☆☆ｓａｉのホームページ☆☆

深層心理

大洗ゴルフ倶楽部　Ｎｏ１６ホール

▼ゴルファーの深層心理▼

練習場ではそこそこ打てるのに、実際ラウンドするとうまくいかない、
ここ一番となると必ず力んでミスショットになる・・・などといった
悩みを持つ方は多いでしょう。
ゴルフはメンタルなスポーツと言われます。スコアアップにはかかせ
ないメンタルタフネスとはなにかを学んでいきましょう。

３．集中力

どんなスポーツにおいてもリラックスすることはとても重要です。
しかしすべての場合にリラックスがよいというわけではなく、必要に
応じて、状況に応じて、注意を集中させる力が必要です。

とくにゴルフというスポーツに関しては、サッカーやバスケットの
ように１つのボールを集団で追いかけたり、テニスのように相手と
１つのボールを打ち合ったりするタイプのスポーツとは大きく異な
ります。プレー時間はおおよそ１ラウンドで４時間と長いですが、
その時間の中で実際にショットをするなどの部分はとても短いですね。

注意の集中とは、これからやろうとすることに、全部の注意を注ぎ
込むことであり、外からの雑念や心の中から湧いてくる雑念を全て
カットした状態のことで、一般的に集中力と呼ばれます。

一般的に集中力といえば、例えば、パッティングの時にカップしか
見えていない状況であるといったように、自分の持っている注意の量
を一点に集中させることをさすことが多いですが、集中力にはもう１つ
「拡散的な注意の集中」というものがあります。
例えば、サッカーでドリブルをしているときに、注意をボールだけに
置いていると、相手がボールを取りにきても気がつかないし、味方の
動きに合わせてパスを出すこともできないですね。そのようなときには、
ボールを間接視野でとらえるような注意の仕方が必要なわけです。

ゴルフのプレーを考えると、ショットの前には、残りの距離やライ、
風の状況などさまざまな状況に注意を向けることが必要ですが、実際に
ショットをする場合には、ボールを打つこと、スイングすること、一点
に注意を集中させることが必要です。つまり、一般的な集中力に加えて、
拡散的な注意の集中の両方を必要とするということが言えます。

それではその集中力を高める方法を見ていきましょう。

（１）妨害法

周りが騒がしかったりするとなかなか集中できないですね。この方法は、
わざと騒がしいなどの悪環境を設定し、さまざまな妨害のもとで練習する
ことによって、妨害刺激に対する慣れや抵抗力を高める方法です。

（２）凝視法

何かを長時間凝視することで、注意の持続力を高めたり、注意が他の
ものにそれるのを引き止めるようにする方法です。

（３）制限法

時間や練習量を制限して、そのかわりに集中して練習する方法です。
例えば３０球だけ真剣にボールを打つとか、１０分間だけパットの
練習に集中するといった方法が考えられます。

（４）作業法

比較的強い注意が必要な作業を行うことによって、集中力を高める
方法です。

（５）キュー・ワード法

キュー・ワードとは、手がかりや鍵になる言葉という意味で、集中
すべき対象や自分の動きなどをあらかじめ言葉にしておき、集中が
途切れたりしたときに、その言葉を唱える（発する）ことによって、
集中力を取り戻せるようにする方法です。

（６）身体刺激法

身体を刺激して興奮させる方法です。例えば、手を強く握ったり
開いたりして刺激を与えるとか、身体が熱くなるまで素振りをすると
いった方法が考えられます。

（７）目標設定

目標を立てることで、集中力を高める方法です。具体的で達成可能
な目標を立てるようにします。

（８）プリショット・ルーチン

ショットやパット前の準備動作のことをプリショット・ルーチンと
言いますが、その方法を自分なりに決めてしまいます。ボールの
後方から目標を確認する、アドレスする、ワッグルをするなどいろ
いろなパターンが考えられます。

プレー中に行うことができるもの、普段の練習などで行うことが
できるものとありますので、複数を組み合わせて取り組むと
良いでしょう。
特に、プリショット・ルーチンについては、『上達への道』の
セットアップのところでもその手順について説明してあります。
細かい手順や内容についてはご自分に合ったもの、やりやすいものを
考えると良いですね。内容、うんぬんよりも「いつも同じである」
というところが重要なのです。
ショットの前にプリショット・ルーチンを行うことで、スイングの
リズムが作りやすくなり、平常心でショットに臨むことができます。

next

ジャンル別一覧