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カテゴリ: お稽古の話
二月のお茶のお稽古では、冬ならではの“筒茶碗”を使ったお点前を習います。

読んで字のとおり、底の深い筒状のお茶碗でお茶を点てます。ちょっと扱いが独特なので、初心者の私はオロオロ、ぎくしゃくですが(笑)

よくある抹茶茶碗に比べて、口が狭い分、中のお茶が冷めにくいというわけですね。

冬の寒い時期に、お茶の熱さを保ってお出しすることは、最上のもてなし。
まことに、茶道のかたちは、四季の移り変わりと密接につながっているのだなぁ、と感心します…が、この日お稽古の場で出されたのは、 桜の形の煉切  (!!)

いつものお店から届いた包みを開けた途端、お稽古仲間の皆と「えっ?もう桜??」…と、思わず顔を見合わせてしまいました。

いくら暖冬とはいえ…立春も過ぎたとはいえ…
梅もうぐいすも飛び越して、二月の桜は、いくらなんでもちょっと先取りが過ぎるような。



でも、確かに二月とは思えない暖かな陽気で、暖房はいらないね、とスイッチを切ったほど。
よほど室温が高かったのか、床の間に活けた椿の一枝、白い蕾が、お稽古が終わるころには少しほころびかけていました。

温暖化による気候の変化は、日本古来の歳時記もそのうち塗り替えてしまうかもしれません。
恐ろしや…

先週、出張のために上海へ旅立っていった夫からは、夜になって「現地の人たちの忘年会に誘われて、今から始まるところ」と、電話が入りました。
18日の春節に向けて、中国は師走の高揚感に包まれているようです。(帰省ラッシュの移動人口は、延べ人数なんと21億人ですって!)

こちらは、一味違う「春」のお話でした。






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最終更新日  2007.02.15 20:27:35
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