海を眺めながら

海を眺めながら

2012.12.24
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テーマ: 海外旅行(8089)
カテゴリ: カテゴリ未分類
デリー市内観光には、インド門(英国が造った戦没者墓碑)も含まれていた。
しかし、今日はデモが行なわれているため、その周辺が封鎖されてしまっていた。
「デモなので、遠くから見てクダサイ。」とイムラン。
「別にいいよ。それで何のデモなの?」
「政府に不満のある人がデモをしてますネ。」
「ふ~ん。」
(不満がなけりゃ、デモなんかしねえよ。)と思いつつ、受け流す。

後日分かったが、これは「女子大生(23歳)レイプ事件」に対する抗議デモだった。
夜12時頃、男子同級生と映画を見ての帰り、路線バスのつもりで乗車した無認可私営バスの中で、酔った男6人に「こんな時間まで女が何やってるんだ。」と絡まれた後、鉄パイプで殴られ、レイプされ、挙句の果てに車外へ投げ捨てられた事件である。

減少を見せない婦女暴行事件に対し、政府の厳正な対処を求めるものだった。

インド共和国では今でも男尊女卑がまかり通っている。外で仕事しているのも、運転しているのも男ばかり。今日、街中で見かけたのは10対1で男。結婚相手も親が決めるらしい。
婦女暴行の件を除けば、昭和30年代の社会状況に似ているように思う。


デリーからアグラまで200キロ。
50キロ進むと田んぼが広がる。霧と土埃にうんざりした眼に鮮やかな田んぼの緑。
清々しい景色だなぁと思いきや、
畦道にしゃがみ田んぼに尻を突き出して野グソしている親父。こっちにケツを向けている。

デリーからアグラへ向かう幹線道路。橋の欄干に干されている牛糞(燃料用)。
DSC05515.JPG


インドの交通事情はすさまじい。
車と車の間が5cmなんて当たり前。割り込んで来て10cmでも頭を出せば勝ち。走行中はどちら側からでもクラクションを鳴らしながら追い越す。路肩の逆走も普通。車が来なければ数少ない赤信号も無視。交差点やロータリーでは混沌の渦。
幹線道路の両側に集落があると右折・合流・Uターンで渋滞。路肩を通って我先に前に行こうとする車たち。信号が無くまっすぐな幹線道路もこれでは台無し。


120キロ走ると料金所。これから快適なドライブを期待したが、異なったのは有料なだけ。
路面も逆走もオートリキシャがいるのも変わりません。
視界100mのインドの大地に夕日が沈んで傾いていくようだ。お日様は、終日その輪郭が定かではなかった。


車窓からヒンドゥー教の寺院を撮影。パチンコ店ではありません。
DSC05519.JPG


料金所を二度通過、アグラ市内で大渋滞。19時45分ホテルGangaRatanガンガラタンに到着。


結局、バスタブのなかったデリーのHotelSarthakPalaceと同じ状態に。う~湯につかりたい。
DSC05521.JPG

デリーになかったシャンプーと石鹸。シャンプーは繋がったやつを1つ切り取ったもの。
DSC05522.JPG

デリーよりは、まし?な部屋。ただし深夜までホテル内にインド音楽が流されていた。たぶん音をもって音を制しているのだと思う。構造のせいか他の部屋の物音がかなり聞こえていた。
DSC05523.JPG






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最終更新日  2013.01.05 16:26:10
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