ぷーたろ本舗

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旅日記   讃岐うどんの旅


(といっても、団体ツアーじゃないけど・・・)
山陽自動車道から、瀬戸大橋を通り、午前11時前に坂出市に到着。
まずは、ここ坂出市にある 日の出製麺所 を訪れることにした。どうやら、開店前に着いてしまったらしく、私達の他に、お客さんが3組くらいしかいない・・・並ばずに食べられそうで、すごいラッキーだ!
それにしても、ここの女将さんは、すらりと背の高い、桐嶋かれん似のものすごい美女である。こんな寂れた商店街の製麺所にこれだけの美人がいるっていうだけで、驚いてしまったが、うどん一杯(小)100円という安さにも、驚いてしまった。
メニューは、暖かいうどんと、冷たいうどん、そしてかま玉のみ。
あとは、テーブルにセッティングされている、冷たいダシと暖かい汁の好きなほうを選んでかけ、トッピングのねぎや生姜も、テーブルに、ドーンとまるごと置いてある物を自分でハサミで切ったり、すりおろして食べる。これも初体験の私達には驚きだった。(その他、ちくわの天ぷらも、テーブルに置いてあった・・・)
ちなみに私は、冷たいうどんに冷たいダシ、ねぎと生姜のトッピング、連れ合いは暖かいうどんに温かいダシ、ちくわ天で頂いたが、肝心のうどんの味はというと・・・、麺は茹でたてでつやつや、おまけに、しゃきっと腰のある、なかなか美味なうどんだった。これで100円は申し訳ないような気がする・・・。東京だったら800円くらい取られるに違いない。きっと、製麺所だからこそ、この値段で出来るのだろう。
そして、2軒目のうどんを食べようと、一路、高松市へ!
ここで、あの有名な、
るみこおばあちゃんのうどん を食べようと思っていたが、場所が見当たらない!看板もなければ、店らしいものもない・・・そんなこんなで迷っているうちに、12時の閉店の時間になってしまった・・・。
仕方ないので、他のうどん屋をあたることにした。
2軒目は、田んぼの真ん中という、これまた判りにくい場所にある
穴吹製麺所 だ。

穴吹製麺所


ここは、日の出製麺所より、もっと驚きのうどん屋だ。
まず、店に入って席についても、誰もメニューを聞いてきてくれない・・・。
仕方ないので、隣でうどんを食べていた若いお兄さんに、注文の仕方を聞くと、直接、自分が調理場に入って注文を伝えるのだという。
ここも、テーブルの上に麺つゆの鍋が乗っているのだが、その鍋のでかさがすごい・・・。この大雑把さは、何だか、田舎のばあちゃんの家に遊びに行って、ばあちゃんから「うどん作ってあっから、勝手によそって食べな!」って言われているような感じなのだ。
おまけに、テーブルの中央には、発泡スチロールの巨大な箱が・・・。
恐る恐る中身を見てみると、大量の丸天が入っている・・・。
これを一つ頂いて、うどんに乗せて食べる。汁はいりこダシで、四国特有の感じがしたが、しかし、だしがぬるい・・・。でも、うどんと丸天のうまさで、あまり気にならない感じがした。こういう店が成り立つっていうのは、きっと、讃岐人の大らかさを表しているんだろうな・・・っていう気がする。
(大阪人だったら、むちゃくちゃ言うわな・・・。)

そして、性懲りもなく、立て続けに3件目に向かう。
2件とも製麺所タイプのうどんやだったので、今度はセルフタイプの店、
真打亭 に行ってみた。
ここでは、老若男女問わず、皆、ざるうどんを注文している。
きっと、これが目玉なんだろうと思い、私も同じ物を注文。ついでに、おでんも美味しそうだったので、これも追加した。


真打亭のうどん

麺は、どちらかというと・・・先ほどの穴吹製麺所とほとんど同じような、あまりこしがなく、柔らかい、関東人も大好き!っていう感じのうどんだ。
(しかし、ここの麺、穴吹製麺所が納めていたっていったら、笑えるわな・・・)
値段は、2人前とおでんで、800円くらいだったような気がするが、前の2件が激安だったので、非常に高くついたような錯覚におちいってしまった。
でも、よく考えたら、ここも安いよね・・・。

その後、少々腹いっぱいになってしまったので、腹ごなしに屋島に向かう。
ここは、源平合戦の戦場になった場所でも有名で、安徳天皇も滞在していたこともあるという。

屋島

また、高松に行ったら、ぜひ行ってもらいたい場所が、
栗林公園 だ。
ここの公園は裏の山も含まれているので、他の公園とは規模、美しさともに段違いだ。(日本三庭園と言われている、
岡山の後楽園 よりも、はっきり言って、ずっとすごい!)

栗林公園

うどんはもちろん、観光も楽しめて、明るく大らかな人々の住む讃岐・・・。
ちょっとやみつきになりそうである。
(ここに住んでいたら、きっと、毎日、うどん三昧だろうな~。)



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