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ここ数年 こんなに穏やかな三が日は覚えが無い程
伊豆の新年は風もなく、暖かな日が続きました
この一年が こんな穏やかな年となりますよう、、、
新年 一回目の日記は 大好きな詩を紹介します
新川和江さんの詩
【わたしを束ねないで】
わたしを束ねないで
あらせいとうの花のように
白い葱のように
束ねないでください わたしは稲穂
秋 大地が胸を焦がす
見渡すかぎりの金色の稲穂
わたしを止めないで
標本箱の昆虫のように
高原からきた絵葉書のように
止めないでください 私は羽撃き(はばたき)
こやみなく空のひろさをかいさぐっている
目には見えないつばさの音
わたしを注がないで
日常性に薄められた牛乳のように
ぬるい酒のように
注がないでください わたしは海
夜 とほうもなく満ちてくる
苦い潮 ふちのない水
わたしを名付けないで
娘という名 妻という名
重々しい母という名でしつらえた座に
坐りきりにさせないでください わたしは風
りんごの木と
泉のありかを知っている風
わたしを区切らないで
,や. いくつかの段落
そしておしまいに「さようなら」があったりする手紙のようには
こまめにけりをつけないでください 私は終わりのない文章
川と同じに
はてしなく流れていく 拡がっていく 一行の詩
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慰霊の旅 (その2) 2024年08月05日 コメント(8)