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私
:マスコミで 原発事故の汚染水処理問題
が盛んに報じられているね。
これに「 永続敗戦論
」を適用してみよう。
ある 東電経営者
は「 汚染水処理問題
は 震災直後に匹敵
する『 経営危機
』」だという。
それなのに、 8月21日 の東電経営会議では、汚染水処理問題よりも、 柏崎原発再稼働 の意見が出たという。
A氏
:前に、 東電 広瀬直己
社長
が 泉田裕彦
新潟県知事
に 柏崎原発再稼働
の了解を求めに行った時に、 知事
に「 カネと安全のどちらをとるのですか
」と言われたね。
これは東電というか、 日本の原子力発電の問題の本質
をついているね。
県知事
は 原発事故
の「 永久敗戦」
から脱している。
東電
はその 原発事故の敗戦の原因
をしっかり把握して頭を切り替えていないから、おかしなことが続く。
「 永久敗戦
」が続く。
私
: 汚染水処理のモタモタ
と、 原発再稼働の問題
は別だという考えがあるが、 新潟県知事
がいったように 底辺ではつながっている
ね。
汚染水処理
はきちんとやろうとすると 膨大なカネ
がかかる。
ケチっていると、また、 放射能放出
という シビアな問題
が起きる。
「 永久敗戦
」が続く。
A氏 : 汚染水のタンク もケチったために今度は 漏水 で手が付けられなくなっている。
私
:今、夏なので 汚染水処理の作業
は 夜中
に 数百人の作業者
がおよそ 3時間
行うという。
今週の日経ビジネス
が報じているね。
A氏
:問題は 地下水
さえ、 原子炉
に流れ込まなければ 、冷却は循環ポンプ
だけでいけるのではないの。
私
:だから、 東電
は 薬剤
などを使った 遮水壁
を作った。
そして、 地下水
が 原子炉建屋
に流れこむのを防ぎ 、汚染される前の地下水を海に放出
するというわけだ。
しかし、 日経ビジネスの現場取材 では、現場では タンク周辺 のみならず、至るところで 雨水か、地下水があふれている という。
そして、問題の地下水は あらゆる深さや角度で、原発の周辺を流れている
という。
現場の作業員
は今のやり方のままでは「 地下水の流れを制御するのは不可能だ
」という。
A氏 : 原子力規制委員会 では 汚染水の海への流出 の可能性も指摘しているね。
もう事故以来、 2年以上
たって、また 海外ニュース
でとりあげられ、 東京オリンピック招致
に 不利なニュース
だとも言われているね。
東電の株価は 約3割急落
。
私
:「 津波
」という 自然現象
を甘く見て「 原発事故
」を起こしたように、「 地下水
」という 自然現象
を甘く見て、「 汚染水海洋流出事故
」を起こしているようだね。
原発事故の「永続敗戦
」だね。
民間の製造業
ではどんなに小さな事故でも、 徹底的に原因
( 真因
)を追及し、その後、 再発予防処置
をとれというのは身についているが、官僚的な競争のない会社の発想はのんびりしているね。
「原子力村
」はどうしたのかね。
「 敗戦
」の 徹底的な反省
もせず、 再稼働
に熱心なのかね。
原発の「永続敗戦」
は 除染
や 汚染水処理問題
で今も継続しているね。