私のお気に入り!昇る朝日、光る川面、泳ぐ鳥     

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要約筆記 手書き 2016.7



要約筆記の講習を受けています

手書きとパソコンがあり、

私はパソコンを選んで、それを練習しています。

入力速度と語句変換そして打ち間違い、それがパソコンの

つまずきの第一歩です。

耳から聞こえる話をいったん頭を通過させ、

話に遅れないよう正確にそして、

読む人が疲れないよう 要約しながら打ちこみます。

かなりの集中度とあわてない平常心を要求されます。

来年の全国統一試験に合格が第一関門です。

少しずつ練習しています。

そんな折、今年の市の講習は、手書きを募集されていました。

ぎりぎりで申し込んで、昨日第一回目に参加しました。

パソコンは、する人もすくないですが

手書きは、ボランティアの人も多く

古参の人もいらして、歴史を感じます。

手書きは簡単そうに思う方もいらっしゃるかもしれませんが、

豊富な知識と、瞬時に該当の漢字を間違いなくすらすらと

書くという高等な能力が必要です。

そして、話すスピードが1分間に300から500文字

それを書くスピードが60文字程度

いかに、要約する力が必要かということです。

ちなみに パソコンは100文字が最低ラインです。

そして、わかりやすい文字を書くのも大切です。

あと10回いろんなことが学べます。

秋まで楽しみです。

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今朝は、手書きの要約筆記の講座です。

第二回目の講師は、中途失聴者の女性でした。

普通にお話されるし、見た目にも

全然わかりません。

4歳半で両耳がほとんど聞こえなくなったそうです。


戦後の栄養失調と、大きな音を聞く環境だったせいか、

その本当の原因は不明で、突然音から遮断されました。

そののち、高校卒業まで

普通科の学校で学業を終えられたと。

並大抵の努力ではなかったと想像します。


今は、よい補聴器もあり、目の前の人の声は、

少し聞こえるとのことです。

でも、家にいて作業をしていたりすると、

来訪されても気付かずに失礼することも多いとか。

電車やバスは、初めてのところに行く時は

とても神経をつかうそうです。

当然、電話での応対ができません。

後ろから話しかけられても、気配も感じません。

実物の補聴器を実際に耳にあてさせていただいたりして、

百聞は一見にしかずを実感します。


音が聞こえない世界。

絶対少数のこの世界で、頑張ってらっしゃる方々。

障がいが気づかれにくいので、

いろんな誤解もあるだろうなと思いました。

聞こえ方も ただ音が小さく聞こえるのか、

音がゆがむのか、飛ぶのか、

人によって千差万別で、それぞれです。

何度も、聞き返す、

通訳が面倒だから、だんだん人の輪から遠ざけられる。

家庭のなかで、地区で、職場で孤立化してくる

音のない世界に、ひとりでポツンと

いる自分を想像してみることが大切かなと感じました。


本日の講師の方は、60代後半かと思われますが、

とてもおちゃめな笑顔が素敵な明るいかたでした。

そして、とてもエネルギッシュ。

定年まで仕事を務められた後は、このような講座の講師として

あちこちで活躍されているようです。


要約筆記は、高度な作業を要求されて

壁はとても高いですが、このような方にであうと

がんばろう~と勇気づけられます。

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手を出すということ

今日は、手書き要約筆記の講座の7回目。

毎回、自分の稚拙さにがっくりきます。
仕方がない、今のありのままの姿なんだから。
ぼちぼちいこか~~~♪です。

ところで、「手を出す」って、どういうこと?

この要約筆記は、耳の聞こえにくい人、聴覚障害のかたの
情報保障をお手伝いする、通訳の仕事です。
社会参加のお手伝いです。

今日は、ノートテイクといって、一人の人に対して、

1~2人でお話を伝える練習です。

たとえば、市主催のの料理講座に出たいけれど、

耳が聞こえないので、情報保障してほしいという依頼がきます。

紙とペンをもって、依頼者と一緒に会場にゆき、

先生の話を聞いたことを紙に書いていきます。

利用者は、手元をみながら、他の人と同じように

先生の話を聞くことができ、時間のずれなく理解できます。

そんな時、利用者に先生から直接指示が出た場合、

つい筆記者が、利用者のかわりに返事したり、用事をしたく
なったりします。不親切じゃないかと思ってしまうのです。

ところが、どっこい、本来筆記者は、黒子、蔭の役割なので、
それに徹しないといけない。

本人ができることを奪ってはいけないのでした。

本人の社会参加が大切で、自立する機会を奪ってはいけないのです。

よ~く考えると、こそだてとよく似てるなとも。

手をだして、ころばないよう、苦労しないようというのは、

よけいなおせっかいなんでした。

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