Cafe  Worldillia

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Keep on lovin' you

Keep on lovin' you


13333番を踏んでいただいたりんりん♪さんに、「sheep~song of teenage love soulder~」のリクエストを頂きました。
歌詞通り「真夜中にしたためた」のでだいぶイタイです。できたころには明け方だったけど。(どうでもいいです)
相変わらずの駄文お許し下さい…。
もしよろしければ管理人まで感想等お願いします。


「好きだよ」








あ~あ。

君の前じゃなかったら、いくらだって言えるのに。


「僕が守ってあげる」

「愛してる」


ほら、スラスラ口から出てくる。

なのに何で、君がいると言えないんだろうなあ…。



君を好きになって もうどれくらい経つんだろ。


たった四文字、「ス キ ダ ヨ」って、それだけ言うのに、僕は一体何万年かかるんだ?


ほら、また季節が変わってく

いくつもの季節を君のそばで過ごしてきたのに

何でも話す仲なのに ひとつだけ…。どうしても言えないこの想い。

隠すのにも一苦労だよ。

季節を越えるたびにほら、またちょっと小さくなってる。僕の勇気。


口に出そうとするたびに後退りする気持ちと、さらに募っていく想い。

たった一言、それが言えればどれだけ楽か…



「君が好きだよ」


一言なのにな…。










手紙だって書いてみた。

人生で1番頭使ったんじゃないかな?

夜中に頭掻きながら、テレビで聞くような甘いセリフ並べて。

こんなコト、あのドラマの主人公みたいにカッコよく言えたら、きっと世界中の女の子を惚れさせられるよ!



世界中の女の子の前では言えても、君の前じゃ言えないんだよなぁ…。











いつかは君に伝えなきゃって思ってる。

それはわかってるんだけど…

どこかで恐がってる自分がいる。あと1歩が踏み出せない自分がいる。

テキトーに言い訳繕って、逃げ道探してる自分が…いる。

「今まで築いてきたもの壊すのが恐い」だなんて…言い訳以外の何物でもないよな?

ダメな男だよ、自分でも思う。

わかってるよ、伝えなきゃいけないことだって。


だから

この足が踏ん張れるうちに、僕の勇気が擦り減って無くなる前に、伝えなきゃ。



「俺も男だ、戦場に行くんだ!」


無駄に気合入れてみる。




臆病な心の波に流されないように、足に力を込める。

よし、揺らがないぞ。いける。

前に、進むんだ。







もう伝えなきゃ。


「当たって砕けろ」ってやつだ!!













もう後退りする気持ちなんてこれっぽっちも無い。


君に言いたいことがあるんだ。



何度も何度も言いかけて、その度に言葉飲みこんで、

でも、ずっとずっと言いたかったセリフがあるんだ。



「君が好き」


鏡の前なら何度だって言えたのに、君と居るととてもカッコ良くなんて言えなかったけど、



はっきり伝えられた。


なんだ、俺、なかなかやるじゃん。








そして君は



僕に微笑みかけてくれた。





ずっと逃げてた自分が馬鹿馬鹿しくて、君の笑顔が僕一人に向けられていることがとにかく嬉しくて

にやけた顔見せるなんてカッコ悪いし

今はとにかく抱きしめたい




「君が好きだよ」



いつか練習した甘いセリフも…言えるように頑張るよ。








君が、好き。


心から。
―END―







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