カルビ家の日常

カルビ家の日常

その3



さて、本日はDFSめぐり。
この旅行を記念して、2人でお揃いのものを買おうと決めていたので、探しにゆく。

タクシーでDFSへ向かった。
リングがいいんじゃないかって話で、ティファニーを覗く。
でも、イマイチ。

実は、昨日のラフティングでね
チエろん、ビキニのパンツを無くしたの(小声)
問い合わせても見つからないので、クタスクエアで新しい水着を買うことにした。
チエろん、元気だせよ~。
バリ男が今頃かぶってるさ。

チエろんは、クタスクエアでバリ島っぽいビキニとサロンを購入。
なかなか似合ってた。

実は私も水着のブラを持ってくるのを忘れて、初日にビキニを買ったのでした。
さすがのさちも、パンツだけでは泳げず。
ビキニって上下分かれてるのはいいけど、片方無かったら、全く水着としての機能を果たさないのが悲しい。

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クタ地区はバリ島の繁華街。
私達はここでショッピングを楽しんだ。

バリでしてみたかったことが1つあった。
それは、タトゥー。

タトゥーといっても実際に彫る勇気はないので、なんちゃってのへナタトゥーなんだけど。

クタスクエアでタトゥー屋を発見。
絵柄によって料金が違うのだが、私は比較的簡単なトッケー(トカゲ)に決めた。
交渉したら、簡単に半額になったのでお願いしてみる。
チエろんもその気になって、チョウチョの絵柄を選んでいた。

タトゥー屋には先客がいた。
20歳前後と見られる東洋人の男の子たちで、腕や胸にドクロや怖い文字が描かれている。(もちろんへナ)

彼らの中の1人は次の絵柄の交渉をしているらしい。

「まだ入れるんかい!!(心の中でツッコミ)」

私とチエろんがそれぞれ描いてもらっている間、彼は背中に大きくコウモリの羽根を描いてもらっていた。


店先でタトゥーを乾かしながら、インチキな英語で彼と話をした。
私のトッケーを見て、
「それ、いいね」
と言ってくれた。

タトゥー

彼は台湾から友達と旅行に来ているとのことだった。
そして、彼を待ちくたびれた友達が戻ってきて、一緒にタトゥーの写真を撮ろうと言ってきた。
私達は、横1列に並んでタトゥーがよく写るように写真を撮った。

そして、「バイバイ」と言って別れた。


そのタトゥーは、2週間ぐらいキレイなままだった。
1ヶ月後には、何もなかったかのように消えてしまった。

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夕方近く、ホテルへ戻る。
今日はディナークルーズを予定しているのだ。

ディナークルーズのため、さちは白いワンピースを持ってきていた。
チエろんもベージュのワンピースを持ってきていた。
もちろん、事前に打ち合わせなんてしていないのに。。。
お互い、船上の雰囲気に酔いしれようという魂胆だったらしい。

ホテルのロビーで迎えを待つ間、
カメラ目線ではない、バリに酔いしれた自分の写真を撮り合った。

* * * * * * * *

車に乗って、サヌール方面へ向かう。


マリーナに着くと、可愛らしいフラワーレイのプレゼントが!!
勘違いワンピース2人組にとってもよく似合っていた。

ディナークルーズには、50人ぐらい来ていたと記憶している。
船に乗り込むやいなや、2人組は先を争ってデッキに陣取る。
ここではサンセット写真を撮らなければならなかった。

船上で見る夕日は、そのシチュエーションも手伝ってとても素晴らしいものだった。
バリの夕日はキレイだと聞いていたが、本当に、思った以上にそうだった。
ワンピースの2人組は、ここでも黄昏時の写真を撮れるだけとって満足する。

暫くするとディナータイムが始まる。
食事はバイキング形式で、インドネシア料理の他にも色々と揃っていた。
船室にはちょっとした舞台もあり、食事の後にはショウが予定されていた。

食事をしている間に、だんだんと外が暗くなってくる。
ふと気付くと、海と空との境界線がわからなくなっていた。

* * * * * * *

ショウが始まって、ワンピース2人組はデッキへ出た。
騒がしい船内とは対照的に、デッキは人も少なく静かだった。
聞こえるのは、船が水面を滑る音と海風の音だけ。

空を見上げると、数え切れないほどの星。

どれぐらい時間が経っただろうか。
それすら分からないくらい、夜空を見ていた。

バリ人のおじさんが、
「あれは、サザンクロスだよ」
と、教えてくれた。

実は、小学生のころ星座盤片手に毎日星を見ていたさち。
南十字星と聞いて、血圧が上昇。

赤道を越えないと見られない星座を、今この目で眺めている…
言葉にできない感動だった。

星空の中で、ひときわ明るく輝く星があった。
「あの明るい星は何?」
チエろんがおじさんに聞いた。

「あれは、マーズ」


「マーズ??」
耳にしたことはあるけれど、何だったっけ…。


「マーズって金星だっけ?」

「金星はヴィーナスだよ」

「じゃあ、火星だ」

「う~ん…」

「土星?」

「輪がないから違うんじゃない?(注:肉眼で輪は見えません)」

結局、分からず。

でも、写真に撮りたいほどの星空。
また、見れたらいいな。

船上で

(MARSは火星でした)




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