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カテゴリ: 映画の話
昨日も夫のナビで運転席に座り、図書館~イタリアンレストラン~映画館と、私にしてはずいぶん長い時間ハンドルを握って出かけてきました。

映画は、S・スピルバーグの最新作「ターミナル」。

旅行好きな人には多いと思いますが、私も空港へ行くだけでとてもハイな気分になるタイプです。旅で一番楽しい時間は、出発時の成田空港にいる時なんじゃないかと思うくらい。そんなこともあって、この映画は予告編を見たときから楽しみにしていました。

トム・ハンクス演じる主人公。渡航中に母国でクーデターが発生し、パスポートもアメリカへの入国ビザも無効となって、JFK空港の中から進むことも、戻ることも出来ない「無国籍民」になってしまい…
英語も話せず、文無しになった主人公の運命はどうなる?という前半部分の描写は、予想以上にコメディーの要素が前面に押し出されていて、笑わせてもらいました。

「約束」を果たすため、空港にとどまってNYに行ける日を待ちつづける主人公。その彼を取り巻く人々は、敵キャラの警備局主任、ヒロインの美しいスチュワーデス、そして空港で働く様々な人種の人々に至るまで、それぞれ役者さんの力量でキャラクターが際立っていました。
とくに「あれ?」と思って、後でパンフレットを確認してみたら、
「天国の口、終りの楽園」 「フリーダ」 などに出演していた、メキシコの若手俳優ディエゴ・ルナが出演していました。ハリウッドのメジャー作品に進出していたとは知らなかったので、うれしい驚き。


さて、肝心の「ターミナル」の感想ですが、実は終映後、夫と私の評価は割れてしまいました。
辛い思いを耐えて空港に居残り続けた主人公。彼がどうしても、NYで果たしたかった「約束」とは一体何だったのか?
その中身が映画の後半で明かされた時に、そうだったのか!と素直に共鳴するか、なぁんだ…とガッカリするか。どちらの反応になるかで、この映画を見終わった後の感想は真っ二つに分かれるように思います。
(ちなみにわが家の場合は、夫が前者、私が後者でした)

しかし、映画に出てきた空港は全てセットとはとても思えない出来栄え。海外旅行に出た気分を味わえました。
レオナルド・ディカプリオとトム・ハンクスが共演した前作「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」と同様、斬新なところはないものの、丁寧に作られた高水準の「現代のおとぎ話」と感じました。

心根のやさしさと誠実さだけで、周囲の人をいつの間にか惹き付け、味方にしていく純粋な魂の持ち主…。「フォレスト・ガンプ」以降、こういう役をやらせたら、トム・ハンクスに並ぶ俳優さんはいないでしょうね。





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最終更新日  2005.01.09 17:23:34
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