私のお気に入り!昇る朝日、光る川面、泳ぐ鳥     

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いろんな手



いろんな通訳実習をしました。

音声通訳、手書き文字通訳、手話通訳
接近手話に触手話。指文字。

見えない聞こえない方と言っても
障害はひとそれぞれで、

まったく見えないけれど少し聞こえる人。
少しみえて、少し聞こえる人。
少しみえて、まったく聞こえない人。
まったく見えず、聞こえない人。

そして、見え方、聞こえ方も人それぞれ。
その障害が、生まれつきか、それとも言語獲得の時期の
後か、大人になってからか、
それで その人のコミュニケーションのしかたが
いろいろ変わります。

それで、いろんな通訳方法が生まれています。

おのずと、接近して相手と触れる機会が増えます。

相手のてのひらに文字を書いたり、
両手をとって触手話をしたり、
指文字つくって相手に読み取ってもらったり、

実習で、いろんな人の手をしっかり触ります。

こんなに他人の手に触れ続ける経験は初めてです。

一度、手をマッサージをしてもらったことがあったなぁ。
気持ちよかったなぁ。
あかちゃんや幼児と手をつなぐこともあるなぁ。
これも気持ちいいなぁ。

でも
大人とこんなにしっかり手をこねくり回すのは、初めて。

意味をつかもうと必死だから
何かを伝えようと必死だから
他の感情はわいてこないな。

そして、いろんな手に触っていると
その違いにびっくり。

手のひらって、平らじゃないんだ。
のっぺりぷにゅっとしていると思っていたけれど、
こんもり盛りあがっていて、字がかきにくい手がある。
私の手もテニス全盛期、バリバリの時は、
堅くてごりごりしていて、触った人が、
思わず手を引っ込めたことがあったなぁ。

ものすごく太くてしっかりした指、
ひゃ~~。握られるとすごい安定感。

相手は全部女性だったけれど、いろんな手があります。

即製覚えの指文字をつくって、
相手に手を触ってもらって 読んでもらいます。

相手の人は、手話も指文字もベテランの人だったので
すぐに判読してもらえました。

これが「あ」「い」「う」・・・

次は触手話。
手をつないで、自分がする手話を
相手が読んでくれます。

これも今覚えたばかりの
「あいさつ」や「ごくろうさん」「○○者」とか
の手話をしてみます。
「わかる」との反応。

嬉しいですね♪ つたわること。

隣の人たちは、どちらも手話ベテランの人たちなので
向かいあって両手をつないで、忙しく会話。
とても 楽しそうです。

こんなコミュニケーションもあるんですね。

見えない聞こえないけれど、違うものが
伝わっているのかも。

でも、実際は伝えたいこと、聞きたいことが
思うように伝わらないいらだちもあるでしょうし、
とても疲れるということもあります。

まだ、わたしは入口にたったところですね。

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