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05/1/14 【ジゼル】
2005年1月14日 【ジゼル】 レニングラード国立バレエ
(於: 東京文化会館)
ジゼル: オクサーナ・シェスタコワ
アルブレヒト: ファルフ・ルジマートフ
ミルタ: オリガ・ステパノワ
ハンス: アントン・チェスノコフ
ペザント: タチアナ・ミリツェワ、アントン・プローム、アンナ・ノヴォショーロワ
バチルド: ナタリア・オシポワ
二人のウィリー: エレーナ・コチュビラ、イリーナ・コシュレワ
衝撃のバレエだった。
ファルフ・ルジマートフというダンサーを初めて観て陥落した記念すべき公演。
この日のシェスタコワとの共演は後々のバレエ評を見ても他に比類なきものだった。レニグラ冬の公演を見るのはこれが2回目。2004-2005シーズンも1公演だけ見ることになっていた。演目の選択は私に任され、ジゼルのジの字も知らなかったのに、この日のこの演目を選んだのは奇跡に近い。この日がなかったら、果たして今ルジマトフを見ていただろうか。
今思えば、あれほどの感動を全身で受け取るとは、バレエにこれほど嵌るとは想像もしていない出来事だった。
映画で感動するのとは質の違う、深い、沁み入るような感動。波にさらわれる様な唐突な感情。波が引いても迷子のこどもように求めてやまない。
ファルフ・ルジマートフがそれほど凄いダンサーだとはまったく知らなかった自分がこんなに彼のメッセージを受け取ることができるだなんてちょっと驚きでもあった。観終わったあとにずっと彼が放つ神々しいまでの光に包まれているような感覚だったのを今でも思いだす。
「感動」という言葉では足りなくて、ちょっともどかしい。言葉のとおり、感情が「動く」感じ。英語でも感動的なことをmovingとかtouchingって言うから、まさに心が動くとか心に触れる感覚。それもちょっとどころか、いきなり深いところを鷲づかみにされてぐらぐらと揺り動かされる感じ。そのとき駆け抜ける感覚をどう言ったらいいのか。その日私は2階席の4列目にいた。舞台から離れていてもそういう衝撃って何者にも邪魔されずダイレクトに受けるものなのね。不意打ちをくらってそのまま扉を開かされたというか。
カーテンコールで目をうるませていたら、隣にいた友人も同じ目をしていた。今見た舞台が「何」って表現できないけど、とにかく凄かったことを頷いて確認しあった。一体何を見ちゃったんだろう。一体これまで何故この存在に気づかなかったんだろう。と気持ちはごちゃ混ぜだった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◆ ◇ ◇ ◇ ◇ ◆ ◇ ◇ ◇ ◇ ◆ ◇ ◇ ◇ ◇ ◆ ◇ ◇ ◇ ◇
貴族のアルブレヒトが純粋にジゼルに恋していたことは見ていて明らかだった。ただの戯れなんかじゃなくて、ジゼルといるのが幸せで、身分を偽ってでもただ一緒にいたくて、そこには嘘はなかったと思う。おままごとみたいな恋。アルブレヒトも、どうせ結ばれないとか、後ろ向きなことは思ってないし、罪の意識を持ってるわけでもなさそうだった。冷静に見れば能天気か或いは思慮に欠けるようにも思えるけど、「恋するアルブレヒト」にはジゼルを慈しんでいたいという気持ちだけ。それで若さゆえに分別のない行動に走っちゃったと思えるから、ルジが40過ぎとは思えませんでしたよ。
ジゼルがバチルドに憧れて衝動的にとる仕草(シェスタコワは確かドレスの裾をそっと触っていた)は控えめな村娘という粋を出すぎずとっても合っていたと記憶している。ジゼルによってはドレスに頬ずりするバージョンもあるけど、ちょっとやりすぎでは。媚を売ってるみたいで好きじゃないな。
アルブレヒトの裏切りを知ったシェスタコワのジゼルは、ショックのあまり壊れてしまった自分をどうすることもできなくて、(目がイッてた) 絶望の果てに弱かった心臓がついに動きを止めてしまった、という、見ていて痛々しいものでした。それまで疑うことを知らず、多分初恋に近いアルブレヒトと心を通わせていたジゼルにとって、天と地がひっくり返るほどの悪夢だったのだろうと思う。哀れむと同時に、一番嘆いているジゼルの母の気持ちを思うと胸がしくしく痛んだ。
こんなことになった張本人のアルブレヒトはといえば、気が狂ったようなジゼルを見てもはじめよく事態を飲み込めていないようだったけど、動揺するうちにジゼルが絶命。ハンスに八つ当たりするのは本来(の年齢からしても、貴族という設定を考えても)大人気ないとは思うけど、こんな非常事態、取り乱さずにおれようか。ばかばか~!お前がばらしたせいで~!と言いたくもなる。
ジゼルを永遠に失ったという、事の重大さに我に返り慟哭するけれど、母親に拒絶されてこの腕に抱くことはできない。彼もまた絶望のうちにその場を去らざるを得なかったのだろう。その場には彼の居場所はなかった。悲しみを引きずった彼が見ていて居たたまれず、哀れだった。(舞台を去った、よね?確か)
◇ ◇ ◇ ◆ ◇ ◇ ◇
ジゼルの墓前に花を携えて登場。あぁ、ここに来るまでに泣き腫らしたの?涙が枯れるまで泣いたんだろうなぁ。つらくて重くふさがった気持ちがこっちまで伝わってくるよ。足取りも重く、なのに壮絶なまでに美しい姿。空気がぴーんと張り詰めて、青く透き通った哀しみが充満している。
アルブレヒトの心はすでに死んでしまって、ぽっかりと空虚な穴が開いた心を埋めようともせず、無防備に座り込む。うつろな目を空に向け、悔やんでも仕方のないことを考えているのか。
ジゼルが現れてもすぐに気がつかない。気配に気づいて辺りを見回し、夢遊病者のようにその姿をつかもうとする。やっとジゼルを見つけ、そっと彼女を支えてみる。
ジゼルだ...。
泣きそうになりながらも静かに幸福感が甦ってくる。ジゼルを支えるその手は限りなく優しい。実態のないほど軽い軽いジゼルを慈しむように、静かに愛を囁いているように。
罪のないハンスは可哀相に、(あとから来たのに、先に)「規定どおり」ウィリー達によって湖に沈められてしまう。なんかとばっちりだ~。冷酷な掟を実行するミルタとウィリー達。とても無垢な乙女だった者の行為とは思えず、よほど生に対する未練と恨みが深いのね。ド迫力でした。特に無情を絵に描いたミルタのステパノワが。
そんな場面を見せられて、あぁ、いよいよアルブレヒトの番。ジゼルはアルブレヒトに対して憾む気持ちがなくて、純粋なときのまま、彼を助けてほしいと懇願する。僕のジゼル!と叫んだかどうか、そんなジゼルの姿に感動しただろう。アルブレヒトの願いは、ただこのままジゼルと二人で踊っていたかっただけ。ミルタにやみくもに踊らされている姿が、本当に操られているようだった。それでいて美しい。 今思うと、ジゼルと二人でいられるならこのまま踊り狂わされてもいい、という心の叫びだったとも思える。 ジゼルはただ助けたい一心だっただろう。もしアルブレヒトが死んだって、自分と同じ世界ではいられないのだから。(彼は無垢な乙女じゃないし ^ ^;)
このあとアルブレヒトは、生きたままずっとジゼルを失い傷ついた心を抱えていかなきゃならない。二度もジゼルを失った彼は生き残れて良かったのかどうか。思い出にしていけるのかな。ジゼルの慈愛に包まれて、生きていくことを決心したようにも見えたので、救いようのないエンディングではなかったけれども。
それでも本当にジゼルを失ってしまったことを理解したときに、腕から零れ落ちる百合の花が「この手から離れていったジゼル」であり、「死んでしまったジゼルの象徴」であることに、耐え難い現実を見てイヤイヤと首を振る。ジゼルの墓にすがって、夢で会いたい...と懇願したのかもしれない。
◇ ◇ ◇ ◇ ◆ ◇ ◇ ◇ ◇ ◆ ◇ ◇ ◇ ◇ ◆ ◇ ◇ ◇ ◇ ◆ ◇ ◇ ◇ ◇
カーテンコール。ルジマトフとシェスタコワはずっとずっと愛し合うアルブレヒトとジゼルだった。手を取り合い、静かにうっとりと寄り添う二人に賞賛の嵐・嵐...。
シェスタコワとの愛に溢れた世界に感動したものの、それがどんなだったか、もはや細かいことは覚えていない。 とにかく二人でいる姿が美しく、優雅で切なくて、極限の静寂みたいなものを感じた。散ってゆく儚いジゼルと、深い自責の念とジゼルを慈しむ愛情とがないまぜになったアルブレヒトが紡ぎあう、穢れのない愛がそこにはあった。
見終わっても増幅するエネルギーをはじめ消化しきれないでいた。日が経つごとに忘れるどころか鮮明になり、より具現化され最後に浄化して記憶にとどまる。 ...なんて大きな波動を放つ人だろう。
これが忘れられない舞台ってことなのか。たった一回のステージでもうすでに心酔したことを自覚し、他の彼も見なくては、と警報のように脳の深部から指令がでておりました。
何度も無意識に思い出しては浸り、その都度じわ~と感動できるなんてそうそうあることじゃないですから。
カリスマと呼ばれる存在がどういうことか、本物がどういうものなのか。ルジマートフとは、全てに於いてレベルの違いを見せ付けてくれた人です。
舞台で美しい世界を創り出すこと。厳しいまでの美しさ。それに必要な鍛錬の上に成り立つ究極の美と美意識。より高みへ、より極みへと、自分自身を引き上げる底知れぬ実力。驕らず甘んじず常に進化しつづける健全な心の持ち主という、人間として尊敬に値する人です。加えて窒息させるようなフェロモン満載なのがたまらないのですが。(完全なツボ)
神を信じる人たちが我が身を捧げようとするのも今は理解できる。というか、捧げたいのですけど...。
□□□ □□□
光藍社さんのキャッチコピーじゃないけど、『本物は美しい…』
枯れることのないルジの貪欲な情熱の泉は、幾重もの水脈から満々と湛えられ、
いつもピュアな水で満たされている。
その泉からいくら汲み上げても溢れる魂の叫びをずっと聞かせてほしい。
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