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2006.01.29
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カテゴリ: キノウのために
巷には、「私って、心配性だから困ってしまう」と言うようなことを言う人が多い。

どちらかと言うと、「心配ばかりして損な役回りだわ」的に感じている人の方が多いのではないだろうか?
かく言う私も、主婦時代はそうであった。
一転、今は心配することは、半分以下に減った。
確かに、年老いた両親のことは絶えず心配しているが、今まではオットの健康、精神状態、仕事のストレス、嫁姑の間に入る精神的苦痛を案じ、姑の健康、ご機嫌、将来的な生活の仕方、ひいては彼女の生きがいをどう見つけるか?まで心配していた。
こうやって、自分を追い詰めていた感はあるが、今、その心配事から開放されると、何か虚しさに似た感情が沸いてくる。
「もう、私にはオットのことを心配する権利はないんだ。」と。
そう、もう彼を振り返ることは許されないのだ。

私の好きな映画に「フライドグリーントマト」と言う映画がある。
その中で、夫、息子に先立たれ、ずっと看病をしてやっていた友人にも先立たれ、一人になった老女が「今まで誰の世話もしない人生なんて考えられなかった」と、悲しいような、寂しいような、何とも驚いたように呟くのだが、そのシーンが私の中に急に蘇った。
本当にそう、驚きと共に味わう空虚感である。

先日、父が「カレーが食べたい」と言うので、「私が作るわ」と言い置き、サルサ教室に出かけた。
帰り道カレーの材料を買って実家に着くと、既に母がカレーを作っていた。
別に何と言う話ではない、それで当然である。
しかし、私には言葉に出せない寂しさがこみ上げてきた。
オットは私の作るカレーが好きだった。
「今度はいつカレー作ってくれるのん?」と、聞くこともあった。
夕食がカレーだとわかった日は、帰宅後、急いで着替えて台所にやって来た。
そういう思い出が、次から次へと私の中で浮かんでは消え、消えては浮かぶ。

もうそろそろこの離婚がらみの話題も、「まだ言ってるの?」と思われそうで、友人たちとの話にも出せない私の意地。
身近な両親にも、「娘は離婚を乗り越えた」と思って欲しい気持ちのほうが先走って、どうも弱音を吐けない。
そういうものがゴタマゼになって、今の私を形成している。

これがいわゆる、気合のなのだろう。

と、言いつつ、それさえも億劫なのだが・・・。





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最終更新日  2006.01.29 23:36:48
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