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June 7, 2009
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カテゴリ: カテゴリ未分類


のぼうの城

ジョゼさん に声をかけて頂いて
もっともっと書くつもりだったのだけれど ・・・
すっかり間があいてしまいました


・・俺たちがついてなきゃ あののぼう様はなにもできゃしねえ

領民たちに そう言われながら
慕われ 助けられ 戦をも乗り越えていく城主

籠城の話が出たとき
村人たちは 一様に騒ぎ 申し付けを避難したのに
長親の名を出すと
「しょうがねえなあ あの仁も」
「のぼう様が戦するってえならよう
我ら百姓が助けてやんなきゃどうしようもあんめえよ なあ皆」
とうてい領主の徴発に応じる百姓とは思えない態度で返している

優れた城主 長けた総大将と言うのではなく
何もできない「成田長親」
それゆえ 家臣はおろか領民までもが 何かと世話を焼きたくなる

愚者としての印象 
生のままの自分をさらけ出しているだけの長親

そういう男なんだよ あの男は
三成は言った

「この忍城の者どもは 士分も領民も一つになっておる」と
言わしめたのである

何処の土地 地域でも
諍いなどしないで 一つになれることが 
理想 なのでしょうね

何でも出来て統率力があって 完璧な指導力を発揮出来る人間
能力があること自体 素晴らしい事だけれど
何も出来ない事もまた 不思議な魅力を醸しだし 
人の心を引きつけ 偉大な「力」を生み出す

のぼうのような人柄
ちょっと(かなり)羨ましい


それから もうひとつ  

強き者が強きを呼んで 果てしなく強さを増していく一方で

一片の誇りを持つことさえも許されない

小才のきく者だけが くるくると回る頭でうまく立ち回り
人がましい顔で幅をきかす

ならば無能で 人が良く 愚直なだけが取り柄の者は
踏み台となったまま死ねというのか

「世の習いと申すなら このわしは許さん」 
長親は決然といい放った

その瞬間
成田家家臣団は 雷に打たれたがごとく一斉に武者面をあげ
戦士の目をぎらりと輝かせた

(・・・そうだったのか)
丹波は 長親と自分との違いを
まざまざと見せつけられたおもいがした

なんの武技もできず 聡明さのかけらも感じさせないこの大男が
余人が捨てた ただひとつのものを 持ち続けていた



のぼうの城   和田 竜


う~ん
無能で愚直な私は 虐げられ踏みつけられ
滅んでしまうのでしょうか ?

「世の習いと申すなら この私は許さない」
そうかっこよく 言ってみたい (^^*ゞ


でも
「しょうがねえなあ あの花(/。\)も」
「花(*^_^*) が何かするってえなら みんなが助けてやんなきゃ
どうしようもあんめえよ」
「俺たちがついてなきゃ なにもできゃしねえ」って
支えて貰えたら 嬉しいなあ

だって 助けて貰えなかったら 生きて行けない(*^^*ゞ





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最終更新日  June 8, 2009 09:55:46 AM


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