ひとりごと♪

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2008/08/15
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今日は、奈良国立博物館で開催している
「特別展  西国三十三所 -観音霊場の祈りと美- 」について。


街道を歩く西国三十三所


西国三十三所 」とは、
この展覧会のリーフレットにも書かれている通り、

四国八十八ヶ所(四国遍路)と並んで
最もよく知られた、
主に近畿地方の寺院を巡る“巡礼の道”です。







小さい頃から、私、
西国三十三所御詠歌を、仏事とあらば何かにつけ?
唱和させられてきたし、


私の両親も、少しずつ・細々ではありますが、
この西国三十三所巡りをしているので、


行く前から、身近に感じられる
展示会でした。



もちろん、私も、御朱印帳こそ持っておりませんが、
いくつかの寺院を両親とともに、
一緒に参拝したことがあります。




四国遍路に比べたら、楽だとは思いますが、


三十三所巡るのは、なかなか簡単にはいきません。



両親とは、
「この展覧会に行くことによって、
全部の寺院を、参拝したことに出来たら楽でいいのにね~」
と冗談?を言いながらの鑑賞となりました。







展覧会の内容は、結構なボリュームでした。


全部で7つの章で構成されており、
それぞれのテーマごとに
様々な宝物、仏像が展示されていました。


私が、その中で一番、印象に残ったのは、
やはり、第一章の観音様のコーナーです。



西国三十三所は、
観音菩薩を本尊として祀っている寺院ばがりですので、

力が入って当然。



私、これだけ一同に観音様を観たのは、
これが初めてかもしれない。


観音様オンパレードです。



賢そうな観音様、
優しそうな観音様、
座った状態の観音様(衣装の裾がきれいでした)
どっしりとした体つきの観音様

色々・色々・・・



特に、
清水寺の「千手観音坐像」(重要文化財)は
素晴らしかったです。


そんなに大きな作品ではないのですが、
その精巧さ、高貴さ、美しさ、聡明さに
感銘を受けてしまいました。




また、岡寺の「菩薩半跏像」(重要文化財)の
穏やかな、思慮深い表情にも
うっとりしてしまいました。

その落ち着きを私も頂きたいと思った位です(笑)



      *



その他の章でも
印象に残った作品が結構ありました。


その全部は書ききれないので、
2点ほど、ご紹介。


第3章のコーナーに展示されていた
奈良・岡寺の「釈迦涅槃像」(重要文化財)


釈迦の涅槃像は、
私、タイでしか観たことがなかったので
印象的でした。


日本にもあったんだ~


端正なお顔をされて、横たわられている
お釈迦様のお顔はとてもきれいで平和的でした。


観ていて、とても心が落ち着きました。





それから同じく第3章
岐阜・華厳寺「毘沙門天立像」(重要文化財)


逞しくて、りりしくて、
威厳に満ちていて、
その力強さに、観ていてすごく安心感を抱きました。


それと同時に「悪いことはできないな」と、
気持ちがキリリと引き締まる思いがしました。



      *



鑑賞し終わった1階には、
西国三十三所の各寺院を
写真と仏画で紹介したコーナーがあります。


ここもなかなかオススメ


観ているだけで、プチ巡礼をおこなっている様な
気になります。



      *



私もいつか、歳を重ねて、
色々なことを落ち着いて考えられるようになったら、

my御朱印帳を購入して、
巡礼の旅に出たいものです。





特別展 西国三十三所-観音霊場の祈りと美- 
~9/28まで

奈良国立博物館  HP



西国三十三所巡礼の旅  HP





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Last updated  2008/08/16 02:16:37 AM
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