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2006.11.05
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ちょっとグロい話題なので、気分が優れない方は読まれないことをおススメします。


今回のフィンランド出張は、もともといつも海外出張している社員が所要の為取引先と面談できず、やむを得ず、英会話能力皆無な営業部長I(57歳男性)とともに、私(常務付秘書)が通訳として同行したもので、私自身は元々そのIとは直接の仕事のつながりは無く、深くは人となりを知らなかった。
スケジュールは10/25に取引先主催の国際交流コンサートに出席、10/30に国内取引先の希望による買付け先工場見学同行のみが目的であった。
その間、同行した国内取引先への接待、フィンランド買付け先からの接待等が組み込まれた。

私的には、30日の買付け先の工場見学と、その後予定されていた現地市長と共同組合長のプレゼンの通訳が、はずせない大役だ、と認識していた。
そんなわけで、それまでは軽く観光でもする気だったが、英語が一切話せない営業Iの存在の疎ましさに大いに苦しむこととなった。
彼が、タクシーに乗ることも、ホテルにチェックインすることも、スーパーで買い物することも出来ないということを考えもしなかったのだ。
そんなわけで、彼に1日3食を食べさせ、余暇の時間を過ごさせる為には、私が常に同行しないといけないというストレス。

夫婦であったとしても、そんなに一緒に行動しないだろう。特に海外では。

そして、事は起こった。
10/25のコンサート後、現地買付け先の接待を受け、高級店らしきレストランでディナーを取り、ホテルに帰ったのは真夜中12時。
私の部屋を通り越して2つ目がIの部屋であり、彼が入室する前に私が自室のカギを開けることになる。
ドアにカードキーを差し込んだ瞬間、Iが後ろから抱きついて来た。
頬を舐められた。
相手が酔っている事を幸いに、突き飛ばしてドアを閉め、翌朝の食事の時には知らない顔をした。

10/27、朝から何も用事が無かった。
Iは私が出国後、ほとんど食事を口にしないことを心配していたので、昼食に寿司を用意してくれ、彼の部屋で昼食を取るように勧めてくれた。
昼間でもあり、あくまでも会社の上司の好意なので、素直に感謝しつつ寿司を食べた。
何事も無く、昼食はすぎ、彼の提案で午後は漁港近くの市場を散策し、そこで夕食用のケバブを買った。

部屋へ赴くと、「飲み物も用意してるので、ここで食事していけばいい」と勧められ、昼のこともあったので、部屋の入り口を半開き状態にして、それに従った。
が、食事をするうち、彼のアルコール摂取ペースが異様に速いことに気づき、運よく取引先から彼宛に電話が入ったタイミングで自分の食器を洗い、部屋を出ようとしたが、Iは電話を不自然に切り、私を後ろから羽交い絞めにしてベッドに叩き付けた。
逃げようともがいたが、私(身長151センチ)、I(身長175センチ)の体格差ではかなり不利だった。
大声を出すが、とっさのことで英語が出ず、「やめろー!」「いい加減にしろー!」「離せー!」と叫びながら、自分の後ろにいるIを蹴飛ばし、手を引っ掻き、血が出るほどつねり、巻きついた腕を叩いたが、前にいる相手を殴り、蹴るのとは違い、後ろから羽交い絞めする相手にはほとんど効果が上がらない。
もちろん日本語では隣室からの助けもやって来ない。

が、何が何でもそんな侮辱には耐えられない。
Iの言葉でさえ許せない。
「離婚して男がいなくて寂しいんだろう?オレが慰めてやる」と言うような、そういう態度。
そして、世間のほんの一部分であっても、そういう目を私に向ける輩がいるということ。
未婚の女性は「嫁入り前の大事な体」であり、人妻は「夫という存在がある限り、それを破ることは出来ない」と言う常識があるのに、バツイチにはそんな人権も無いのだ、と言わんばかりの振る舞いがあるということ。
すべてが私をどん底につきおとした。

「今どき離婚する人なんて、わんさといるんだから気にしないで」
いろんな人から言われてきた。
けど、離婚していない人にはわからない。
こんな侮辱が、どれほどに人の心を痛めつけるのか。
私は唇を噛み締めながら、Iに顔中を舐められた。
許せない。
なのに、この先の自分の人生を考えると今の仕事を手放せない。
やめた瞬間から生活が成り立たなくなる、一人で稼いで生活する、と言うこと。
コイツを放り出して、自分のやるべき仕事も投げ出して、一人で帰国したいという思いと、そうすれば今の仕事を失い、見る間に生活が出来なくなる自分と言う存在。
セクハラ問題で職を失った女性は転職活動をしても、トラブルメーカーと認識されることが多い。
それが世間だ。
歯を食いしばり、渾身の力を振り絞って暴れながら、この先の収入の道を思って打算に思いを馳せる自分が情けなかった。
ここには書けない、おぞましい振る舞いもあったが、Iも力尽き、私の火事場の馬鹿力に驚きながら、数十分の格闘の後、ようやく私は解放された。
男の力をふるっての、殴る、蹴るの暴行をうけなかったことが救いであろうか。

そして、翌朝Iは私に手紙を渡した。
「昨日は行き過ぎたところがあったようでごめんなさい。これからも仕事のよきパートナーとしてやっていってください。」
ふざけんな!!
私は、毒づきながらその手紙を手帳にしまい、何事も無かった風体で出張スケジュールを最後まで全うした。

今現在の私の仕事は常務秘書であり、ありがたくも重宝されている。
貿易事務を学び、海外とのやり取りのマナーも学び、常務と言う尊敬すべき人間に評価もされている。
失うには惜しいポジションをもらっている。
が、私が受けた侮辱は許せない。
私は今から次の職場を探すことにする。
すてるには惜しい仕事だが、きっとこのセクハラ事件が私に与えられた前兆なのだ。
次の仕事を探す時期が来たのだ、と。
そして、飛び出す準備が出来たとき、Iを告発してやる。

絶対に許さない。





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最終更新日  2006.11.06 03:30:40
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