ふたり暮らしの手帖

ふたり暮らしの手帖

PR

×

プロフィール

サリィ斉藤

サリィ斉藤

バックナンバー

2026.09
2026.08
2026.07
2026.06
2026.05
2026.04
2026.03
2026.02
2011.05.21
XML
カテゴリ: 映画の話
110521blackswan.jpg




決して、魔王の呪いでナタリー・ポートマンがデーモン閣下に変えられてしまう…というお話ではありません(笑)
憧れの主役の座をつかんだバレリーナが、「白鳥」と「黒鳥」を踊り分けるという難題に直面し、プレッシャーの中でひたすらもがき苦しむ姿を追うお話。

優等生だが、王子を誘惑する黒鳥を表現する魅力には欠ける…と、手厳しく批評され続ける主人公・ニナ。
ちょっと、女優としてのナタリー・ポートマンその人ともダブって見えました。

ただ清純なだけではなくて、母親からの期待に抑圧されて育ち、どこか歪んだ心に闇を隠し持つキャラクターであることが折々に描写され、本番の舞台が近づくにつれて、加速度をつけて彼女の精神は崩壊していきます。

その過程はホラー映画かと思うほど、現実と幻覚の境目を見失っていく彼女の姿が「これでもか!」と繰り出されるクライマックスで、私は恐怖を通り越して半ば「ここまでやるか」と呆れてしまったのですが(ごめんなさい)。

それでもラストシーン、まさに「表現者の業」を体現してみせたニナの表情には、グッと来るものがありました。

人間としての幸せを犠牲にしなければ手に入らない、そういうレベルの「パーフェクト」が、どんな世界にもあるのでしょうねぇ…


「あんなのって、ありなのかしらねぇ??」
と、皆で疑問に思った部分(例:刺青ありのバレリーナ)なども、今思えばニナの見ていた幻影だったのかも。

本物の「白鳥の湖」の舞台が観たくなるね、というのが共通の感想(ちなみにバレエそのものの描写は映画にはそれほど多くありません)。
加えて私は、有吉京子先生の名作バレエ漫画「 Swan-白鳥- 」を再読したくなりました…
小学生の時に初めて読んで、あの「オデットとオディール対決」にどれほど興奮したことやら!ニナにも読ませてあげたかったよ、ほんと。


ところで、前作「レスラー」でミッキー・ロークを見事に復活させたダーレン・アレノフスキーの監督作とあって、私はこの映画に出演しているウィノナ・ライダーにも同じ奇跡が起きていることを期待したのですが、こちらは徹頭徹尾みじめな役どころ…まだ十分きれいなのに、ちょっと哀しかったです…

この日は地元メンバーでキモシネ(着物でシネマ)会。

110522kimono5.jpg


シネコン近くのフレンチのお店で、上映時間以上におしゃべりに花を咲かせて帰りました。
また行きましょうね!





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2011.05.22 18:10:22
コメント(4) | コメントを書く
[映画の話] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: