イルカみたいに生きてみよう~心の力を抜いて楽しく生きていきませんか

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2024年10月28日
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カテゴリ: 誘水日記



ぼくは10月に引っ越しをしているので、
選挙権がないのかと思っていたが、
旧住所の甲州市民として参加することができた。

たかが一票だが、
自分の意思を表示する大事な機会だから、
きちんと票を投ずることができて良かった。

今回、
体も動かず、言葉も出ない人が、

鳥取の女性だ。

どうやって意思表示をするのだと不思議に思うが、
彼女は、
障がいある人が語り合える指談という手法を自ら学び、
地域で広めている人で、
その手法を使って投票することができたのだそうだ。

彼女の身内に障がい者がいたかどうかは忘れたが、
その情熱、行動力には頭が下がる。

彼女の知り合いに重度の障がい者がいて、
その方が指談で投票することができた。

どうやったのか。


そしたら、
選挙管理委員会の人に、
障がい者の人が指で書く〇と×を読み取れるように、
レクチャーをしたのだそうだ。

指談は、

自分の手のひらに、
〇か×かで意志表示をしてもらうのが基本。

イエスかノーで答えられえる質問をする。
「お腹がすいていますか?」
イエスなら〇を、ノーなら×を書く。

ほんのわずかな動きだが、
練習するうちに、
わかるようになる。

この方法を投票でも使った。
〇×よりももっと簡単でいいと思う。

立候補者の名前を伝え、
投票したい人の名前を言ったときに、
指でイエスの意思表示をすればいい。

指を動かすだけでもいい。

何人かの読み取り手がいて、
何度か繰り返せば、
正確に意志がわかるはずだ。

どうやったのかはよくわからないが、
すごいことだと思う。

障がい者、特に重度の障害があると、
言葉も意志もないと思われてしまう。
だれに投票するかという意志決定などできないと決めつけられる。
しかし、
福祉政策など、
彼らは当事者だ。

彼らの意志を大切にするのが、
本当の民主主義だろう。

しかし、
彼らの意志を確認する方法がなかった。

その道を、
彼女は切り拓いたのだ。

簡単に「わかりました」と言ってもらったわけではないだろう。

何度も何度も説明して、
やっとわかってもらって、
快挙にこぎつけた。

地方に住む無名の主婦が、
自分の信念を貫いた結果の、
まさにハチドリの一滴であり、
アリの一穴だ。

ぼくは、
彼女にノーベル平和賞を授与したいよ。






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Last updated  2024年10月28日 18時01分22秒
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