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今日は卒業式であった。卒業生を送り出すのは、10年前に中学校に異動して3回目。今回は担任だけでなく学年主任でもあった。でも、式が近づいてもいつもより実感が湧かない。なぜだろう。
一つは、余りにも慌ただしいから。前任校は卒業直前は午前で生徒を帰して午後に仕事ができた。でも今年は直前まで午後まで生徒を拘束しているので、休日出勤で仕事をこなすしかなかった。
もう一つは、全体的に生徒がまだまだ幼稚であること。達成感よりもやり残した感が強い。「教師が気づかないところで君たちそんなに成長していたのか・・・」という感慨がほとんど無い。
卒業証書授与、1組から始まって、うちのクラス(3組)の最後から二番目の生徒までは完璧だった。練習よりも返事の声が出ている。礼法もきちんと守っている。そしてうちのクラスの最後の生徒の番。受けねらいのふざけた返事である。張りつめた会場の空気が乱れる。一部はやし立てる生徒の声あり。一瞬にして感動の気持ちは吹っ飛んでしまった。
まあ、予想の範囲ではあるが、腹が立った。
その一点をのぞいては、とても良い式であった。今の学校に赴任して4回経験した卒業式の中で一番である。
5年後今よりも成長した彼らの姿を期待して待つしかない。
前任校の卒業生の活躍 2017.07.07
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