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―給食―
食べることが嫌いだったことはないのだが、早く食べることができず、食後のあと、他の園児たちが運動場でめいめい好きなように遊んでいたのに、気づくと3人くらいしかいない教室にいつまでも残って食べていなければならなかったので、それが苦痛だった。
しかも、食うのが遅いことを、連絡帳に書かれチクられる。幸い親が早食いを奨励しない人だったので、それでどうだということはなかったが、たかだかパン1個、どうしてスピードが出ないのか自分でも不思議だった。
好き嫌いは、そんなにあるほうではなかったと思う。ただ組み合わせが問題だった。
マヨネーズで和えたスパゲッティが入っていることもあった。好物のはずの缶詰のみかんやさくらんぼが、マヨネーズの味と一緒になると、どうにも飲み込むのが難しい味になっていた。これは同じ味覚の子供もいて、わざと床に落として叱られる子もいた。パンからみかんをほじりだして、机に並べてあとでデザートとして食べる子もいて、子供心にも不潔だなぁと感じ、食欲減退したりした。
焼きそばパンやコロッケパンなど、焼きそばやコロッケだけなら食べられるのに、乾いたパンの甘い味がじゃまだった。飲み込みにくいものを、牛乳で流し込もうにも、青海苔と牛乳がまた複雑においしくないとりあわせで、持ってきた水筒のお茶を飲んだりしていると、最後に牛乳だけが残ってしまう。
ようやく、大きな原因に気づいた。200ccもある暖かい牛乳瓶が問題だった。これを持ち上げ、飲みきるのが大変なのだ。
当時、ロンパールームという番組を好んで見ていた。画面の中の子供たちと同じように、テレビの前で、歌ったり、棒にまたがって跳ねたり、最後の「鏡よ鏡よ鏡さん」で、自分の名前が呼ばれないかと待っていたりしたのだが、この番組は、必ず「おやつの時間」が設けられていた。おやつといっても、コップにいれた何かを飲むだけで、15秒もかからず終わってしまうのだ。たぶん、自分が要求したからだと思うが、これにあわせて、親がコップに牛乳を用意しておいてくれることがあった。しかし、コップになみなみと注がれていたため、テレビと同じタイミングで飲み干せないので、それでかんしゃくを起こしてしまったりした。次からは、分量を減らしてもらったのだが、それでもテレビの中の子供たちのように、晴れやかな顔で飲むのは難しかった。
牛乳では、いっき飲みができないのだ。
そこで幼稚園の給食を、ヨーグルトに変更してもらった。ところがこれも失敗。集中的にヨーグルトを食べると、パサついたパンだけで食べるのが難しくなる。また、スプーンを使うので、かえって時間がかかった。ラッキーは80ccほどである。虫歯の原因となりそうだからそれは嫌という親に頼みこんで、ラッキーにしてもらったら、なんとか時間内に食べきり、早いものがちの三輪車に乗ることは、とうとうできなかったものの、なんとか外で遊ぶ時間もできるようになった。
給食は、小学校になると複雑になった。
小学生になると、給食当番があり、「はくい」を着られるということで、とても期待していた。かいがいしく率先して働くイメージの三角巾をつけて、「みんな並んで、順番、順番」とか言うんだろうかと想像していたが、実際は、ゴムの入った丸い帽子、しかも前髪も全部いれろということだったので、こんな工場の工員のような姿だなんて、と非常にがっかりした。たかが6歳児に、ここまで衣装イメージが細かくインプットされていたというのも、のびきったユニクロを着て、平然としている現在から考えると不思議である。
三角巾は、親がつけているのはみたことがなかったが、京塚昌子や水前寺清子や相良直美の「ありがとう」とか、「ケーキ屋ケンちゃん」などで見ていたんじゃないかと思う。
なお「はくい」は、まもなく漢字を習うと、「白い」と表記されるようになった。当時「白い白い」は「しろいはくい」と読むことに、たいして抵抗感がなかったが、高学年を含め大人は読みにくいというのも、不思議な感じがしていた。
その「白い」を着て、当番になった。
これが大変だった。
「しょっかん(食缶)」という、巨大な寸胴鍋みたいなものがあり、カレーやけんちん汁など、40人分の液状のおかずが入っている。重い。持ち手の部分がコイル巻きになっているのだが、これが手に食い込む。二人の児童が、「いっせいので」で運ぶのだが、どちらかが「ちょっと休憩」と叫び、休み休み運んでいくのだ。
「てんぷらぱっと(天麩羅パット)」は、フライや肉団子、ひじきとちくわの煮物とか、鰹の角煮や、ビーフジャーキーのような鯨が入っていた。正方形の蓋のついた箱で、一人でも持つことができる軽さだった。
「パン」は、でかい箱プラスティックのだったが、二人で持っても、休むことなく運べた。
「牛乳」は、5×5本の箱とのこり15本だけの箱とあった。重いほうは二人で持ち、軽いほうは一人で持った。どっちが得かよくわからなかった。
これらは食べ物が入っているので、「我が物と思えば軽し」とお土産を受け取るときの父方の祖母の口癖ではないが、苦痛もたいしたことがない。
パンと天麩羅パットは帰りは軽い。牛乳も瓶だけなら、一人でもかろうじて持てる。食缶は残飯いれになるので重いが、何よりいやなのが、「しょっき(食器)」の係だ。帰りも重さが変わらない。
食器はクリーム色のプラスティック製だった。テレビでみていたのは、銀色のアルミニウムかなにかの食器だったので、貧乏くさいイメージがあったが、それに比べるといいかな、と思ったが、重たいのなんの。
食缶のおかず用の器が40、器も載せられるくぼみのある皿が40、40本の先割れスプーンが通してあるもので、ただただ重かった。思慮深い子が「落としても洗えばいいだけだから責任は重くなくていいいんじゃないかな」というようなことをいっていたが、そんなことで重いものが軽くなるわけではない。
配膳の時間の放送は「調子のよい鍛冶屋」が流れた。
だんだん曲がテンポアップしていくので、なんだか急かされる気分になる。おかげで、自分が弾けるようになるまで、パブロフの犬たちと同じように、この曲を聞くとお腹が空くようになってしまっていた。
子供のやることだから、かならず配膳台はびちょびちょ、白衣も月曜日にカレー染みをつけると金曜日までカレーの臭いがした汚れた白衣を着なくてはならないので、はじめは気をつけるが、あとはもうどうでもよくなってしまう。給食袋は、当番が終わって持ち帰って洗うころには、複雑なにおいになっていた。
6歳児も12歳児も、同じように運び、配膳するのだから、当然あり得る事故が発生する。
たまに、放送が中断され、
「天麩羅パットのおかずがあまっているクラスがあったら、1年5組まで持っていってください」
というようなアナウンスが入る。
これで、やっちゃったな、ということがわかる。誰かが丸ごと床にひっくり返したのだろう。これが、配膳中ならいいのだが、食べ始めてから放送されることがあった。
泣く子、責める子、放送室に走る先生、いろいろ想像して、気の毒だなぁと思ったりした。
小学校低学年のころに通っていた学校は、戦前から使っていたんじゃないかと思うような、スチール製のものが2割くらい混在していたが、ほとんど木製の机と椅子だった。傷や落書きがあたくさんあり、鉛筆を立てるのにちょうどいい大きさの穴まで空けられていたりしていた。木製の机と椅子は、軽いので持ち運びしやすく、個人のものが見分けがつきやすいので、実はちょっと気に入っていた。しかし、皿に入っているとはいえ、そのまま食べ物をのっけるのは、ちょっと、ということになったんだろうか。
お裁縫が花嫁修業の一つだった専業主婦率が高かった時代だからできたことであると思うが、田舎の公立のこの学校では、お手製の白いナプキン(ランチョンマット)とコップを持参する義務があった。いつからそんな豊かな習慣ができたんだろう。
いま、こんなことをやれといわれたら、毎日毎日いちいちできるかいやとPTAが怒りそうだが、洗ってアイロンのあたったものを持っていっていた。
ナプキンのすみには、母がさくらんぼの絵や、ナイフとフォークの絵を刺繍してくれていた。他の子が平均的にどんなものを持っていたかあまり覚えていない。ナプキンを忘れて給食を食べるのは、地面において食べているようで、わびしい感じがした。
あまり身なりに気を使わない男の子など、しわくちゃの黄ばんだナプキンを広げていたりしたが、ないよりははるかにマシだった。
ナプキンもよしあしなのが、これをひっかけて、特に牛乳瓶を倒す子が、しょっちゅういたこと。掃除道具いれの雑巾は、必ず牛乳のにおいがして、長期休暇明けはカビが生えていたりした。
折りたたんだナプキンとともに、めいめいコップも巾着袋にいれて持っていっていた。
コップに牛乳をいれて飲むと、楽に飲めるので気に入っていたが、時々こぼしてナプキンにしみこませて拭いていたりした。
なぜわざわざコップを持参してたのか、ここまで書いて思い出したのだが、「お茶」があったからだった。ばかでかいヤカンに暖かい麦茶、これは用務員のおじさんが用意してくれたものだったらしい。お茶は飲みたい人だけが飲んでいたので、けっこうあまった。冬の寒い日は、バケツにいれて、雑巾がけが終わって冷たくなった手を温めたりした。合理的なようなもったいないような、担任の自己判断だったのか、他のクラスもやっていたことなのか。
小学校の給食は、バラエティに富んでいて、好きだった。
パンの箱は、先生用に厚い食パンが二つのっていた。コッペパンのときはみな同じ大きさだったと思うので、あの厚い食パンがどう意味があるのかわからなかった。ごはんは高学年になってから出るようになった。ごはんを運ぶのは熱くて重くていやだった。重くてもうれしいのはソフト麺だった。
ソフト麺というのは、そのまま齧ってもおいしいものだったが、それをやると野蛮人だと言われてやめた。ソフト麺のときは割り箸がつく。今の割り箸と違って、当時はきれいに割れるものが少なかった。割りそこなった細い木屑が手に刺さらない限り、あまり気にしていなかったのだが、合わせた手に割り箸をはさんで、心の中で祈りながら割り、きれいに真っ二つになると願い事がかなうんだ、というようなことを同級生に言われてから、きれいに割れないと憂鬱な気分になったりしていた。おまじないというのは、どこで発生するのかわからないが、伝承される。具体的な御願いごともないのだし、気にしないようにつとめていたが、きれいに割れるとどこか安心していた。
箸より、教育的によくないとされていた先割れスプーンの方がいい、と思っていた。スプーンにもフォークにもナイフにもならない中途半端な便利カトラリーは、メロン以外でもそこそこ使えた。
割り箸は家では使うことがない。割り箸にしみこんだ味噌汁の味の記憶があるのは、たぶん給食時にちゅうちゅう吸っていたんじゃないかと思う。
世間一般ではミルメークという名前のものがシェアを拡大していたようだが、ココアパウダーというのがつくことがあった。これが出ると、一口牛乳を飲んでから、粉末を注ぎ、そして割り箸でかき回すのだ。かき混ぜ棒の役割を兼ねるため、ココアパウダーは割り箸を使うソフト麺とセットで出てきた。箸をつたって垂れる牛乳を、すばやく口に含む。唇でしごいて、ささくれがひっかかり痛い思いをしたのも一度や二度ではない。
食器は、器のふちだけでなく、皿まで歯型でぎざぎざしているものがあたることがあり、みんな齧ってまで食べたいのだなぁと思っていたが、今思うと、洗う間についた傷かもしれない。
袋から半分出したソフト麺をまるかじりすることに限らず、野蛮な行為に満ち溢れた食事だったんじゃないだろうか。
工作か何かで、牛乳の蓋が必要になり、集めていたことがあった。このあと、牛乳の蓋をなめる行為は野蛮だという評価ができた。ルールはある日突然でき、不潔・野蛮など差別意識も生まれていた。
カレーが給食に出たとき、からかったので家で食べるのと同じように、牛乳をいれた。給食のときは4人で一つの島ができるように机を並べかえるのだが、正面に座っていた男子が悲鳴をあげ、残飯を食うようなやつと食べたら給食がまずくなると騒ぎ出した。
残飯とは心外だったので、カレーは牛乳をいれて作ることを知らないのかと戦ったりしていた。担任が間にはいって、牛乳はいれる家もあればいれない家もあるけど、調理してから冷たい牛乳をいれるとカレーが冷めるからかえっておいしくなくなるのではないか、辛くて食べられないなら仕方がないが、と仲裁していった。どちらが勝ったかよくわからないことになったが、カレー牛乳もいやがる人もいるので、給食ではやってはいけないことなのだなぁと思った。
お汁粉の餡はそうでもなかったが、白玉団子はおいしいもんだなぁと思った。最初に食べたときは、配膳が悪く、2個しか入っていなかった。次に「お団子いっぱいちょうだい」と配膳者に頼んで、だんごだらけのを食べられたときは、給食っていいなぁと思ったくらいだった。
しかし、これが食い意地のはった男子にみつかり、不正だと訴えられ、結局公平にしようということで、白玉団子は全員5個と決まった。
給食は、やたらとルールが発生するものだったなぁ。
食べ物の恨みはこわいからか、清潔に関する基準がもっともシビアなところだからか。
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