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☆*猫松屋☆本店*☆
△:風鈴に咲く花火
夏の終わり、一つの町が消えることが決まった。
そこは職人達の生きる町だった…
風鈴に咲く花火
あの音が嫌いだと思う。
(毎年、毎年… なんで吊るすんだろう… クーラーだってあるのに… 今更諒をとる?馬鹿馬鹿しい…)
向かいの家が吊るした風鈴がチリーンと音をたてている。それが妙に気に入らない。音が悪すぎる。市販の大量生産された風鈴は特に嫌いだ。
遥か向こうでやっているお祭のお囃子の音がかすかに聞こえるのにワクワクなんかしなかった。今日はお盆のお迎え祭。先祖が天国に帰る日…
暑さもピークを過ぎてこれからだいぶすごしやすくなる時間。伝統だとか大切にしない若い人たちがユカタを着て、お盆なんか関係ないという風に楽しそうに出かけていく様を、麻美は自宅2階の窓からぼんやり見ていた。
安っぽいユカタに、安っぽい帯びを絞めて、カラカラと鳴る下駄の音が酷く耳障りだ… 着慣れていないユカタなんか着なければいいのに… そんな風に思ってふ~と溜め息をついた。
「麻美! ちょっと車だして!!」
下から母親の声が聞こえる。
「お母さん、これから踊りに行くのよ。だから車だして!!」
(はいはい…)
重い腰をあげて立ち上がると山積みの書類が見えた。仕事は少しも進んでいなかった…
麻美はそれを睨みつけて、ドアに向かう。
「遅いわよ! 麻美。鈴木さん待っててくれてるのよ。」
「ごめんなさいね… 早く行くんでしょ?」
あの人が多い街中に行くのは気が重い… 本当は兄にまかせてしまいたい気分だが、せっかく実家に帰ってきている兄をのんびりさせてやりたい母親は麻美に行かせるつもりらしい…
(別にいいじゃない… お兄ちゃんにいかせれば…)
「まったく可愛くないわね。お嫁にいけないわよ!!」
最近の母親がよく口にする口癖がきこえてまた憂鬱になる。
「うるさいなぁ… 鈴木さん待ってるんでしょ? 行くよ…」
まだ後ろでブツブツ言ってる母親を置いて駐車場へと向かった。
(あ~あ… やっぱり…)
母親を会場で下ろして帰る道すがら渋滞にはまってより憂鬱気分に拍車をかけた。
(11時に迎えにきてね~…かぁ… もう帰るのやめようかな…)
永遠に続くように見える赤いランプが目に焼きつき、目がチカチカしてくる。少しも進まない車の波に嫌なことまで思い出される時間を作ってしまうことが嫌でしょうがない…
しかし、頭の中はドロドロとした黒いものが広がってきて、その隙間からチラチラと見え隠れするあの場面が麻美を益々憂鬱にさせた。
作業場でうなだれる祖父の姿。幼い心にもわかるあの…
ふと小道が目にとまった。麻美はハンドルをきって裏道へと滑り込んだ。狭く車が通りたがらない道はひっそりとして人影もない。まぁ誰も住んでないのだからあたりまえだ。ここは新しく開発のはじまる地区… そこの住人は国の命令でそれぞれ新しい土地へと移ってしまった後だからだ。
お祭りが終わり秋にはいればすぐに大規模な工事がはじまる。内外の大企業や新しい住人を向かえる高層ビルやマンションなんかが建つらしい…
城下町の名残を残す道は狭く、複雑な道だった。麻美はそれを難なく進んでいく。昔からこのあたりはよくきていた。だから抜け道も全部知っている。
麻美が向かっているのはある場所。住居区を抜けるとそこは小さな工場や工芸所の集まる場所に出た。まだ看板も残っている。職人達の話し声が聴こえてきそうなくらい、そのままに残された職人達の仕事場… ある一件の工場(こうば)の前に麻美は車を止めた。
麻美の祖父、楓太郎(ふうたろう)の工場だ。
ぴったりと閉まったシャッターを開け、ホコリっぽい工場の中に入る。中は真っ暗だった。手探りで証明のスイッチを探して奥に入ると、ガチャンジャリジャリと何かを踏んでいる感触が音とともに足の裏に伝わった。
破片が靴を通して足の裏にあたる。その度に使われていない工場であることをまざまざと実感させられ麻美は軽く溜め息をついた。
綺麗好きだった祖父が硝子の破片などほっておくはずがないから…
よく知った工場の中、真っ暗でもスイッチを簡単に探し出せた。
パチン…
乾いた音と共にパッと蛍光灯がつく。
電気がついてすぐに目に入ってきたのは、赤や紺、黄色の絵の具をまとった硝子の破片。先ほど麻美が踏んだのと、前に踏まれたのと… だいぶ粉々になってはいるが、鮮やかな色がよくわかった。だが、描かれていただろう絵柄も、パッと見ただけでは何をかたどっていたのかはわからない。
麻美はその中でもまだ大きな破片を拾い上げる。硝子の破片には花火が咲いていた。
それを手のひらにのせ、蛍光灯の下にかざしてみて目を細めて溜め息をつく。
軽く彎曲していても、麻美の肌の色を通すのは、それの透明度がかなり高い証拠。花火も繊細な筆使いで描かれたことが素人目にもわかるほど細かい。祖父の腕がよかった証拠だ。
何年経っても、例え破片になっても変わる事のない鮮やかさ… この先、誰にも生み出すことは出来ないだろう…
麻美は祖父が大好きだった。母より、父より、兄より、家族の中で祖父が好きだった。
忙しい祖父はなかなかかまってくれなかったが、そんな時はたいてい膝に乗せてくれた。麻美は誰よりも近くで祖父の風鈴作りを見ていた。
麻美の祖父、楓太郎は風鈴職人だった。再開発のあおりを受けて工場を閉鎖した職人達の一人だ。
今は少なくなった手作りの風鈴。5代続いた風鈴屋の主人… この地区で最後の手作り風鈴職人。かなり一本気なところがあり、職人らしい気難しい人だった。
よく父親が祖父と衝突していたのも麻美は見ていた。そんな祖父も麻美にはなぜか優しかったが…
いつも怖い顔の祖父が、自分の顔を見ると優しくゆがむのを思い出してゆるく微笑んだ。
麻美がまだ幼い頃、この工場地区には3人の風鈴職人がいた。一人は祖父、二人目は祖父の弟、そしてもう一人は… 麻美の父親。
麻美の父親は祖父の跡取だった。
10年程前、こんな町工場で風鈴なんて儲からないものを作るに嫌気がさした、と父親は家族も仕事も捨てて友人と海外へ行ってしまった。今はなにかの企業の経営者をしているらしい…
麻美は父親の顔を思い出して顔をゆがめる。父親は嫌いだ… 祖父は… 父親が殺したとも思うくらい…
悪いことはさらに続いた。父親が出て行ってすぐ、同じ風鈴職人で絵付師もやっていた祖父の弟が交通事故で右半身不随となる。その後、事故の影響と仕事ができなくなったせいもあってか、酷く免疫力が落ちていたらしい彼は、一年もしないうちに亡くなってしまう。そのせいで祖父は絵付けも自分でしなければならなくなってしまった。
しかし、祖父は一人で風鈴を作り続けていた。近所の人たちからの良い評判とお祭りでは工場地区の売りとして期待があったからだ。祖父を支えていたもの… それは人だった。
そんなことはおかまいなしに再開発の波は容赦なく祖父に降りかかってくる。跡取の父親と、絵付師の祖父の弟がいたなら伝統芸能としてなにかしらの保護策を打ってくれる予定だった。父親は帰ってくることを拒んだ。
開発の担当者らしき人達は70も後半にはいった祖父に引退しろと責めより… 結局祖父はお祭りを待たずに工場を閉めた…
麻美はあの時の祖父のうなだれた後ろ姿を今でも覚えている。がっくりといつも絵付けをしている台の前に座り、肩が軽く揺れていたのはもしかしたら泣いていたのかもしれない… 麻美はそんな祖父の後ろ姿を見ていた。
しばらく仕事もしないで塞いでいた祖父が急に今まで作った風鈴をわり始めた。今までの人生を壊すかのごとく…
麻美は物陰からそれを見ていた。普段自分に優しい祖父の顔とは違った鬼の形相…
祖父を変えた再開発になんともいえない怒りが込み上げた…
麻美は風鈴が嫌いになった…
その年の工場地区でのお祭りには祖父の風鈴屋はなかった…
最後のお迎え祭りの前に風鈴を割った祖父の気持ち… 風鈴屋に一生をささげた祖父は、自ら人生の集大成と人生に終止符を打ったのだと思う。
あれからもう4度目の夏。また夏祭りの夜がきた。
麻美は祖父の座っていた作業台に移動する。まだそのままに残された作業場… 明日からでも祖父が作業を始めそうなくらいあの日のまま…
4年前… お祭りが終ると同時に塞いでいた祖父は首を切って死んでしまった…
母や工場地区の人達は先祖が帰る時に一緒に連れて行ってしまったと噂した。そんな話に口車を合わせながら、麻美には祖父が死んだ理由がわかっていた。どれほど祖父が風鈴にかけていたか… その風鈴職人を引退しろと言ったあの人達… 何がわかっていたのだろうか… 自分がどれだけのことを言ったのか、たぶんわかっていないだろう。それは今でも…
もう一ヶ月もしないうちに、そのことも高層ビルの下に工場地区と共に永遠に眠ることになる…
麻美はせめて祖父の思いを知ってもらいたかった。風鈴に人生をかけた人がいたことを。
しんと静かな工場地区の大通り(とはいっても人が4人横に並べばいっぱいになってしまうような狭い道だが…)を窓越しに見た。4年前まではこの通りでも盛大に送り祭りをしていた。工場ではそれぞれ出店を出して地域の人たちを交流を深めた。店の軒先にはかならず祖父の風鈴が一つは吊るしてありチリーンとよく響く音で会場を包んでいた。
麻美も毎年祖父が呉服屋にしっかり仕立ててくれるユカタを着て友達と出かけたものだ…
目の裏側にざわざわと騒がしい通りの風景が写る。
「おじいちゃん!」
人が重なり合う通りに祖父の姿を見つけ、麻美は駆け寄った。祖父のごつごつした手を取った瞬間、賑やかな通りも祖父の優しい顔も消えてしまった…
「ふぅ…」
溜め息をついた。
思い出したくなかった… 心の片隅で思って、もう一度作業場を見渡した。
4年前。お祭り直後にきた時いらい…
麻美は祖父が硝子吹きをしていた作業場へと足を運んだ。すっかり冷え切ってしまった硝子炉が静かに座っているだけ…
麻美は幼い時に炉にちかずいて祖父に怒られたことがあった。今、役目を終えて静かに眠る炉はあんなに怒るほど怖いものだったのだろうかと疑問に思ってしまうほどだ…
カシャ…
炉に近づこうとして、足先に何かが当たった。
「何…?」
麻美は足元に目線を移した。
「あ…」
小さな木箱に入った丸い硝子。風鈴になる前の硝子だ。
「残ってたんだ…」
まだ吹き筒から外されただけでヤスリがけも絵付けもされていない硝子が三つ、木箱の中で薄っすらとホコリを被っていた。祖父が最後に作ったと思われる風鈴の不完全体…
麻美はそれの一つを手にとった。祖父の人生の断片… しばらく眺めて、木箱に硝子を戻すと、木箱ごともって絵付けの作業台へとむかった。
いつも祖父が座っていた場所に腰を下ろして、絵の具のはいった箱の蓋をあける。4年の月日は流れても鮮やかさは変わらない絵の具。それを祖父がやっていたように溶かし、使えるくらいまでにするのは簡単だった。
それが終ると、もう一つの道具箱を開け、中からヤスリを取り出す。
うまくできるだろうか… そんな不安がよぎった。
暑さと緊張から嫌な汗が流れた。祖父の人生に手をいれるようなものなのだ、緊張しないわけがない。
ふぅと一つ溜め息をつくと、窓から緩やかな風が吹いてくる。それが体を包み込み、汗をひかせてくれた。気持ちが楽になる… また吹き込んでくる風が、こもっていた工場の空気を新しいものにかえてくれた。それを大きく吸い込んで麻美は硝子にヤスリをかけはじめる。
サリサリという音がして削れてゆく硝子。てつきはおぼつかないが、麻美は祖父のヤスリがけを思い出して進めていく。
『いいか、麻美。このヤスリがけっていうのはな、風鈴にとって最も重要なところなんだよ。』
『なんでぇ?? あ! わかった、痛くないようにギザギザをとってるんでしょ!』
『ちょっと違うかな~、ギザギザの部分を平にしているわけじゃないんだよ。これで逆にギザギザにしているんだ。このギザギザによってね音が変わるんだ。いい音にするにはギザギザをちゃんとしないといけないんだよ。』
『ふ~ん。』
麻美は膝の上で聞いたことを思い出していた。あの時は軽く聞き流していた事も、本当は重要な事を教えてくれていたのだとヤスリをかけながら思った。
色々な膝の上できいた思い出と共にヤスリがけは進んでいく。
「ふ~… できたかな… おじいちゃんには全然及ばないけどね… 次は絵付けね。」
絵の具が固まって筆が使えない。しかし、祖父は予備の筆もきちんと用意してあった。
その筆も祖父がおろしたように、おろして絵の具をつける。
硝子の内側から絵付けは、なれない麻美には難しい作業だ。
「う~… うまくいくかな… どうしよう何描こうかな…」
なんとか集めた破片を覗きこんで、花火の図柄を見た。細かい線が花火をかたどっている。
『おじいちゃん。花火好きなの?』
『好きだよ。夏は花火が一番だからね。麻美は何が好きなんだい?』
『私はねぇ~、朝顔!』
『ははは、麻美はよくわかってるなぁ。』
頭を撫でてくれる感じ…
麻美は花火と朝顔の柄を一緒に描こうと思った。
『絵付けはヤスリがけの次に音を決める大切なことなんだよ。あまり絵の具を分厚く塗ると音に影響してくるんだ。風鈴は音がすべてだからね。なるべく薄く、綺麗に塗るんだよ。』
懐かしい祖父の声が麻美の風鈴作りを手助けした。
麻美の風鈴は完成した。指で弾いて音を鳴らしてみると、やはり祖父の風鈴には届きそうもない音がした。絵柄もなんだかぎこちない。
「まぁ… 初めてだしね… おじいちゃん、喜んでくれるかな…」
通りに面した窓に風鈴三つ並べて吊るした。
やわらいかい風が吹いてリーンと風鈴を鳴らした。
「私にできることはこれくらいかな…」
窓に肘をついてしばらく風鈴を眺めていると
チリーン、チリーン
と通りに風鈴の音が響き渡りはじめた。
自分の作った風鈴がこんなよい音がするわけがない。この音は祖父の作った風鈴の音だ。
麻美は急いで通りに出た。
「あら、麻美ちゃんもきてたの?」
「おお、麻美ちゃん。」
「歯ブラシ屋のおじさん、おばさん… なんで…?」
隣の歯ブラシ工場のおじさんとおばさんが自分達の工場だった所に風鈴を吊るしている。
麻美は通りを見渡して見て驚いた。再開発で工場を閉めた人達が自分達の仕事場に戻ってきていたのだ。
4年前の光景と同じ、どの工場にも灯りがつき、みんな窓に風鈴を吊るしていた。
麻美は驚いた。懐かしい風景が広がっていたから…
「ここもお祭りが終ったら壊されちゃうでしょ。最後にみんなでお盆の送り火をやろうってことになったのよ。」
「工場を閉めて亡くなった方もいっぱいおるしねぇ… 楓太郎さんの風鈴も… こんなにいっぱい聴けるのもこんな機会がないとなぁ…」
麻美は声がでなかった。みんなが祖父の風鈴を吊るしてくれている。祖父の作ったよい音の風鈴。風がそよぐ度にチリーンといい音をたてる。静かな通りに風鈴の音だけが木霊していく…
「これ、麻美ちゃんが作ったの?? すごいじゃない!」
声にふりかえると、いつもお祭りに祖父がユカタを注文していた呉服屋の女将さんが立っていた。
「お久しぶりです!」
「大きくなったわね~、麻美ちゃん。これ着てよ。作ってきたのよ~。楓太郎さんがよく麻美ちゃんのためにユカタ注文してたわね~。なつかしい!」
手渡されたのは朝顔のユカタ。きちんと仕立てたよいものだ。
「じゃあ… 着ます…。」
「着付け手伝うわね。」
「よく似合うわ~」
真っ白の生地に紫と青の朝顔が咲くユカタ。生地は風を通すから麻美が着ていた洋服より涼しい。
「ちょっと通り歩いてきます。」
なんだかワクワクして歩きたい気分になった。
通りに下駄をカラカラいわせて歩くと、どこからも「麻美ちゃん、久しぶり!」「麻美ちゃん、美人よ~」と声を掛けてもらえた。通りのすべての人が知り合いだった。懐かしい顔が工場から笑顔を見せてくれる。
「家の孫も、もうすぐくるんじゃないかな~」
「ホント?」
そんな話をしていると
「麻美!」
と呼ばれた。
「お母さん。踊ってるんじゃないの?」
母親が踊りの衣装のまま、走ってきた。
「それがね~、会場で種田さん、ほらタオル工場の奥さんよ。それに会ってね。今日工場地区で送り火やるからってきいて、これ持って急いできたのよ。」
母親は小さな箱から風鈴を出した。
「おじいちゃんが捨てろって言ったんだけどね。こっそりとっておいたの。」
母親はニコッと笑った。
風鈴には祖父の大好きな花火と朝顔が並んで描いてあった。
「お母さん… これ…」
祖父は覚えていたようだ。
「さぁ、吊るしにいきましょう。みんな待ってるしね。そのユカタ、似合ってるわよ。」
最後に祖父の工場に風鈴が吊るされた。それが終ると工場の電気が消され
「送り火を焚くぞ~!!」
と工場地区の若い男性達が通りの真中にやぐらを組んで火をつけた。その火をとって、家々の前に用意された小さな松明に火をつける。
点々と火は燃え上がり、天国に帰る霊達の道が出来た。お祭りのクライマックス。チリーン、チリーンと風鈴の音が通りを包んで先祖が道を間違えないように導く。
工場地区の人達はみんな一斉に手を合わせた。
天国に帰る霊の中に祖父もいるだろうか… 笑っていてくれるだろうか…
麻美は風鈴の音に耳を傾けながら思った。
たとえ祖父の技は消えても祖父の風鈴は生きつづけていく…
背後で大きな音がした。
「あらぁ、花火。今年は盛大にやるのね。」
霊が天国に帰った夜空に祖父の大好きな花火が咲いた。
祖父の腕は残せなかったが、祖父が残した風鈴は大切にしようと、花火を見ながら麻美は思った。
お祭りも終わり、あとは秋に向かうばかり… 部屋には麻美が作った不恰好な風鈴と祖父の作ったいい音の風鈴が並んでチリーンと音をたてている。
そして
工場地区の再開発がはじまった…
夏の終わり、一つの町が消えることが決まった。
しかし…
その町に暮らした職人達の思いは消えない…
あとがき
ギリギリ… 終った…
内容の薄い話です。なかなかこういうのは難しいです。
終りそうもなかったので場面の省略が激しいのでよくわからない話になっていると思いますが…
あとでこそ~りつけたしするかもしれません。
いつになく苦しい話でした。なかなかアイディアが出てこなくて苦戦苦戦でこんなギリギリに…
風鈴とお盆がテーマになっているのですが… 始めは恋愛色の強い話にするよていだったのに… どこを間違えたか…
今回のことで思ったのですが… テーマは二つしたらいかん!!ということです…
9月は気をつけよう。
読んでくださりありがとうございました。
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