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先日、遺族友達のブロ友さんからこんなことを聞かれました。
「私は、償いより重い贖罪を加害者に求めていきたいんです!!坂田さんは、さえちゃんの加害者の女にどんな贖罪を求めますか??」
と。
私は贖罪とは聞いて知っている程度だったので、償いとどう違うのか、あらためて詳しい意味を調べました。
・「償いは、与えた損害、犯した罪を金銭、品物、労働などで埋め合わせること、また、そのもの」と書いてありました。
・「贖罪は、犠牲や代償を捧げて罪をあがなうこと。特にキリスト教で、キリストが十字架上の死によって、全人類を神に対する罪の状態からあがなった行為」と書いてありました。
確かに、償いより、贖罪の方がより重い言葉に感じられます。自分も犠牲や代償を捧げなければならないのだから。
では私は加害者のあの女運転手にどんな贖罪を求めたいのかと真剣に考えました。
それは先日悩みに悩んだ陳述書にもよく似た感情を書いていました。
私が加害者の女に求める贖罪は、毎月4日の月命日には現場ではなく(現場に行っているかも定かではないが)我が家の仏壇の紗愛理に、自分のお金で買った花を供えて手を合わせ「私のせいで紗愛理さんの命を奪ってしまって本当にごめんなさい」と、加害者が死ぬまで毎月、紗愛理の遺骨に向かって謝罪し続ける事!!
私は、加害者が真実から目をそらさず逃げずに、自分の犯した罪を死ぬまで背負って謝り続けることを望みます!!ただそれだけです!!
あとは、加害者が幸せになろうが、不幸になろうが、元気だろうが、病気になろうがそんなことは知りません!!私には関係ないことです!!それは私の領分ではないと思っています。 こんな考え方はオカシイのでしょうか??? 遺族でも考え方は人それぞれなんです!!誰が正しくて誰が間違っているなんてないと思います。
よく、子どもの命を奪った加害者に対して「殺してやりたい!」「加害者の子どもを殺して自分と同じ目に遭わせてやりたい!」「会社を首にしてお金に困ればいい!」「離婚して孤独になればいい!」「加害者が幸せになるのは許せない!」「加害者は一生、自分と同じく不幸でなければいけない!」という声を聞きます。
私もかつて刑事裁判の判決が出た直後は、本気で加害者を殺したいくらい憎みました!!でも、どうしても、どうしても、私にはできなかった・・・(>_<)
その時は加害者に復讐も出来ない不甲斐ない母親で紗愛理に申し訳ないと絶望しましたが、でも落ち着いてよく考えたら、 復讐は紗愛理が望むことではないんだと気付いたんです!!
だから私は別の方法で、
交通事故を減らすための活動をすることで紗愛理の敵を取ろうと思うことが出来たのです!!きっとそれが紗愛理が望むことだから。それが、紗愛理が大好きなママのするべき役割だと思ったから!!
だから、もしかしたら他のご遺族の方からしてみたら、
それは綺麗ごとだと罵られるかも知れませんが、
私は加害者は不幸にならなければいけないと望んではいません。加害者が不幸になろうが幸せになろうが、それは私には関係がないことだと思うんです。
ただ私が望むのは、加害者には死ぬまで紗愛理の遺骨の前で謝り続けてほしい、自分の犯した罪と真剣に向き合って残りの人生を送ってほしいと望むだけです。
今のままでは紗愛理の加害者は贖罪どころか、「一生かけて償います」と自分で言った償いすら実行していません!!
私は、加害者が自分で宣言したことくらい、せめて守らせたいと望みます!そうでなければ、紗愛理があまりに可愛そうで浮かばれませんから!!私が加害者に望む贖罪や償いは、ただそれだけなんです!!
私のこの想いは一体どうすれば加害者に届くのでしょうか??
陳述書にもこれと同様の内容を書きましたが、果たして届くのでしょうか??
それとも加害者は、こんなささやかな遺族の母の想いすら通じない、理解することが出来ない、人の心すら持たない人間のクズなのでしょうか???
(さえりん13歳の時 ナガシマスパーランドpart8)
昨日は、今年に入ってから1ヵ月間大変だった病院での看護実習を終えた次女の、ストレス解消で買い物へ付き合いました(^-^)と言っても、名古屋駅付近だとコロナ感染が怖いので家から車で15分くらいの近くのイオンモールで我慢です。
次女は言います。
「毎年初売りに服や靴を買いに行くのに、今年は4日から実習だったから準備も忙しくて、コロナ予防のため外出は自粛だったし、だからずーーっと我慢してたんだよ!!」
と。
私はそんな次女が微笑ましくて久しぶりの買い物がとっても幸せに感じられました。冬物セールで安くて、次女と交代で試着しながら「こっちの方が似合うよ!!」とあれこれ選ぶ時間が楽しくて気付けば私も服を買っていました(≧▽≦)そして、次女と色違いのニットのベストを選び、次女がシルバー私がゴールドのペンダントまでお揃いで買ってしまいました(*´艸`*)きっと、傍から見たら何の不幸も憂いもないごく普通の仲良し母娘に見えるんだろうなあって思いました・・・私は次女の作戦にハマり何着か服と下着を買わされました(;'∀') 親バカだから、すぐにハメられちゃいます💦 それでも、こんなごく当たり前なことがどれだけ幸せなのかということが、痛いほどわかるから仕方がないんです。
こんなひとときが私の宝物なのだから!!
車中で次女に 贖罪と償い
についての話をしました。「あなたはどう思う?」と。すると次女は言いました。
「私はちょっと薄情なのかもしれないけど、お姉ちゃんが亡くなったときショックで頭が真っ白になったけど、ママを支えるのはこれから私しかいなんだと思った。だから私は辛くても前を向いて、お姉ちゃんの分も2人分これから生きていかなければいけないと思ったんだよ。加害者がどうなろうと贖罪も償いも私は知らない!!お姉ちゃんの命を奪って憎いけど恨んでも仕方がない。だって優しいお姉ちゃんだから、きっと私に幸せになってほしいと望んでくれるはず。だから私は人を恨むより、幸せになる方を選ぶよ!私はお姉ちゃんとこれからも一緒に生きていくんだから♡」
と。
さらに次女は 「でもね、もしも私が小学生や中学生の時にお姉ちゃんが事故死したら、きっと心を病んで外へ出るのも怖くなり学校へ行けなくなったと思う。私が大学生になるまでお姉ちゃんが傍にいてくれたから、愛情をたくさんくれたからだからお姉ちゃんには感謝しかないって思える。私は恵まれた遺族だと思ってる」
と。
いつの間にか頼もしくなった次女の言葉に私はうるっとしました。
感動していることを悟られないように照れ隠しで言いました。 「そうだよね。あなたは薄情だからね。でもその薄情さが良かったんだよ!!あなたまでメンタルが病んでしまったら私はもっともっと辛かった。今でも前を向いて進むこともできなかったと思う。だから、あなたが薄情で坦々と立っていてくれたから、ママは救われたんだよ!!ありがとう♡」
と。
次女は
「そんなに何度も薄情って言わなくてもいいのに!!」
とちょっと怒っていましたが
、
私は幸せでした。この2人の娘がいてくれたから幸せだったのです♡
そして今の次女と同じように、さえりん亡き後もそうでありたいと思うのです。
知らん顔で謝罪にも来ない加害者を決して許すことなんて出来ませんが、それでも加害者に私たちの幸せまで全部奪われて、一生恨み憎しみだけの不幸な人生にはしたくないのです!!そんなの惨めすぎるから!!そんなの紗愛理が喜ばないからです!!
私が少しずつでも前へ進むことができたのは、こうして家族が折れずに立っていてくれたから。勇気を出して一歩を踏み出した時、支えてくれる大勢の仲間がいてくれたからなのです!!
私は決して、不幸なだけの人生ではありません!!
だから、ストラップに願いを込めて作るのです。どうか、このストラップをもらって下さった方が事故に遭いませんように!!幸せになれますように♡と。
買い物帰りにイオンモールで お姉ちゃんが好きだったビアードパパのパイシューをお土産に買いました。
次女が 「お姉ちゃんにはイチゴのパイシュー買おうよ」
と、選んでくれたので、1月のおすすめ6個セットを買いました。次女と荷物を家で降ろして、私は宅急便を出しに行きました。家に帰ると2つあったイチゴのパイシューを1つはさえりんのお仏壇に供え、もう1つは次女が食べていました。
私はまた微笑ましくって、今も愛おしい2人の娘たちは我が家にちゃんといるんだと、涙が出そうになりました。
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