還暦ばあばあの日常

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支援どうしたら(4)学校・自治体協力して


その、先生を支えたのは学校全体の教職員体制でした。
パニックで暴れた時、保健室や、職員室で過ごす事も多いT君を教職員が見守りました。

市の応援も必要でした。市では学校長から要請があったと場合、教室から出て行ったりするとき付き添ったり、授業に参加できるように援助する支援員を派遣しています。

支援員は学期ごとに、担任と親、市の教育サービスセンターのスッタフ、支援員が一緒に話し合いの場を持ちながら、保護者との協力体制を作ります。

支援を求める父母や教職員らの願いにおされ、
「国や県の補助を待っていても望みが薄いなかで、目の前にいる『軽度発達障害(ADHDやLD、高機能自閉症など)子どもたちを何とかしなければ」(市の教育サービスセンター)と市では2004年度から特別支援教育プログラム事業に取り組みました。

軽度発達障害(その傾向がある)と診断された子どもの教育的支援を行う専門チームを編成。
巡回相談や、一人週1時間程度の個別の学習支援を行う通所教室。
長期休業中の集中指導を行ってます。

専門チームは大学教授らに委嘱していますが、それでも最低限の予算を確保するのがやっとと言います。

今後は各学校に設けた特別教育コーディネイターや、校内委員会で行わなければならないといいます。

コーディネーターは、軽度発達障害の子どもを学校ぐるみで支援するために、保護者や地域の関係機関と連携を取るなど中心的な役割を果たす人を言います。

文部科学省は各学校にコーデネイターを指名する事、また校内で協力して支援方法を検討する為の校内委員会を設置するよう進めていますが・・・

T君の担任の先生は今年度学校で特別支援教育コーディネーター成りましたが、担当科目もあり生徒指導主任との兼務です。

「診断はなくとも『気になる子』たちも沢山います。その、子たちにどうしていったらいいのか、本来はそんな話し合いもしたい」と言う戸惑いもあります。

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