ラメな毎日

ラメな毎日

【ルジin St.Petersbulg】

【ファルフ・ルジマトフin St.Petersbulg】(VHS)

(収録:1993年/サンクトペテルブルク)


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たった45分のビデオなのに、これまで見たルジ映像の中でダントツに心奪われるビデオです。これ見たさにDVDにダビングして繰り返し見ました。こればっかり一日中つけっぱなしの日もあったくらい。

ルジが生徒としてまじめにレッスンを受ける様子が見られるなんて貴重です。それも基礎のバーレッスンからですから!限りなくシンプルに削ぎ落とされたバレエの本質をルジで堪能できるとあっては、ファンなら濃密な45分になること間違いなし。まぁ、45分1回だけじゃこの濃密さは消化しきれませんけどね。

レッスン室はアイボリーが基調のお部屋で、このやわらかい雰囲気がビデオ全体の印象を温かみのあるものに仕上げてます。これならルジも落ち着いてお稽古に励めるというもの。

(↓日記抜粋)
全身ピタピタ白タイツを着てギャグにならないアナタは素敵。タグノフ先生以外誰も文句がつけられない真に美しいレッスン風景がたっぷり収められていて、この貴重な映像を撮ってくれた方達に感謝です。

床が滑らないようにと水を蒔いたコップを床に置くとき、バーにつかまって片足を高々と上げる姿が絵のように優雅~~。

ルジの足首って細くてキレイ。

そこから伸びる両脚は無駄なものを削ぎ落としつつ美しさを表現するのにこれ以上は無いくらいの脚線を描いてます。
日本人は鍛えすぎると筋肉が付きすぎちゃってふくらはぎが [子持ちししゃも] になっちゃうんだよねー。うぅ。 ルジはどこまでも理想的なんだな。

バーレッスン中、鏡と対象に映る姿が、逆さ富士ならぬ、逆さルジ。一度で二度おいしい。

エルビラ・ハビブリナと『タイスの瞑想曲』をお稽古する様子は何度見てもいいですーー。

タグノフ先生が二人のデュエットを振付けていく時のコメントも粋です。
床に180度開脚しているルジの元に向かってハビブリナが舞って行くとき、

   「彼を見て。急がないで、急がないで」

彼(ルジ)を見てていいんですね!急ぎません、えぇ、ゆっくり彼のもとに行きますとも。(自分と勘違いしてるのはご容赦願いたい)

 「ここで唇に2回キスして」

そんな指示も出るんすか! 照れて「今はできないよ」と言うルジもかわいいーー、のですが、先生許さず、

 「何でできないんだ?だめだよしなくちゃ!」と声を張り上げ、「じゃあ耳にして」

ルジは笑うだけで心の中で「え~~~」と思ってうやむやにしようというご様子。

だんだん体が温まって黒いジャージのジッパーを腰の位置まで降ろしてるところがセクシー。(どこ見てんだ)

片方だけボロボロの青い靴下と思ったのは、痛めた左足の方だからサポータ-かな?たとえボロボロの靴下重ね履きでも愛は変わらないわ~~。

これが通し稽古になるともー、たまんない!!

曲と共に静かに動き出すルジは 流れるように滑らかで、得もいわれぬ美しさ。舞台と同じ集中力で、これがお稽古だなんてなんだかもったいないくらい。

ルジがアラベスクをしている向こうからエルビラがゆっくり近づいてくる場面では完璧息止めて見入ってしまった。美しいものは良いなぁーー。

さっき先生に指示されたキスの場面では触れるか触れないかぐらいに耳にそっと唇を近づけるだけ。こっちの方が却って儚げで情感があっていいかも。

激しい練習にばったり大の字に倒れた姿は、どーにかして額縁に入れて飾っておきたい!! はぁはぁ肩で息してるルジの足を軽く蹴る先生にも愛情が感じられてマルです。

最後にちょっとだけ入っているドン・キの映像(テレホワさんとのやつ)を見て改めてルジのテクニックは素晴らしいと圧倒させられます。あの高速回転で軸がまるでブレないし、立ち姿全てユルミがない。これも毎日のお稽古の賜物なのですね。

愛息スタニスラフ君と帰るルジの私服姿がどう見てもマフィア!? 黒ずくめで黒いグラサン…って。煙草吸うのが意外だったなー。煙草吸う人嫌いなんだけど、いいです。ルジならそれでも愛は揺るぎません。

ルジの煙草をとやかく言う前に、自分のお尻のユルミをとやかく言おう。


  ビデオケースの裏側には全身白のぴたぴたレオタード姿のルジ。静かに5番のポジションで立っているだけなのになんて美しいのでしょうか。一本一本の指先にまで意思があるようにその美しさはゆき届いていて、どーしても見る度手を止めてみつめてしまいます。静止画でこのありさまだから、レッスン風景はどれほどの美しさか、語るまでもありません。というか、想像を絶するほど美しくてただただ見入るばかり。それはもう、夢のような世界で...。ぼーーー。

バーレッスンから一瞬フロアに出たときなんて、はっ、と息をのんでしまって、心臓に負担が。(バクバク)

アチチュードの上体を横に倒してキープするポーズで引っ張りに引っ張る美しい ”タメ” にタグノフ先生も愛弟子を賞賛してやまないようす。タグノフ先生の 「なかなかよかったよ」 の一言がルジにはなにより嬉しいのではないでしょうか。

ぼさぼさの髪をかきあげて、(ぼさぼさだなぁ~)という顔をするルジ、かわいいぃ~。くりくりのクセ毛のぼさぼさ。か~わいぃ~。私服のときもその方が絶対いいってば...。



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