海を眺めながら

海を眺めながら

2012.12.24
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元々は、ムガール帝国3代皇帝アクバルが建てたアグラ城。
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最愛の皇妃を失った5代皇帝シャー・ジャハーンは、莫大な資源を投じてタージ・マハル霊廟を建立したが、それを日々ここから眺め、偲んでいたとして有名な世界遺産。(今までも全て世界遺産)
「女々しくて」かどうか知らないが、やがて息子達に幽閉されてしまいました。

皇妃との思い出が詰まった中庭を歩いたことでしょう。怪しい霧がロマンチックに感じられます。
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大理石に施された見事な彫刻
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イムランがガイドしてくれます。

「この穴にはキチョウがありましたネ。でもイギリス人が持っていきました。」
「・・・・・・」 (確かに穴が空いている。なにか貴重なものが盗られたんだな?)
「ハンキチョウは残ってますが、キチョウは全部イギリス人が持ち出しましたネ」

「・・・宝石ではないデス。プレシャスな石デス。」
「それって、貴石のことだと思うよ。」
「キセキですか?」
「うん、日本語でプレシャス・ストーンは、貴石と言うんだよ。半貴重なんか絶対言わない。誰に習ったの?」
「でも、ワタシの本に書いてありますネ」

これまで会ったインド人は、絶対自分に非があることを認めない。って言うか非の存在を認めない。


埋め込まれた宝石を掘り出した痕跡。殖民地主義者め!
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アグラ城を後にし、市内のレストランで昼食。イムランと一緒。イムラン奥の椅子に座る。
トイレに行きたくなるから、まあいいかと。・・・下痢のため1回離席。

メニューはいつもと同じ。
チキン・野菜・豆のカレー3種、ナン・チャパティ、カレー味ジャガイモ、米、チャイ。



食後、土産物屋に拉致されます。大理石に貴石の切片を埋め込む加工をしています。
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本物の大理石はとても硬くて割れにくいが、普通の土産物で売っているのは人造大理石で割れやすいと日本語ペラペラのマネージャーがこすり合わせてデモンストレーション。
値段は、埋め込まれている貴石の種類と数(手間が掛かる)で決まるそうです。
KraftPalaceという店のSharmaさん、最初ちょっと警戒したが、結果的には良心的な店でした。ごちそうになったチャイが旨かった。
お買い上げ5千円也。


私が気に入った運転手はここでお別れ。デリーに戻るので300ルピー渡します。
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ホームに出るのに改札口がありません。チャイ売りから物乞いまで自由に出入りしてます。
2人の物乞いに絡まれましたが、物売りと違って相手にしないと次の乗客に向かいます。
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ホームから線路にゴミを捨てたりツバを吐くのは普通です。線路のゴミを拾う雇人がいます。
インドは広軌から狭軌まで、殖民地主義者のせいで多種の軌道が混在しています。
ここは広軌、日本のレールの幅の1.5倍はありますね!
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機関車。広軌のためデカイです。
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線路を横切ろうとして、列車と柵の間に挟まれている人。広軌で列車のサイズはデカイし、編成も長いから、ホームも長い。陸橋は端の2箇所しかないので、線路を渡る人は普通にいます。
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18時25分、2時間35分遅れて出発進行。寝台車でした。
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通路の左側は窓に向かって横たわる二段ベットで4人のコンパートメント(4人はオープン・男女混寝)。右側は進行方向に縦に横たわる二段ベット(プライバシーあり)。私はその下段でした。
イムランは、会社が経費削減するため、5両後ろの普通車。
「ここにいればいいじゃないか。」と言いましたが「車掌に怒られます。」と混雑している箱に戻っていきました・・・。

急行なのに徐行が多かった。広軌だが振動も多かった。
ジャンシー駅22時40分着、3時間の遅れ。車窓からの景色は見えずじまい。
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ここからカジュラホまで車で3時間><





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最終更新日  2013.01.07 19:02:54
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