前に フィンランド教育知的街道
があるね。
「 平等社会 フィンランドが育む未来型学力
」、 フ
ィンランドの子、なぜ優秀
、「 競争やめたら学力世界一・フィンランド教育の成功
」 1
、 2
、「 受けてみたフィンランドの教育
」 1
、 2
、
「 教育立国フィンランド流 教師の育て方
」 1
、 2
、
「 フィンランドを世界一に導いた100の社会改革
」
と続いていたね。
私 : フィンランド の 授業時間 はOECD諸国で 最短 で、 塾もない、全国テストもない 、なのに PISA ではトップクラス。
その最大の原因は 教師の違い
「給与はさほど高くないが、教師が社会的に尊敬されている」
「尊敬されるに値するだけ、学力が高い」
「教師の教育は、知識を生徒に押しこむのでなく、生徒にいかに学習に興味をもたせ、発揮できるかと考えてしている」
A氏 ;朝日新聞の「 記者有論 」では高橋氏が「 研究活動重視の教員教育 」が PISA で好成績をおさめている原因の1つにあげているね。
私
:ヘルシンキ大学では、 教育学科
は 行動科学大学院
に所属している。
だから、 教育学
はフィンランドでは、 科学の一部
となっている。
行動科学
とは 人間行動の科学
だから、その科学を学んだ先生は、 生徒を行動科学の対象
とみるのだろうね。
だから、教える知識内容より、 生徒の学習に対する行動
に関心がゆくことになるね。
A氏
:ひるがえって、日本の教育を見ると教師の力はその点、弱いのではないかね。
このブログで、五体不満足の 乙武洋匡
氏の小学校の教師体験を描いた「 だいじょうぶ3組
」を紹介していたが、生徒の個性を把握することは、教師にとって必要だね。
私
: 安倍晋三
政権
の 教育改革
で目標としている「 グローバル人材の育成」
や「 道徳教育の強化
」はフィンランド教育に比較するとあまりに 上っ面な目標
だと高橋氏は最後に指摘しているね。
あまり、目標を掲げて、枠をはめると、教育というのはかえって効果が出ない性質のものではないのかね。
ゆとり教育
のようにーーー。
それを フィンランド教育
は教えていると思うね。