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Ryu-chan6708

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2018.03.12
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米国 では、 なぜジャーナリストが人々の不満の標的になるのか 、という 視点 から、 興味ある情報 を提供している。

様々な分析の中でも「なるほど」と思わせる指摘が「地方メディアの衰退」である という。

A かつての米国では小さな町にもローカル紙 があり、 そこで日々、取材し、執筆する記者は住民の顔なじみ だった。

 しかし、 米国の 日刊紙 の発行部数は10年間で3分の1減り 、特にネ ットに広告を奪われた地方の新聞やラジオ局の苦境が深刻。

一方、 記者の5人に1人がニューヨーク、ワシントン、ロサンゼルスを拠点にするといわれるまでメディアの大都市集中 が進み、 ジャーナリストといえば「遠い場所から高説を垂れるエリート」とみなされかねない、ゆゆしき環境ができつつある。

地方メディアを支援する市民社会の動き が活発になっているのも、 そんな危機感 が背景にありそうだ。

例えばNGO「リポート・フォー・アメリカ」 地方で働く意思のある若手の記者を募り、地方紙やラジオ局に紹介し、人件費の半額を助成する。

沢田 氏は、 そのNGOの紹介で記者になる夢をかなえた一人で、米東部ウェストバージニア州の新聞社で1月から働き始めたケイトリン・コイン氏(22) を取材している。

A 米東部ウェストバージニア州 は、 主要産業の炭鉱がすっかり寂れ、医療用ドラッグの過剰摂取問題が深刻 で、 「石炭復活」を掲げるトランプ氏が今なお絶大な人気を集める。

コイン 氏は、 開放的でリベラルな風土のカリフォルニア で育って、 ウェストバージニアの大学に進学した当初は気風の違いに戸惑った が、 大学新聞で活動するうち、ある発見をした。

 それは、 ウェストバージニアの人の「国の近代化と経済を支えてきた誇り。なのに誰からも顧みられない不満」。

ウェストバージニアの多くの人の心に沈殿する複雑な思い。

コイン 氏は、 ウェストバージニアに 時折やってきて 、わずか数人に取材 し、「 グローバル化に乗り遅れた頑迷な保守 」と お定まりの筋書きで記事を書く大手メディアにも違和感を覚えた という。

コイン 氏は、 「パラシュート ジャーナリズムはまねたくない。社会の奥深さを私に教えてくれた人たちに報いたい」 として、 調査報道でも定評のある地元紙を志望 した。

今、週に3日は州都から遠く離れた町村を巡り、出会った人の話に耳を傾ける。

沢田 氏は、このことから、自分自身の30年前を思い出し、 「地べたを歩け」という先輩の教えはネタ探しのためだけではなく、メディアへの信頼をつなぎとめる基盤を築く営みである と、今さらながらに実感するという。

ネット時代だけに、なおさら現地取材の重要性 を感ずるね。






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Last updated  2018.03.12 11:07:38コメント(0) | コメントを書く


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